ハピラインふくい 芦原温泉駅
JR西日本 芦原温泉(あわらおんせん)
加賀温泉芦原温泉 福井
所在地 福井県あわら市春宮一丁目12-15
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線(新幹線)
所属路線 北陸新幹線(JR西日本)
キロ程 403.4 km(高崎起点
乗車人員 1,690人/日(2019年)
開業年月日 1897年(明治30年)9月20日
駅種別 直営駅 みどりの窓口
ハピラインふくい 芦原温泉(あわらおんせん)
 丸岡芦原温泉 細呂木
所属事業者  ハピラインふくい
日本貨物鉄道(JR貨物) 
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線(在来線) 
所属路線 ハピラインふくい線
キロ程 71.7km(敦賀起点)
開業年月日  2024年(令和6年)3月16日 
駅種別 直営駅
芦原温泉駅
芦原温泉駅
ホーム 改札口
ホーム 改札口
521系電車 駅名標
521系電車 駅名標
芦原温泉駅(あわらおんせんえき)は、福井県あわら市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・ハピラインふくいの駅である。

概要

あわら市のうち旧金津町の中心部に位置する駅。事務管コードは▲541434を使用している。
北陸新幹線の停車駅であり、芦原温泉や東尋坊などの観光地など、嶺北地域北部の玄関口となっている。北陸本線のハピラインふくい経営移管後も、主要駅であることから、朝晩を中心に当駅から福井・武生方面へ折り返す普通列車が設定されている。 西日本旅客鉄道(JR西日本)時代には、2024年3月15日まで敦賀駅以北で走行していた特急列車のうち「しらさぎ」・「サンダーバード」の停車駅(速達のサンダーバードは通過)であった。

駅構造

JR西日本

北陸新幹線は相対式ホーム2面2線の高架駅でJR西日本金沢支社管理の直営駅。
北陸新幹線の駅の設置にあたって、あわら市が駅周辺の整備を進め、2023年(令和5年)3月19日、旧西口バス乗り場の跡地に西口賑わい施設「アフレア」が飲食・物販店舗部分を除き開館した。在来線の駅舎と直結している。
駅構内にはみどりの窓口・みどりの券売機(えきねっとで予約したきっぷの受け取りが可能)・タッチパネル式自動券売機・有人改札口・ICカード専用簡易型自動改札機・化粧室・売店が設置されている。
のりば
のりば 路線 方向 行先
11 北陸新幹線 上り 金沢・東京方面
12 下り 敦賀方面
駅の東口 在来線ホーム
駅の東口 在来線ホーム

ハピラインふくい

ハピラインふくい線は島式ホーム2面3線(新幹線建設前は2面4線)を有し待避設備を備えた有人の地上駅で橋上駅舎を持つ。
新幹線とは別に西口・東口の地上との階段、エレベーター(西口のみ)を有するが、新幹線の高架駅舎とハピラインふくいの橋上駅舎の間は双方のコンコース階の改札外連絡通路で接続し、地上を経ずに乗換可能としている。
当駅には現在の駅舎が完成した当初からバリアフリー設備が一切なかったが、2009年10月に地元住民や観光業者の声を受けて、芦原温泉の女将で構成された親睦団体「若草会」が市長に駅にエレベーターを設置の要望書を提出し、陳情した。
それを踏まえてJR西日本は6年後の2015年にJR北陸本線の整備事業の一環としてエレベーターの新設を発表。
その後、2台のエレベーターが整備され供用が開始された。
在来線の線路は、内側2線が本線、下りの外側1線が待避線の構成である。なお、運転指令上では1番のりばから順に「下り1番線」「下り本線」「上り本線」とされている。経営移管前日まで運転していた特急列車は上下本線(2・3番のりば)を使用していた。福井方面からの折り返し列車は1番のりばを使用する。
のりば
のりば 路線 方向 行先 備考 
1.2 ハピラインふくい線 下り 金沢・富山方面 一部 福井方面 
3 上り 福井・大阪・米原方面 始発 - 1番のりば

貨物取扱

  • JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。
  • 貨物設備もなく、専用線も当駅には接続していない。
  • かつては、正式な貨物駅を兼ねる駅で北陸本線と三国線と京福電鉄永平寺線との貨車の受渡しが行われていた。
  • また、駅北側にあった明星セメントのセメントサイロへ続く三国線と並行する専用線があり、セメント輸送が行われていたが、1988年(昭和63年)に廃止された。
  • それ以外に駅東側にある福井化学工業(旧・西野製紙)金津工場への専用線が伸びており、化学薬品の輸送を行っていたが、1982年(昭和57年)に廃止された。
  • この専用線は1969年(昭和44年)に廃止された京福電鉄永平寺線の線路の一部を転用したもので、永平寺線時代は京福金津付近の専用線を介して行われていたが、永平寺線廃止以降は、京福金津駅構内の線路も含め専用線に転用された。

歴史

  • 1897年(明治30年)9月20日:官設鉄道の福井 - 小松間延伸により、金津駅(かなづえき)として開業。一般駅。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、北陸本線の所属となる。
  • 1911年(明治44年)12月15日:三国線の金津 - 三国間が開業。
  • 1929年(昭和4年)8月14日:永平寺鉄道の金津駅が開業(共用駅)。永平寺鉄道線の金津 - 新丸岡(後の本丸岡駅、現在の丸岡バスターミナル)間開業。
  • 1944年(昭和19年)
    • 10月11日:三国線が国有鉄道線としては休止。三国線の芦原駅休止。
    • 12月1日:永平寺鉄道が京福電気鉄道に合併、同社の永平寺線となる。
  • 1946年(昭和21年)8月15日:国鉄が三国線の金津 - 芦原(現在のえちぜん鉄道三国芦原線あわら湯のまち駅)間営業再開。
  • 1968年(昭和43年)9月30日:昭和天皇、香淳皇后が第23回国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。名古屋駅発、金津駅着のお召し列車が運行。
  • 1969年(昭和44年)9月18日:京福電気鉄道永平寺線金津 - 東古市間廃止。京福の駅としては廃駅となる。
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月1日:国鉄三国線廃止、これに伴い日本国有鉄道の芦原駅廃止。京福電気鉄道の芦原駅を芦原湯町駅に改称。三国線代替路線として国鉄バス金津三国線が開業。
    • 3月15日:三国線芦原駅廃止に伴い金津駅を芦原温泉駅に改称。
    • 11月1日:3代目の現駅舎に改築、橋上化。みどりの窓口の営業を開始。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本・JR貨物の駅となる。
  • 2015年(平成27年)5月19日:市民からの要望で建設されていたエレベーターが完成。8月にはホームと駅舎をつなぐ二機目も竣工。
  • 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
  • 2020年(令和2年)11月19日:北陸新幹線の駅舎工事着工。
  • 2023年(令和5年)
    • 3月19日:旧西口バス乗り場の跡地に西口賑わい施設「アフレア」が開館(飲食・物販店舗部分を除く)。
    • 9月23日:北陸新幹線でEast iの試験走行が始まる。芦原温泉駅で記念の歓迎式が行われた。
  • 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢 - 敦賀間延伸開業に伴い、新幹線芦原温泉駅が開業。また北陸本線のハピラインふくいへの移管に伴い、在来線芦原温泉駅を同社へ移管。