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「かが」DDH-184 |
平成31年7月27日~28日に伏木港万葉埠頭に護衛艦「かが」が来港して、艦内の一般公開が実施されました。
護衛艦「かが」DDH-184は、海上自衛隊のいずも型護衛艦の2番艦で、第4護衛隊群第4護衛隊に所属し、定係港は呉となっています。
基準排水量は、19,500トンと護衛艦としては最大で、事実上はヘリコプター母艦といえます。
「かが」は、しらね型護衛艦2番艦「くらま」の代替艦として計画され、23中期防に基づく平成24年度計画19,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦(24DDH)として、ジャパン
マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で2013年10月7日に起工され、2015年8月27日に命名・進水、2016年8月5日に公試開始となった。
2017年3月22日に就役し、第2護衛隊群(佐世保基地)に編成替えとなった「いせ」に替わり、第4護衛隊群第4護衛隊に編入されています。定係港は呉。同年7月14日から17日にかけて艦名ゆかりの石川県金沢港に寄港。15日の一般公開には15000人が来艦し、高い関心を集めています。なおこの際に招待客が昇降機の開口部から転落する事故を起こしたとして、2018年7月3日に業務上過失傷害の疑いで、当時の艦長と副長が書類送検されています。
2018年7月13日から7月20日まで平成30年7月豪雨を受けて、呉で被災者への入浴支援をおこなっています。
同年8月26日から10月30日まで行われるインド太平洋方面派遣訓練に護衛艦「いなづま」、「すずつき」とともに参加し、インド、インドネシア共和国、シンガポール共和国、スリランカ民主社会主義共和国、フィリピン共和国を訪問しました。
9月13日には南シナ海で潜水艦「くろしお」と合流し、対潜戦の訓練を実施した。
9月26日にはスマトラ島西方海空域において「いなづま」とともに南シナ海へ向かうイギリス海軍フリゲート艦「アーガイル」と日英共同訓練を実施した。
10月11日〜10月15日にかけてインド海軍との共同訓練「JIMEX 18」を実施した。
同月18日、訓練最後の寄港地となるシンガポールに入港しています。同月23日まで寄港し、シンガポール海軍と訓練を行う予定。
その後は再び南シナ海に入り、中国人民解放軍海軍の駆逐艦「蘭州」の追尾を受けつつ行動。米海軍補給艦「ペコス」から10月25日に、「いなづま」とともに海上給油を受けています。
2019年5月28日に海上自衛隊横須賀基地にて、来日中のドナルド・トランプ米大統領と安倍晋三首相が乗艦し視察を行っています。
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アイランドは巨大です |
本型の艦型は、ひゅうが型と同様、上甲板(第1甲板)を全通甲板とした遮浪甲板型ですが、同型と比して、基準排水量にして約6,000t、全長にして51m大型化しています。
現在海上自衛隊が保有している艦船(自衛艦)の中では最大の艦型となります。これは第二次世界大戦当時、旧日本海軍が運用した正規空母「飛龍」を基準排水量・全長とも上回り、大戦初中期のアメリカ海軍主力空母であったヨークタウン級航空母艦と同規模となります。
現代において同規模の艦にはイタリア海軍の軽空母「カヴール」、スペイン海軍の強襲揚陸艦兼軽空母「フアン・カルロス1世」があります。
ジェーン海軍年鑑など日本国外のメディアや、一部の国内メディア・軍事評論家は、「ヘリ空母(helicopter carrier)」や「空母級」あるいは「空母」そのものと分類しています。
上部構造物は5層からなっており、右舷側に寄せたアイランド方式を採用しています。2本の煙突も上部構造物と一体化され右舷側に寄せて設置してあります。2本の煙突の間には洋上での他艦に燃料を移すための、臨時燃料移送装置が備えられています。
艦橋後部には、航空管制室が備えられており飛行甲板を一望できます。艦橋前方には操舵室がありますが、この操舵室は護衛艦としては広さが十分ではないために航行関連機器がコンパクトにまとめられて配置されています。
