JR東日本・東京地下鉄・東京都交通局・ゆりかもめ・新橋駅
新橋(しんばし)
東海道線    東京  新橋 品川
横須賀線    東京 品川
京浜東北線   有楽町 浜松町
山手線 有楽町 浜松町
所在地 東京都港区新橋二丁目17
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造 高架駅・地下駅
ホーム 3面6線(高架)
1面2線(地下)
乗車人員 219,113人/日(2023年)
開業年月日 1909年(明治42年)12月16日
乗入路線 4路線
所属路線 東海道線(東海道本線列車線)
常磐線直通含む) 
駅番号 JT02 
キロ程 1.9km(東京起点) 
所属路線 横須賀線(東海道本線地下別線)
駅番号 JO18
キロ程 1.9km(東京起点)
所属路線 京浜東北線
駅番号 JK24
キロ程 1.9km(東京起点)
所属路線  山手線(JR東日本)
駅番号  JY29
キロ程  1.9km(東京起点)
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口
東京山手線内・東京都区内駅
新橋駅
新橋駅
JR線ホーム
JR線ホーム
新橋駅(しんばしえき)は、東京都港区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)・ゆりかもめの駅である。
所在地は、ゆりかもめの駅が東新橋一丁目、その他の駅が新橋二丁目となっている。
1872年(明治5年)に日本初の鉄道路線として初代・新橋駅(後の汐留駅) - 横浜駅(現・桜木町駅)間が開業し、新橋は日本の鉄道発祥の地として知られる。なお、当駅自体は路線開通後の1909年に開業したものである。1914年に中央駅である東京駅が開業するまで、当駅は東海道本線の起点駅として旅客・貨物両方で東京の玄関口であった。
当駅周辺はビジネス街であり、SL広場(日比谷口駅前広場)は「サラリーマンの街」としてテレビなどメディアの取材やインタビューで度々登場しており、そのためサラリーマン向けの飲食店や飲み屋も多く立ち並んでいる。もともと広大な汐留貨物駅(初代・新橋駅)があった駅東側の汐留エリア(東新橋)は2000年代にオフィスビルを中心とした再開発が行われ、現在は超高層ビルが立ち並ぶ大規模なビジネス街である。
「新橋」を称する駅が初めて開業したのは1872年10月14日(明治5年9月12日)であり、日本初の鉄道として新橋 - 横浜(現・桜木町)間が正式開業した際、東京側のターミナル駅として開設された。
1909年には、後に現在の新橋駅となる烏森駅(からすもりえき)が開業。当時は現在の山手線に相当する電車専用駅であった。1914年(大正3年)の東京駅完成により東海道本線の起点が変更され、同時に烏森駅を新橋駅に改称するとともに、初代の新橋駅は汐留駅に改称され、荷物列車と貨物列車の専用駅となった。
開業に遅れて竣工した初代の駅本屋は、辰野葛西建築事務所が設計した万世橋駅を参考に鉄道院が設計したルネサンス様式煉瓦造りであった。その後関東大震災で駅舎の内部を焼失する被害にあったものの、構体そのものの被害は軽微であったことから屋根部分の改修で戦後まで使用されたが、東海道線と横須賀線の分離運転に伴う同線の地下ホームの建設に支障をきたすことから、1970年(昭和45年)に撤去された。
上野東京ライン開業後は東海道本線の乗降客数が増加すると見込まれるため、2013年(平成25年)2月22日に東海道本線のホーム拡幅工事が実施された。上り線を約400メートルに渡って最大0.78メートル西側へ移設してホームの拡幅を実施した。

乗り入れ路線

当駅には以下の4社・局の路線が乗り入れている。
  • JR東日本:東海道本線 - 特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。スリーレターコード「SMB」が付与されている。
  • 東京メトロ:G 銀座線 - 駅番号はG 08。
  • 東京都交通局(都営地下鉄):A 浅草線 - 駅番号はA 10。
  • ゆりかもめ:U 東京臨海新交通臨海線 - 当駅が起点。駅番号はU 01。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線1路線のみであるが、運転系統としては以下の4系統が停車し、それぞれ専用の線路が割り当てられている。旅客案内でも以下の系統名で案内されている。
  • JT 東海道線:列車線を走行する東海道本線の中距離電車。駅番号はJT 02。
  • JK 京浜東北線:電車線を走行する東海道本線・東北本線の近距離電車。駅番号はJK 24。
  • JY 山手線:電車線を走行する環状線。駅番号はJY 29。
  • JO 横須賀線:地下線を走行する東海道本線・総武本線の中距離電車。 - 駅番号はJO 18。

