海上自衛隊の主な装備
主な艦艇
護衛艦 
護衛艦 海上自衛隊の主力であり、汎用護衛艦(DD)、ミサイル護衛艦(DDG)、ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)、小型護衛艦(DE)に分けられる。
ミサイル護衛艦は、長射程の対空ミサイルを装備し、イージスシステムを搭載した「こんごう」型は4隻、最新の「あたご」型は2隻が配備されている。
ヘリコプター搭載護衛艦は、対潜哨戒ヘリを3機以上搭載できる対潜艦である。
最新の「いずも」「ひゅうが」型は、全通甲板を持つヘリ空母タイプの大型艦である。
汎用護衛艦は、艦砲と対艦ミサイル、自衛用の対空ミサイルなどを搭載している。
主な艦載兵器はこちら
機動運用部隊
第1護衛隊群(司令部:横須賀基地)
第1護衛隊(司令部:横須賀基地) DDH-183「いずも」DDG-171「はたかぜ」DD-101「むらさめ」DD-107「いかづち」
第5護衛隊(司令部:佐世保基地) DDG-173「こんごう」DD-108「あけぼの」DD-109「ありあけ」DD-115「あきづき」
第2護衛隊群(司令部:佐世保基地)
第2護衛隊(司令部:佐世保基地) DDH-182「いせ」DDG-178「あしがら」DD-102「はるさめ」DD-119「あさひ」
第6護衛隊(司令部:横須賀基地) DDG-174「きりしま」DD-110「たかなみ」DD-111「おおなみ」DD-116「てるづき」
第3護衛隊群(司令部:舞鶴基地)
第3護衛隊(司令部:大湊基地) DDH-181「ひゅうが」DDG-175「みょうこう」DDG-177「あたご」DD-118「ふゆづき」
第7護衛隊(司令部:舞鶴基地) DD-103「ゆうだち」DD-112「まきなみ」DD-114「すずなみ」DD-156「せとぎり
第4護衛隊群(司令部:呉基地)
第4護衛隊(司令部:呉基地) DDH-184「かが」DD-105「いなづま」DD-106「さみだれ」DD-113「さざなみ」
第8護衛隊(司令部:佐世保基地) DDG-172「しまかぜ」DDG-176「ちょうかい」DD-104「きりさめ」DD-117「すずつき」
地方配備部隊
第11護衛隊(横須賀基地) DD-152「やまぎり」DD-153「ゆうぎり」DD-154「あまぎり」
第12護衛隊(呉基地) DD-158「うみぎり」DE-229「あぶくま」DE-234「とね」
第13護衛隊(佐世保基地) DD-132「あさゆき」DD-157「さわぎり」DE-230「じんつう
第14護衛隊(舞鶴基地) DD-130「まつゆき」DD-151「あさぎり」DE-232「せんだい」
第15護衛隊(大湊基地) DD-155「はまぎり」DE-231「おおよど」DE-233「ちくま
潜水艦 
潜水艦 潜水艦(SS)は、海中に潜航できる艦である。魚雷や対艦ミサイルを搭載している。
日本は、原子力潜水艦を保有しておらず、通常動力潜水艦しか保有していない。
ディーゼル潜水艦は、浮上航行時にはディーゼル機関を回して航行しながら電池に充電し、潜航時には、シュノーケルを使っての航行も可能だが、電池によりモーターを駆動させて航行できる。
最新型の「そうりゅう」は、海上自衛隊初のスターリング発電機による非大気依存推進(AIP)潜水艦であり、3週間程度の連続潜航が可能となる。
潜水艦隊司令部(横須賀基地船越地区)
第1潜水隊群(呉基地)
直轄艦 潜水艦救難艦「ちはや」ASR-403
第1潜水隊 SS-507「じんりゅう」SS-593「まきしお」SS-594「いそしお」
第3潜水隊 SS-504「けんりゅう」SS-596「くろしお」SS-600「もちしお」
第5潜水隊 SS-501「そうりゅう」SS-502「うんりゅう」SS-503「はくりゅう」SS-508「せきりゅう」
呉潜水艦基地隊
第2潜水隊群(横須賀基地楠ケ浦地区)
直轄艦 潜水艦救難母艦 「ちよだ」AS-405
第2潜水隊 SS-592「うずしお」SS-595「なるしお」SS-597「たかしお」
第4潜水隊 SS-505「ずいりゅう」SS-506「こくりゅう」SS-598「やえしお」SS-599「せとしお」
横須賀潜水艦基地隊 
潜水艦隊直轄部隊
第1練習潜水隊(呉基地) TSS-3608「おやしお」TSS-3609「みちしお」
掃海艇 
掃海艇 掃海艇(MSC)は機雷を掃海する小型の艦艇である。従来、船体は木造であったが、最新型のえのしま型掃海艇は、繊維強化プラスチック(FRP)製となっている。
掃海管制艇(MCL)は、無人自航式の大型掃海具を誘導管制するもので、無人の掃海具は水深の浅い海面でも自由に航行できるほか、より危険度の高い海域での掃海にも使用できるメリットがある。掃海母艦(MST)は、掃海艇の母艦機能と機雷敷設艦の機能を持つ。掃海ヘリコプターを搭載している。