上甲板(第1甲板)は、ほぼ全域にわたってヘリコプター甲板とされています。キャットウォークは、ひゅうが型では左舷側のみに設置されていたのに対し、本型では両舷に設けられた。第2甲板はギャラリデッキとされ、司令部区画や居住区画、医療区画などが設けられています。その下の格納庫は、ひゅうが型より1層多い3層分の高さを確保しており、第5甲板を底面としています。第6甲板が応急甲板とされており、これ以下のレベルに食堂、科員居住区、機械室や発電機室などが設けられています。乗員区画は2段ベッドとなっています。
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出入口 |
乗員以外にも余分に部屋が用意されており、全てのベッドを使用すると乗員以外に500人が宿泊できる。風呂は他の自衛艦艇同様に海水と淡水を分けて使用しており、出航中の浴槽は海水を使用する。食堂は3つあり、料理場を挟んで3つの区画から構成されています。
最も長い通路の距離は直線距離で200mを超える。
主船体内には第8甲板まで設けられており、また船底はダブル・ハルとされています。なおフィンスタビライザーは、ひゅうが型では2組装備されていたのに対し、本型では船体の大型化により安定性が向上したこともあり、1組とされています。ただし「かが」(24DDH)は開口部にRCSスクリーン(蓋)がついています。
主機関は、基本的にはひゅうが型と同様、ゼネラル・エレクトリック LM2500ガスタービンエンジンをCOGAG方式で2基ずつ4基、両舷2軸に配しています。ただし本型では、燃料制御方式を機械式から電子式に改めたLM2500IECが採用されたこともあり、単機出力は25,000馬力から28,000馬力に増強されています。機関は艦中央部の操縦室兼応急指揮所で操作されます。
主発電機は4基搭載されており、第1発電機室に1・2号主発電機を、また第2・3発電機室にそれぞれ3・4号主発電機が設置されています。原動機としてはゼネラル・エレクトリック
LM500-G07ガスタービンエンジンを用いており、単機出力3,400キロワットです。非常発電機は備えておらず、主発電機の運転区分により対応する。なお本型では、護衛艦として初めて線間電圧6,600ボルトの高圧配電方式を採用しており、従来の線間電圧440ボルトでの配電方式と比して電力ロスが低減されています。なお、艦載機の飛行後洗浄等のニーズもあって造水能力は高く、横形真空二段蒸発式造水装置3基により、毎日60トンの真水を製造できる。
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アイランドの前部にSeaRAMが搭載されています |
ひゅうが型は単艦での戦闘能力を持っていたが、いずも型は艦そのものの戦闘能力は低く抑えられており、ヘリコプターの運用に重点を置いた艦です。多機能レーダーやソナーは簡略化されており、武装も最低限の自衛火器を除いては搭載せず、対潜用の魚雷すらない。これは前型の時点ですでに艦本体が洋上を機動して対潜その他戦闘に従事するには限界の大きさ(第二次世界大戦期の重巡洋艦クラス)であり、それ以上の大きさとなる本型は艦隊中核のプラットフォームに徹する運用が想定されているからです。
すなわち単艦では運用せず、こんごう型やあたご型、あきづき型などの防空能力の高い護衛艦を伴った艦隊として運用することを前提としています。
C4Iシステムは、おおむねひゅうが型のものをもとに更新したものとなっています。戦闘指揮システムは、ひゅうが型のOYQ-10から武器管制機能を取り除いたOYQ-12であるが、基本的な構成は同一です。
ただし採用端末は、オープンアーキテクチャ(OA)化をより推し進めた新COTSコンピュータとされており、情報処理サブシステムOYX-1と称されています。
MOFシステムの端末も、ひゅうが型と同様の洋上ターミナル(MTA)が踏襲されています。これらを装備する戦闘指揮所(CIC)と旗艦用司令部作戦室(FIC)は、いずれもひゅうが型と同様、ギャラリデッキ(第2甲板)に設置されているが、より拡大され、指揮・統制能力を強化しています。また、同甲板には大画面モニターを複数そなえた多目的室が設けられており、統合任務部隊司令部(幕僚等100名規模)を設置できる。プレスセンター等としても使用できるように床下配線スペースがあり、非常用の医療区画としても使用できるように手術灯や簡易手術台となる机なども装備されています。
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SH-60K |
戦術データ・リンクとしては、ひゅうが型と同様にリンク 11とリンク 16に対応する。衛星通信装置としては、XバンドのNORA-1Cと広帯域用のNORA-7、KuバンドのNORQ-1を備えているほか、アメリカ海軍の通信衛星に接続するためのAN/USC-42も搭載しています。
