新高岡(しんたかおか) |
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所在地 |
富山県高岡市下黒田1790-2 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) |
駅構造 |
高架駅(新幹線)
地上駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線)
1面1線(在来線) |
乗車人員 |
2,041人/日(2019年) |
開業年月日 |
2015年(平成27年)3月14日 |
所属路線 |
■北陸新幹線 |
キロ程 |
305.8km(高崎起点) |
所属路線 |
■城端線 |
キロ程 |
1.8km(高岡起点) |
駅種別 |
直営駅(新幹線)
無人駅(在来線)
みどりの窓口 みどりの券売機プラス |
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新高岡駅 |
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銀鯰尾形(ぎんなまずおなり)兜 |
切符売り場 |
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新幹線改札口 |
新幹線改札口構内 |
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おみやげ処 |
バス乗り場 |
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城端線新高岡駅 |
城端線ホーム入り口 |
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城端線ホームは1面1線です |
城端線ホーム待合室 |
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新高岡駅(しんたかおかえき)は、富山県高岡市下黒田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である[1]。
概要
当駅は2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸と同時に開業した。
城端線との交点に設けられており、市の代表駅である高岡駅とは城端線で1駅の距離である。
城端線としては1956年の林駅以来59年ぶりの新駅設置となった。
北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間に新たに設けられた7駅のうち、開業と同時に新設されたのは黒部宇奈月温泉駅と当駅の2駅である。
なお、北陸新幹線の延伸開業時に運行開始した定期列車のうち、速達タイプの「かがやき」は当駅を通過するが、停車タイプの「はくたか」と、富山 - 金沢間を運行するシャトルタイプの「つるぎ」は、いずれも全列車が停車し、敦賀延伸後もそれは同様である。
なお、「かがやき」に関しては臨時便が追加運行される場合、一部が停車することがある。
2017年12月までは平日・土日祝日に関わらず一往復が当駅に停車していたが、平日の利用者が少ないことから、12月以降は主に土日祝日のみの停車とし、通常の平日については通過となった。
高岡市などによる「新高岡駅『かがやき』停車実現期成同盟会」がかがやき停車を求めて運動していたが、利用者は一定数以上伸びなかったという。
在来線の運行本数は日中1時間に1本である。
乗り入れ路線
新幹線の北陸新幹線と在来線の城端線が乗り入れる。
駅構造
新幹線と在来線は改札外連絡となっている[2]。駅舎のコンセプトは「飛越能の歴史を継承する駅」[2][3][5]。外壁の塗色は高岡銅器をイメージさせる茶色系を採用しており[2][3][5]、瑞龍寺の回廊や金屋町の古民家などにある縦格子(さまのこ)を駅舎全体に取り入れている[2][3]。
新幹線
駅舎2階の新幹線ホームは相対式ホーム2面2線の高架構造で通過線はなく、両ホームにはホームドア(可動式安全柵)が設置されている。
なお両ホームとは改札内より、エスカレーター・階段・エレベーターで連絡している。
また出札窓口・改札口・みどりの窓口などの駅機能は、駅舎1階・南北自由通路東側に配置されている。
みどりの券売機は改札口左手に3台設置され、「5489サービス・えきねっと予約(一部の切符を除く)・エクスプレス予約・JR九州列車予約サービス」それぞれの発券が可能である。
南北自由通路を挟み西側の高架下には、西口に繋がる通路があり、その両サイドには、観光案内所・ギャラリー・お土産処・待合室・トイレなどがあり、西口からは城端線ホームへ向かうことができる。
また南北自由通路には、これまで高岡商工会議所ビル前ポケットパークにあった、高岡開帳400年の記念に制作された記念碑である、加賀前田家2代目前田利長の「銀鯰尾形(ぎんなまずおなり)兜」を模した高さ4mのブロンズ製「高岡大兜」が移設された。
新幹線ホームは北側から下記のように配置されている。
新幹線のりば
ホーム |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■北陸新幹線 |
上り |
富山・東京方面 |
2 |
下り |
金沢方面 |
在来線
在来線(城端線)ホームは新幹線ホーム西側の地平部、駅舎に接する南側に単式ホーム1面1線を設置した地上駅であり、ホームにはのりば番号などの表記はない。
新幹線の線路に垂直交差する構造となっており、改札口はないもののベンチ付の待合室が設けられている。
また城端線を跨ぎ西口広場へ向かうエレベーター付の自由通路(跨線橋)がある。
在来線の新高岡駅は無人駅扱いであり、開業当初は乗車の際は車内で整理券を受け取った上で、降車時に整理券と一緒に料金を支払う形をとっていた。
2016年2月27日から現金専用の券売機(ICOCAやSuicaなど交通系ICカードの現金チャージにも対応)が設置され、在来線ホーム上で券売機での乗車券購入が可能となった。
また現在は全時間帯で全てのドアが開き、整理券の発行が行われなくなっている(城端線の無人駅形態では唯一)。
新幹線駅舎のみどりの券売機での乗車券購入は開業当初から可能であり、現在もクレジットカード決済が必要な場合および領収証が必要な場合はみどりの券売機で購入する必要がある。
接近時の警報音は、開業当初は踏切音と同じだったが、現在は行き先を知らせるアナウンスの後にメロディが鳴る形式に変更されている。
城端線のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
城端線のりば |
■城端線 |
上り/下り |
高岡/城端方面 |
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城端線ホームは1面1線です |
城端線駅舎は新幹線駅舎とは離れています |
歴史
- 1982年(昭和57年)3月30日:日本鉄道建設公団富山新幹線準備事務所が富山県内の新幹線通過ルートおよび停車駅を黒部、富山、高岡にすることに決定。
- 2009年(平成21年)11月:駅高架部着工。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)6月7日:駅名を「新高岡駅」に決定。
- 2014年(平成26年)8月:駅舎完成。
- 2015年(平成27年)
- 3月10日:駅の開業に先立ち、南口駅前ロータリーに路線バスが乗り入れ開始。
- 3月14日:北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸に伴い開業。
- 2017年(平成29年)4月15日:城端線の高岡駅方面において交通系ICカード「ICOCA」の利用が可能になる。
- 2020年(令和2年)12月24日:ホームに踏み外し防止用のスペースライトを設置し、使用開始。
- 2021年(令和3年)10月:みどりの券売機プラス導入。
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