掃海隊群(横須賀基地船越地区)
第1掃海隊(横須賀基地) 掃海母艦「うらが」MST-463 掃海艦「はちじょう」MSO-303 
掃海艇「はつしま」MSC-606
第2掃海隊(佐世保基地) 掃海艇「ひらしま」MSC-601 「やくしま」MSC-602「たかしま」MSC-603
第3掃海隊(呉基地) 掃海母艦「ぶんご」MST-464
掃海艇「いずしま」MSC-687「あいしま」MSC-688、「みやじま」MSC-690
第101掃海隊(呉基地) 掃海管制艇「まえじま」MCL-729「くめじま」MCL-730
横須賀地方隊
第41掃海隊 掃海艇「えのしま」MSC-604 「ちちじま」MSC-605
大湊地方隊 函館基地隊
第45掃海隊 掃海艇「ゆげしま」MSC-679 「ながしま」MSC-680
舞鶴地方隊
第44掃海隊 掃海艇「すがしま」MSC-681 「のとじま」MSC-682
呉地方隊 阪神基地隊
第42掃海隊 掃海艇「つのしま」MSC-683 「なおしま」MSC-684
佐世保地方隊 下関基地隊
第43掃海隊 掃海艇「とよしま」MSC-685 「うくしま」MSC-686
佐世保地方隊 沖縄基地隊
第46掃海隊 掃海艇「あおしま」MSC-689 「ししじま」MSC-691 「くろしま」MSC-692
ミサイル艇 
ミサイル艇(PG)は、対艦ミサイルを搭載した小型の艦艇である。
艦砲も持っているが、あまり大口径のものは搭載できないのは仕方がないところである。
あまり外洋での活動には向いていないので沿岸での活動が主である。
はやぶさ型ミサイル艇は、ウォータージェット推進により、最高44ノットと高速航行が可能であるばかりか、90式艦対艦誘導弾、76ミリ砲を装備していて対艦攻撃力は護衛艦並みである。ただし、対潜兵器は持っていない。
余市防備隊(北海道余市町)
第1ミサイル艇隊 PG-825「わかたか」PG-825「くまたか」
舞鶴警備隊
第2ミサイル艇隊 PG-824「はやぶさ」PG-828「うみたか
佐世保警備隊
第3ミサイル艇隊 PG-826「おおたか」PG-829「しらたか」
 輸送艦
輸送艦(LST)は地上部隊を海路で輸送するための艦艇である。
「おおすみ」型は、エアクッション艇を2隻搭載していて、港以外の地点にでも部隊を上陸させられるが、他の輸送艦は基本的に接岸できる地点でないと部隊を上陸させられない。
既に現行のLSTは「おおすみ」型のみとなっているが、LCU(輸送艇)としては、輸送艇1号型2隻が運用中である。
 掃海隊群(横須賀基地船越地区)
第1輸送隊
(呉基地)
輸送艦「おおすみ」LST-4001「しもきた」LST-4002「くにさき」LST-4003
第1エアクッション艇隊LCAC-2101〜2106(呉基地)
練習艦 
練習艦(TV)は、練習艦隊に配属されて、乗組員の練習に使用される。
基本的に護衛艦や潜水艦が現役を引退して練習艦に所属を変更する場合が多いが、「かしま」は最初から練習艦として建造されている。
:現在では、「はつゆき」型護衛艦が練習艦に種別変更されて使用されている。
練習艦隊司令部(呉基地)
直轄艦 TV 3508「かしま」
第1練習隊 TV 3513「しまゆき」 TV 3518「せとゆき」 TV 3519「やまゆき」
 補給艦
補給艦 補給艦(AOE)とは、他の艦船に対して燃料や武器弾薬を補給するための海軍の艦艇のことである。
兵站面において、長期間の艦隊行動を支える重要な艦船である。大量の補給物資を搭載するための大型の艦船であり、物資搭載・移送のためのクレーンなどを装備している。
護衛艦隊直轄部隊 
第1海上補給隊  AOE-422「とわだ」AOE-423「ときわ」AOE-424「はまな」AOE-425「ましゅう」AOE-426「おうみ」
支援艦艇 
ATS4202「くろべ」 ここでいう支援艦艇は、訓練支援艦(ATS)、多用途支援艦(AMS)、海洋観測艦(AGS)、音響測定艦(AOS)、砕氷艦(AGB)、敷設艦(ARC)、潜水艦救難艦(ASR)、潜水艦救難母艦(AS)、試験艦(ASE)、特務艇(ASY)など多種に渡っている。
基本的には直接戦闘に参加することはない性格の艦艇であるが、重要な役割を担っている艦種なのである。
護衛艦隊直轄部隊
第1海上訓練支援隊 訓練支援艦ATS-4202「くろべ」 ATS-4203「てんりゅう
 各地方隊直轄部隊
舞鶴地方隊(舞鶴基地) 他用途支援艦「ひうち」AMS-4301
大湊地方隊(大湊基地) 他用途支援艦「すおう」AMS-4302
佐世保地方隊(佐世保基地) 他用途支援艦「あまくさ」AMS-4303