本型の航空運用機能は、ひゅうが型のものをもとに、大幅に増強したものとなっています。
上記の通り、上甲板(第1甲板)は全通したヘリコプター甲板とされており、長さ245m×幅38mが確保されています。ひゅうが型の場合は長さ195m×幅33mであったことから、面積にして1.5倍に拡張されており、これに伴ってヘリコプター発着スポットは1つ増えて5つとなっています。艦首右舷側にも更に1個のスポットが設定されているが、こちらは発着用ではなく駐機用とされています。夜間でもヘリコプターが発着できるように、上甲板にはライトが埋め込まれています。
第3-5甲板を通じて設けられたハンガーは高さ7.2メートル、スライド方式の防火シャッターで前後の第1・第2格納庫に区分することができる。またハンガー後方には航空整備庫も設けられているが、ここは格納庫よりも更に1層分高くして、天井クレーンを設置しており、ローターやエンジンの取り外しも可能です。第1・第2格納庫および航空整備庫はあわせて長さ125m×幅21mを確保しています。
なお第1格納庫右舷前部、第2格納庫左舷後部には格納庫管制室が設けられています。
ヘリコプター甲板とハンガーを連絡するエレベータはひゅうが型と同じく前後に計2基を有するが、ひゅうが型では前後ともにインボード式であったのに対し、本型では後部エレベータを艦橋後方右舷のデッキサイド式としています。これはイタリア海軍の軽空母「カヴール」と同様の装備方式です。前部の第1エレベータは長さ13メートル×幅20メートル、後部の第2エレベータは長さ15メートル×幅14メートルであり耐荷重は30トンで電動油圧制御方式。デッキサイド式エレベータは、小型艦では波浪の影響が大きく、また、岸壁横付け時の障害となる恐れがある一方、エレベータの大きさ以上の大型機でも輸送可能というメリットがあります。第1エレベーター前部および格納庫最後尾にはクレーン車や牽引車を収納する車庫がある(艦首側が第1車庫、艦尾側が第2車庫)。作戦説明やミーティングに使用される搭乗員待機室は35名収容でき、大型モニターを使用して効率的な意思疎通が出来るように配慮されています。
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格納庫甲板は広大です。 |
本型は、もともと優れた航空運用能力を備えていることもあって、竣工以前より、固定翼機を搭載する可能性が取り沙汰されています。2013年7月14日には、艦載機としての配備・運用も視野にF-35Bの導入が検討している由、FNNが報じたが、小野寺五典防衛相は検討の事実を否定しています。
元自衛艦隊司令官の勝山拓海将は、本型は無改造でもF-35Bの発着艦・格納が可能であるとし、搭載機数としては、救難ヘリコプターおよび早期警戒ヘリコプターを加えて10機プラスアルファ程度と見積もる一方、艦首に大重量のソナーを備えることから、艦のバランスの問題上、スキージャンプ台の後付は困難であるため、戦闘行動半径や搭載量には相当な制約を伴うであろうと指摘しています。
飛行甲板について、軍事ジャーナリストの清谷信一は、V-22やF-35Bが離着艦時に噴出する高温の排気ガスに耐えられる処理がされていると主張しています。元自衛艦隊司令部幕僚長の内嶋修海将補も、基本的には現状のままで対応可能であろうとしているが、垂直着艦場所と発艦初動場所については、比較的長時間噴流を受けることになるため、更なる防熱加工が必要となる可能性を指摘しています。2010年代末になると、本格的な検討が着手されています。2016年12月12日の公募に基づき、2017年4月から2018年3月にかけて、「いずも」の建造業者であるジャパンマリンユナイテッドへの委託研究として「航空運用能力向上に係る調査研究」が実施され、無人航空機(UAV)2機種(MQ-8CおよびRQ-21A)とともにF-35Bも俎上に載せられました。このうちF-35Bについては、UAVとは異なり日米協同・統合運用を想定していたほか、整備用機材や補用品を搭載する諸室や兵装についても検討が及んでいます。
2017年12月25日には、将来的な本型での運用も視野に入れて、防衛省がF-35Bの導入を検討していることを共同通信が報じています。
その後の議論を経て、2018年12月18日に発表された平成31年度以降に係る防衛計画の大綱について(30大綱)では「戦闘機の運用の柔軟性を更に向上させるため、必要な場合には現有の艦艇からのSTOVL機の運用を可能とするよう、必要な措置を講ずる」とし、あわせて発表された31中期防では、必要な場合にSTOVL機を運用できるようにいずも型の改修を行う旨が明記されています。なお、改修後も同型が多機能の護衛艦として多様な任務に従事することや、憲法上保持し得ない装備品に関する従来の政府見解に変更がないことが確認されています。
