東京メトロ・JR東日本・東京都交通局・西日暮里駅
東京メトロ 西日暮里(にしにっぽり)
南北線   千駄木 西日暮里 町屋
所在地 東京都荒川区西日暮里五丁目14-1
駅番号 C16
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線  千代田線
キロ程 9.0 km(北綾瀬起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(2層式)
乗降人員 151,039人/日(2023年)
開業年月日 1969年(昭和44年)12月20日
改札口
改札口
西日暮里駅(にしにっぽりえき)は、東京都荒川区西日暮里五丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局の駅である。

乗り入れ路線

以下の3路線が乗り入れており、相互間の接続駅となっている。
  • 東京メトロ:C 千代田線 - 駅番号「C 16」
  • JR東日本:線路名称上は東北本線1路線のみであるが、当駅には電車線で運行される京浜東北線電車および山手線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」は使用されていない。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。 - 駅番号「JK 33」(JK 京浜東北線)、「JY 08」(JY 山手線)
  • 東京都交通局:NT 日暮里・舎人ライナー - 駅番号「NT 02」
東京メトロ千代田線の列車は、常磐線(各駅停車)と小田急線との3社直通運転を行っている。
ホーム ホームドア
ホーム ホームドア
JRホーム 300形
JRホーム 300形

駅構造

改札はJR東日本と東京都交通局は1か所、東京メトロは2か所あり、さらに地下にはJR東日本 - 東京メトロ間の連絡改札口もある。この連絡改札口には自動乗り継ぎ精算機が設置されていないため、精算または区間変更、交通系ICカードにチャージが必要な場合は改札に併設された精算窓口に並ぶことになる。なお、連絡改札口の自動改札機はJR東日本仕様のもので有人改札での対応もJR東日本の社員だが、精算窓口での対応は東京メトロの社員が行っている。
JR線南隣の日暮里駅で接続する常磐快速線に運転見合わせやダイヤの乱れが発生した場合(当駅経由での東京メトロ千代田線(常磐緩行線直通)への振替輸送が行われる場合に限る)、ラッシュ時などには両社間の乗り換え改札を開放して対処する(「振替の方はそのままお通りください」と案内される)場合がある。
東北本線の尾久支線(宇都宮線・高崎線)ガード付近の入口からはJR東日本・東京メトロの双方の乗り場へも移動できるが、この入口には東京メトロのロゴマークが表示されていない。

東京メトロ

地下2階に代々木上原方面、地下3階に綾瀬方面の線路・単式ホーム各1面1線を有する上下2層構造。これは、北千住駅 - 湯島駅間の一部地上に幅員が狭い道路があるため、上下に単線の線路を設ける構造としたためである。
この区間の中間駅はA線(代々木上原方面)の線路・ホームが上層に、B線(綾瀬方面)の線路・ホームが下層にある。駅中心部における地表からレール面までの深さは、1番線が9.4 m、2番線が15.3 mある。
開業時点では町屋寄りの半分ほどの施設で営業していた。
当駅でJR線に乗り換える利用客は乗り継ぎ専用改札を通る必要があり、交通系ICカード乗車券や当駅接続の連絡乗車券を所持していない利用客は改札通過前に精算(区間変更)することになる。
乗り継ぎ精算機は設置されておらず、精算はすべて有人窓口での対応となる。当駅は通過連絡運輸の適用を入場後にも受けられる稀な例でもある。
精算窓口の上部には、運賃計算の基準や発売範囲の掲示とともに「今度からは連絡きっぷをお求め下さい」との注意書きがある。当駅の連絡改札経由の場合と、北千住駅の連絡通路を通って常磐快速線日暮里駅経由の場合とでは、算出される運賃が異なる。
また、2007年3月18日から首都圏ICカード相互利用サービスが開始され、IC乗車券1枚でも常磐線から当駅を経由してのJR線への乗り継ぎが可能となったが、IC乗車券の場合は通過連絡運輸の場合とは異なり、個別に算出した運賃の合計額から100円を値引きした運賃となる。
当初はSuica・PASMOのみ利用可能で、Suicaと相互利用可能なICカードは利用できなかったが、2013年3月23日より相互利用サービスの拡大に伴ってSuica・PASMOと相互利用可能なICカードは全て利用できるようになった。
乗り換え用自動改札機はJR東日本のものを使っているが、2枚投入に対応している一方、東京メトロの磁気券との併用には対応していない。
SuicaとPASMOおよび相互利用可能なICカードについては、東京メトロの磁気券を投入後タッチすることにより利用可能である。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 千代田線 外回り 田端・上野・東京方面
2 内回り 池袋・新宿・渋谷方面

発車メロディ

2018年10月27日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「ソーダ水」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「帰り道」(大和優子作曲)である。


西日暮里(にしにっぽり)
京浜東北線   田端   西日暮里   日暮里
山手線 田端 日暮里
所在地 東京都荒川区西日暮里五丁目22-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員 88,139人/日(2023年)
開業年月日 1971年(昭和46年)4月20日
所属路線  京浜東北線 
駅番号  JK33 
キロ程  6.3 km(東京起点) 
所属路線  山手線(JR東日本) 
駅番号  JY08 
キロ程  6.3 km(東京起点)
駅種別 業務委託駅
東京山手線内・東京都区内駅
西日暮里駅
西日暮里駅