呉地方隊(佐伯基地) 他用途支援艦「げんかい」AMS-4304
横須賀地方隊(横須賀基地) 他用途支援艦「えんしゅう」AMS-4305
海洋業務・対潜支援群司令部(横須賀基地船越地区)
第1海洋観測隊 海洋観測艦「わかさ」AGS-5104 「にちなん」 AGS-5105 「しょうなん」AGS-5106
第1音響観測隊 音響測定艦「ひびき」AOS-5201 「はりま」AOS-5202
直轄艦 敷設艦「むろと」ARC-483
開発隊群司令部(船越地区)
直轄艦艇 試験艦「あすか」ASE-6102
主な航空機
対潜哨戒機
 哨戒機
哨戒機は、潜水艦に対抗するため、広い海域を探査の対象とし、発見した潜水艦の追尾を行い、味方艦隊や攻撃機への目標指示を行うための機体である。さらに最近では対艦任務、海洋監視、捜索救難支援などを兼務するようになって、対潜水艦戦闘に加えて、対艦攻撃力も備えているのが一般的となっている。
哨戒機には、固定翼機と回転翼機(ヘリ)の2種類がある。
誘導魚雷・爆雷・対艦ミサイルなどを主兵装とする。潜水艦探索用としてソノブイ投下装置、レーダー、MAD (磁気探知装置) 、ヘリコプターの場合はディッピングソナーを搭載しているのが一般的である。
現在、運用されている哨戒機は、P-1、P-3C、SH-60J、SH-60Kである。
救難機
救難機
救難機は、海難事故が発生した際に救助活動を行うために開発された機体である。
そのため捜索、通信、収容に必要な機材が搭載されている。
また水上に着水、あるいは空中で待機する必要があるので、飛行艇かヘリコプターがよく用いられる。
現在、運用されている救難機は、US-1A、US-2、SH-60Jである。
輸送機
輸送機
輸送機は、人員等を輸送するための機体であり、旅客機を流用して使用することもある。
大型輸送機の場合は、戦車等の重車両を輸送できるものもある。
これまでYS-11Mを使用していましたが、これらの老朽化により、新たにC-130Rが導入されている。また掃海・輸送ヘリコプターとして、MH-53E、MCH-101 が運用中である。 
多用機
多用機
多用機は、物資輸送、救難、連絡、その他各種支援など、多目的に使用できる機体のことを意味します。
多用機として、固定翼機ではEP-3、OP-3C、UP-3C、UP-3D、U-36A、LC-90、回転翼機としては、CH-101が運用されています。
練習機
練習機は、文字通り練習のための機体です。
教育航空隊に配属されて、海上自衛隊パイロット養成のために活躍しています。
令和1年7月27-28日に「かが」が伏木港に寄港した時の記事はこちらです。 
平成30年7月28-29日に「ひゅうが」が伏木港に寄港した時の記事はこちらです。 
平成30年7月16日に「すがしま」が富山新港に寄港した時の記事はこちらです。 
平成30年6月16日に「とわだ」が伏木港に寄港した時の記事はこちらです。 
平成29年7月29日に「おおなみ」が伏木港に寄港した時の記事はこちらです。 
平成28年7月22日に「いせ」「みょうこう」「せとぎり」が伏木港に寄港したときの記事はこちらです。  
平成28年7月16日に「ひうち」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。 
平成26年8月3日に「しらね」が伏木港に寄港したときの記事はこちらです。 
平成25年8月4日に「ちくま」が伏木港に寄港したときの記事はこちらです。 
平成25年6月29日に「はやぶさ」と「うみたか」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。 
平成24年6月10日に「じんつう」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。 
平成22年8月1日に「しまかぜ」と「はやぶさ」が伏木港に寄港したときの記事はこちらです。
平成22年5月22日に「うみたか」と「ひうち」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。
平成21年2月20日に舞鶴基地を訪れたときの記事はこちらです。
平成20年5月11日に「じんつう」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。
平成18年9月10日に砕氷艦「しらせ」が富山新港に寄港したときの記事はこちらです。
平成18年4月23日に舞鶴基地を訪れたときの記事はこちらです 
平成14年3月17日に「いなづま」が富山新港に訪れたときの記事はこちらです。
平成13年8月5日に「あぶくま」が伏木港に訪れたときの記事はこちらです。