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エレベータに乗り込みます |
上記のとおり、本型の搭載兵装は、ほぼ自衛用のものに限定されます。
多機能レーダーは、ひゅうが型で採用された国産のFCS-3から、ミサイル装備の省略に合わせてミサイル射撃指揮機能を省略して対空捜索と航空管制に用途特化したOPS-50を装備する。これはFCS-3の持つXバンドの追尾用アンテナ
(ICWI) を省略しており、Cバンドの捜索用アンテナのみ四方に向けて4セットを搭載する。このアンテナはアクティブ・フェイズドアレイ (AESA)
方式の固定式で、装備要領はひゅうが型と同様、アイランド前部に0度と270度を向いたもの、後部に90度と180度を向いたものを設置しています。また「かが」ではアンテナをブロック化し、背後から容易に整備できるように配慮したOPS-50Aに更新しています。
なお、潜望鏡探知等のために回転式のOPS-28対水上捜索レーダー1基も搭載されます。
武装としてはSeaRAMとファランクスCIWSを搭載しています。
SeaRAMはアメリカ海軍のインディペンデンス級沿海域戦闘艦に搭載されたものと同型で、ファランクス CIWS(高性能20mm機関砲)のM61
バルカンの替わりにRIM-116 RAMの11連装発射機を組み込んだ近接防空ミサイル・システムです。
最大射程は15km(ブロック2)と、ひゅうが型搭載のESSM個艦防空ミサイル(最大射程30-50km)に比べるとはるかに短射程である一方、対艦ミサイルへの近接防御という点に限れば、ひゅうが型よりも優れたものとなっています。SeaRAMが搭載されたのは、海上自衛隊ではいずも型が初となる。
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エレベーターが上昇します |
ソナーも、ひゅうが型では艦首のシリンドリカル・アレイと長大な側面アレイからなるOQQ-21が搭載されていたが、本型ではその側面アレイを省き、艦首アレイのみとしたOQQ-23とされています。これは、強力な自衛兵装を有するひゅうが型と異なり、本型がほぼ純粋な防護対象となることから、自らアクティブ対潜戦を展開する必要性は低く、最低限の対潜探知能力と対魚雷防御能力を有すれば良いと判断されたためとされています。
水雷装備としては、ひゅうが型で搭載されていたような対潜ミサイルも魚雷発射管も持たない。ただし対魚雷のソフトキル用として、投射型静止式ジャマー(FAJ)、自走式デコイ(MOD)が搭載されています。これらはいずれもひゅうが型では搭載されず、あきづき型(19DD)より制式化されたものです。
本型では、マルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化に対応するため、護衛艦としてだけでなく、下記のように輸送艦や病院船など様々な機能も付与されています。
輸送艦機能右舷中部には、軽車両に対応できる大型舷側歩板(幅4メートル強、耐荷重30トン弱)が設置されており、サイドランプとして機能する。舷側歩板は第5甲板のハンガーと連接していることから、その収容能力とあわせてRO-RO機能を備えています。なお船体開口部は高さ7メートル×幅4.5メートルです。居住区とあわせて、陸上自衛隊の人員400名と3
1/2tトラック50台の輸送が可能とされており、また、航空自衛隊のPAC-3 地対空ミサイル・システムの車両も収容可能であるが、戦車等の重車両の搭載は構造上不可能となっています。補給艦機能他艦艇への洋上給油能力(3,300kLの貨油・真水:汎用護衛艦3隻分)等を備えています。前部アイランドの01甲板にウィンチ等が装備されており、スパン・ワイヤ方式で洋上給油を行うことができる。ただし航空燃料の他艦への給油能力は持たない。病院船機能本型では、ましゅう型補給艦の医療システムをベースに、35床の入院設備を有しており、歯科治療から手術まで可能となっている他、集中治療室も備わっています。また多目的室も天井に手術灯を配置するなど臨時戦闘治療所として考慮されているほか、必要に応じて、おおすみ型輸送艦と同様、格納庫内に陸上自衛隊の野外手術システムなどを展開することにより、さらに医療機能を増強することができる。常に乗務するのは衛生士(看護師)のみであるが、災害派遣時などは48時間以内に医師を含む医療チームが配属され活動できるようになっています。