JR東日本

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している日暮里駅管理の業務委託駅。
島式ホーム2面4線を有する高架駅で、千代田線構内でJRへの乗り換えを可能にするための中間改札が地下にある。
指定席券売機、VIEW ALTTEが設置されている。以前はみどりの窓口も設置されていたが、2013年12月14日をもって営業を終了した。
2007年春までにコンコースと各ホームを連絡するバリアフリー設備を整備した。
これによりエスカレーターが田端駅・日暮里駅寄りと連絡するほか、エレベーターも日暮里寄りに設置され、併せて多機能トイレも設置された。なお、エスカレーターはこの他にもコンコースと千代田線乗り換え改札口を連絡している。
2019年には、コンコースに文化交流拠点「エキラボ niri」、地域や駅の情報を発信する「コミュニケーション・ウォール」、エキナカカフェ「BECK'S COFFEE SHOP 西日暮里店」の開業が行われた。
かつては、電車到着時に「西日暮里、西日暮里、地下鉄千代田線はお乗り換えです」という放送が流れていたが、ATOS導入後はこのような放送が行われなくなった。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 京浜東北線  南行 東京・品川・横浜方面
2 山手線 外回り 東京・品川・五反田方面
3 内回り 田端・池袋・新宿方面
4 京浜東北線  北行 田端・赤羽・大宮方面
  • 京浜東北線の快速運転時間帯は当駅を通過するため、1・4番線には列車が停車しない。
  • この時間帯に大井町以遠に向かう利用客は2番線の山手線を利用して上野駅で、上中里以遠に向かう利用客は3番線の山手線を利用して、田端駅での乗り換えを要する。
  • なお、通過放送の後にその旨の案内放送が流れる。

東京都交通局 西日暮里(にしにっぽり)
日暮里西日暮里→赤土小学校前
所在地 東京都荒川区西日暮里五丁目31-7
駅番号 NT02
所属事業者 東京都交通局
所属路線 日暮里・舎人ライナー
キロ程 0.7 km(日暮里起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員 30,119人/日(2022年)
開業年月日 2008年(平成20年)3月30日
備考  業務委託駅 
日暮里・舎人ライナー西日暮里駅
日暮里・舎人ライナー西日暮里駅

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する地下駅。
西日暮里駅務管区の所在駅であり、西日暮里駅務区として白山駅 - 本蓮沼駅間を管理する(西日暮里駅務管理所西日暮里駅務区時代は西日暮里駅 - 志村坂上駅間を管理していた)。
傘下に上野御徒町駅務区(大江戸線牛込神楽坂駅 - 新御徒町駅間)、高島平駅務区(志村坂上駅 - 西高島平駅間)を持つ。
改札・定期券売り場が地下1階、ホームが地下2階にある。
JR山手線側にエスカレーター・エレベーター、とげぬき地蔵側のA3出入口に高齢者の転倒防止のため、分速20mの低速運転のエスカレーターが設置されている。
改札は南側千石駅寄りに2か所と北側西西日暮里駅寄りに1か所の計3か所ある。
山手線への乗り換えには前者、とげぬき地蔵尊・西日暮里地蔵通り商店街には後者のものが便利である。
南側2か所は早朝・深夜を除き、山手線駅構内に繋がる出口に近い方が乗車専用、もう1か所が降車専用の改札となっている。
北側改札の近くには定期券発売所があり、8時 - 20時まで、土休日も営業している。
当駅の西西日暮里寄りに南行線から北行線への片渡り線が非常渡り線として存在する。

のりば

番線 路線 行先
1 日暮里・舎人ライナー線 見沼代親水公園方面
2 日暮里方面

歴史

  • 1969年(昭和44年)12月20日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)千代田線の駅が開業。ただし、国鉄の架道橋改良工事の関係で、ホームは北千住寄りの半分ほどだけ使用していた。このため、車両も3両編成で使用された。
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月20日:営団千代田線大手町 - 霞ケ関間が開業、これに合わせて当駅もすべての駅施設を使用開始。
    • 4月20日:営団千代田線との乗り換え駅として国鉄の駅が開業。山手線の中では高輪ゲートウェイ駅に次ぐ2番目に新しい駅である。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:京浜東北線の快速運転開始に伴い、日中は京浜東北線列車が通過するようになる。
  • 1991年(平成3年)1月26日:JR東日本の駅に自動改札機を設置。
  • 1995年(平成7年)11月11日:連絡改札口に自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、千代田線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
  • 2007年(平成19年)3月18日:東京メトロでICカード「PASMO」の利用が可能となる。
  • 2008年(平成20年)3月30日:東京都交通局日暮里・舎人ライナーの駅が開業。
  • 2013年(平成25年)12月14日:みどりの窓口の営業を終了。
  • 2014年(平成26年)6月28日:JR東日本の2・3番線(山手線ホーム)でホームドアの使用を開始。
  • 2018年(平成30年)10月27日:地下鉄ホームに発車メロディを導入。
  • 2019年(平成31年)4月12日:JR東日本の1・4番線(京浜東北線ホーム)でホームドアの使用を開始。
  • 2022年(令和4年)4月1日:JR東日本の駅が業務委託化。