田町(たまち) |
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所在地 |
東京都港区芝五丁目33-36 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
2面4線 |
乗車人員 |
119,356人/日(2023年) |
開業年月日 |
1909年(明治42年)12月16日 |
乗入路線 2路線 |
所属路線 |
■京浜東北線 |
駅番号 |
JK22 |
キロ程 |
4.6km(東京起点) |
所属路線 |
■山手線(JR東日本) |
駅番号 |
JY27 |
キロ程 |
4.6km(東京起点) |
乗換 |
三田駅(都営地下鉄浅草線・三田線) |
駅種別 |
直営駅(管理駅)
東京山手線内・東京都区内駅 |
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田町駅 |
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田町駅 |
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田町駅(たまちえき)は、東京都港区芝五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。 田町という駅名は、三田口(西口)周辺一帯に広がっていたかつての町名からとられたものである。『文政町方書上』によると、江戸時代に田畑が町屋へと移り変わったため、田町と呼ばれるようになったという。
明治初期は頭に芝を付けて「芝田町」と呼ばれていた(その後、1911年5月に「芝」の冠称が省かれる)。
海岸に面した細長い範囲の町で、この海岸線に沿った海上防波堤の上に鉄道が敷設された。
1909年、この鉄道の新駅として、田町駅が芝田町一丁目に設置された。現在の芝浦口(東口)周辺一帯は当時まだ陸地ではなく、1913年に埋め立てられてから工業地帯へと変貌を遂げた。この芝浦口周辺は新芝町(後の西芝浦一丁目)と名付けられた。
駅名に採用された田町は、港区の発足した1947年に再び芝田町に町名変更となった。その後、住居表示実施に伴う町名・町域の変更により、1964年7月に一部が芝五丁目に、1967年4月に残りの全域が三田三丁目になり、地名としての田町は消滅した。
乗り入れ路線
線路名称上の所属路線は東海道本線であるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車および山手線電車のみが停車し、列車線を走る東海道線列車は停車せず、旅客案内では「東海道(本)線」とは案内されない。
また当駅は、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。
駅番号は京浜東北線がJK 22、山手線がJY 27。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。
京浜東北線と山手線は、田端駅から当駅まで、同一方向の電車は同じ島式ホームを共有する方向別複々線となっている。東京方面から京浜東北線南行(横浜方面)と山手線外回りとの相互乗り換えをする場合、線路別複々線配置となっている南隣の高輪ゲートウェイ駅・品川駅ではなく、当駅で乗り換えを行うことによりホーム間移動が不要となる。そのため、京浜東北線南行と山手線外回りの車内では当駅での乗り換えを促すアナウンスが流れる。
以前は乗降客が非常に多いもののホームが狭く、駅利用者が平日に集中するため、朝のラッシュ時にはホームに人が溢れがちで危険であった。さらには、バリアフリー化に合わせエレベーターやエスカレーターの設置の動きがあったが設置する充分なスペースが無かった。そのため、3・4番線ホームの拡幅、階段の増設・コンコースの増床等の駅構内の改良工事を行い、2004年に完了した。
直営駅である。管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■京浜東北線 |
北行 |
東京・上野・大宮方面 |
2 |
■山手線 |
内回り |
東京・上野・巣鴨方面 |
3 |
外回り |
渋谷・新宿・池袋方面 |
4 |
■京浜東北線 |
南行 |
大森・横浜・磯子方面 |
歴史
- 1876年(明治9年)12月1日:新橋駅 - 品川駅間の複線化に伴い、芝田町二丁目に田町仮乗降場が開業。新橋 - 品川間の区間列車のみが停車する。
- 1877年(明治10年)9月1日:営業成績不振により、新橋 - 品川間の区間列車が廃止され、同時に田町仮乗降場が廃止。
- 1909年(明治42年)12月16日:鉄道院東海道本線 品川駅 - 烏森駅間の開通と同時に田町駅が開業。旅客営業のみの旅客駅。
- 1926年(大正15年)4月1日:芝浦口を開設。
- 1932年(昭和7年)7月28日:16時52分、到着していた山手線外回り電車の後部に2両を増結しようとしたところ、ブレーキが効かずに追突する事故が発生。増結車両の運転手1名と乗客6名が重軽傷を負う。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
- 1960年(昭和35年)6月15日:19時50分ごろ、京浜東北線桜木町行き電車が浜松町 - 田町間のレールが破損しているのに気づき停車し車掌らの誘導により乗客が線路上を歩いて田町駅方面へ向かっていたところ、横須賀線東京駅行き電車にはねられ4人が死亡する事故が発生。
- 1968年(昭和43年)6月21日:都営地下鉄の三田駅が開業し、同駅との連絡運輸を開始。
- 1970年(昭和45年)
- 3月:橋上化および東西自由通路整備に着手。
- 5月1日:荷物取り扱いを廃止。
- 1971年(昭和46年)2月6日:東西自由通路が開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1991年(平成3年)
- この年:臨時改札口を開設。
- 9月27日:自動改札機を設置し、使用開始。
- 2000年(平成12年):東西自由通路を幅7 mから16 mへの拡幅する整備工事に着手。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2003年(平成15年)
- 2月8日:拡幅された東西自由通路が開通。
- 3月16日:工事のため、山手線外回り電車が同日6:30以降終電まで通過となる。
- 2023年(令和5年)2月28日:みどりの窓口の営業を終了。
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