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飛行甲板にはアイランドがそびえたちます |
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災に対し、「ひゅうが」は被災地への物資輸送および被災者の入浴支援の為、年次検査を切り上げて、16日午後横須賀基地より三陸海岸沖に進出し、SH-60K哨戒ヘリコプター4機による支援活動を行い、ヘリコプターを生かした物資搬送能力は、人道支援にその実力を見せました。
2012年2月10日17時頃、宮古島の北東約110㎞を北西に航行する中国海軍江凱型フリゲート4隻「常州」、「銅陵」、「嘉興」、「連雲港」を発見する。
2013年6月10日から26日まで米国カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトンおよびサンクレメンテ島にて実施される米軍単独であった統合訓練「ドーン・ブリッツ13」に初めて参加しています。他に護衛艦「あたご」、輸送艦「しもきた」が、陸上自衛隊からは西部方面普通科連隊と西部方面航空隊ほか航空自衛隊航空総隊が参加した。「ドーン・ブリッツ13」実施中の6月14日には「ひゅうが」の飛行甲板に米国海兵隊のV-22オスプレイ垂直離着陸輸送機が初めて日本の艦艇に着艦しています。
2015年3月25日、編成替えにより第3護衛隊群第3護衛隊に編入され、定係港が舞鶴に転籍しています。
2015年8月18日から9月9日まで米国において実施された統合訓練「ドーン・ブリッツ15」に掃海隊群司令指揮の下、護衛艦「あしがら」、輸送艦「くにさき」とともに参加しました。
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飛行甲板上のSH-60K |
2016年4月に発生した熊本地震による被災地支援のため、八代海に展開し、物資の集積拠点やヘリの運用拠点としての機能を果たした。4月19日には輸送支援に当たっている在日米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイが着艦し艦上で水や食料、簡易トイレなどの救援物資を積み込み、南阿蘇村に空輸した。また、オスプレイへの燃料補給も行われています。
オスプレイとは結構縁があるようですね。
2016年6月10日から17日にかけて沖縄東方海域において実施される日米印共同訓練(マラバール2016)に参加し、その後、8月23日までの間、護衛艦「ちょうかい」とともにハワイ及び米国西海岸周辺海空域で実施される米国派遣訓練(RIMPAC
2016)に参加しました。
2017年1月22日及び23日にかけて舞鶴港内及び若狭湾北方海域においてロシア海軍太平洋艦隊所属のミサイル駆逐艦「アドミラル・トリブツ」、補給艦「ボリス・ブトマ」とともに日露捜索・救難共同訓練を実施しています。
2017年6月1日から6月3日にかけて日本海でアメリカ海軍の空母「カール・ヴィンソン」「ロナルド・レーガン」とその護衛艦隊、僚艦「あしがら」及び航空自衛隊F-15と共同訓練を実施しています。
2018年5月8日から5月24日にかけて輸送艦「しもきた」とともに九州西方海域、鹿児島県種子島及び同周辺海域において水陸機動団演習に参加する。陸上自衛隊からは水陸機動団、第1ヘリコプター団、西部方面航空隊等が参加しています。
就役から約1ヶ月後の2009年4月11日には一般公開され、8,200人が訪れています。この際、予定になかった艦載機用エレベーターに見学者を載せて昇降するデモンストレーションも行われた。
艦内には除籍された飛行不能なSH-60Jを1機(通称181号機)搭載していました。この機体は展示及び訓練(甲板上のマーシャリング等)に用いられており、一般公開時には飛行甲板上に展示されることが多いようです。今回の一般公開では格納庫に展示されていました。
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ここから艦内に入ります |
格納庫甲板に入りました |
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SH-60Kが展示してあります |
デッキサイド式後部エレベータ |
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SH-60Kの後部 |
エレベーターが降下してきました |
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昇降機に乗り込みます |
この昇降機は30tまでの荷重に耐えられます |
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格納庫甲板から飛行甲板までの高さはかなりのものです |
昇降機が上り始めます(クリックすると動画が始まる) |
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上甲板にあるアイランド型艦橋が全容を現しました |
これが護衛艦で初めて搭載したSeaRAMです |
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巨大なアイランド型艦橋 |
航空管制室が艦橋後部に設置されています |
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CIWSが艦首に設置されています |
SH-60Kが飛行甲板に展示されています |
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艦コレですね・・・ |
SeaRAMが艦尾にも |
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CIWSが艦尾にも設置されています |
航空管制室では複数のヘリコプタに対する管制を行う |
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飛行甲板にもSH-60Kが |
艦橋を見上げると |
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ハンドラーはヘリを牽引する装置です |
艦載救難作業車P-25J |
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前部マストの後ろに煙突あり |
OPS-50 3次元レーダー |
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巨大な旗です |
飛行甲板は広大です |
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同時に5機のヘリが発艦可能です |
長さ245m×幅38mの飛行甲板 |
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艦橋の上部にレーダーが搭載されている |
レドームは大変多いのです |
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かがの旗が掲げられていました |
マストに国際信号旗が |
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SeaRAMは11連装の対空ミサイルを持っています |
CIWSは水際で対艦ミサイルを防ぐ装備です |
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昇降機が下降しました(クリックすると動画が始まる) |
格納庫甲板に下ります(クリックすると動画が始まる) |
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艦尾右舷にFAJ+MODが |
SeaRAMはCIWSの機関砲をミサイルに置き換えたもの、 |
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艦尾から見た「かが」 |
96式装輪装甲車 |
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81式自走架柱橋 |
高機動車 |
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81式自走架柱橋は、6台1セットで60mの橋になる |
87式偵察警戒車 |
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軽装甲機動車 |
化学防護車 |
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