ゆりかもめ 新橋駅 JR線ホーム
ゆりかもめ 新橋駅 JR線ホーム
JR線ホーム 駅名標
JR線ホーム 駅名標

駅構造

JR東日本の改札は北改札・南改札・汐留地下改札の3か所である。
出口は、北改札に日比谷口・銀座口が、南改札に烏森口・汐留口がある。
山手線・京浜東北線・東海道線のホームは高架部に、横須賀線のホームは東口地下にある。
また、東京メトロ銀座線のホームは駅北側の地下に、都営地下鉄浅草線のホームは駅東側の地下に、ゆりかもめのホームは東口駅前広場の高架上にある。

JR東日本

駅長配置の直営駅で、当駅の他に有楽町駅を管理している。また、浜松町駅と当駅を融合した新橋営業統括センターの所在駅であり、浜松町駅は当センターの傘下である。高架部に東海道線・山手線・京浜東北線の島式ホーム3面6線と、地下に横須賀線の島式ホーム1面2線を有する。横須賀線のホームは、東京寄りの4両分をシールド工法で、それ以外の11両分を開削工法で建設した。横須賀線ののりば番号は、地上ホーム番線からの通し番号(7・8番線)ではなく、1番線から振り直している。ホームは曲線部に位置しているため、いずれのホームも立ち番の駅員が常駐する。カーブ上にあるため、電車とホームの間が広く開く。山手線および京浜東北線ホームにはホームドアが設置されている。
改札内コンコースと各ホームを連絡するエスカレーター・エレベーターが設置されている。ただし、山手線内回り・京浜東北線大宮方面ホームのエスカレーターは日中帯はすべて上り(ホーム方向)運転で、下り(コンコース方向)運転は平日朝の通勤時間帯のみとなっている。
烏森口改札内コンコースの一部には途中に階段が設置されている。3・4番線ホームの浜松町寄りに、「一声園」と称するミニ庭園が設置されている。
一階の汐留口や銀座口付近、および地下一階の横須賀線ホームへ通じる駅改札内地下通路の、ちょうど東海道新幹線の高架下にあたる部分は東海旅客鉄道(JR東海)の敷地である。そのため当駅にはJR東海の列車は停まらないが、JR東海リテイリング・プラスが管理運営するベルマート、飲料水自動販売機、コインロッカーなどが設置されている。
2010年(平成22年)9月に駅施設のリニューアルが発表され、2016年度までの完成を目処に同年11月から工事に着手した。その内容は次の通り。
  • 南北の改札内コンコースを一体化して拡幅、ホームとを連絡するエスカレーターの増設、乗客用エレベーターの新設
  • 日比谷口・銀座口の改札口を1か所に集約
  • 南北の改札内コンコースに各1か所設置しているトイレを北側に移設・集約
  • 高架橋の耐震補強・改築工事
  • 山手線・京浜東北線・東海道線ホームの上屋を撤去し、大屋根を設置
2014年(平成26年)9月2日には、地下1階コンコースにてショッピングスポット「グランゲート新橋」がオープンした。2020年(令和2年)10月29日には、汐留地下改札外にて駅ナカシェアオフィス「STATION BOOTH」が開業した。

のりば

番線 路線 方向 行先
地上ホーム
1 東海道線  下り 品川・横浜・小田原・熱海方面 
2 東海道線(上野東京ライン)  上り 東京・上野・大宮・宇都宮・高崎・水戸方面 
3 京浜東北線 南行 品川・蒲田・横浜方面
4 山手線 外回り 品川・渋谷・新宿方面
5 内回り 東京・上野・池袋方面
6 京浜東北線 北行 東京・上野・大宮方面
地下ホーム
1 横須賀線  下り 品川・横浜・鎌倉方面
2 横須賀・総武線(快速)  上り 東京・船橋・千葉方面面
  • 京浜東北線電車は日中は快速運転のみであり当駅を通過する一方で、東海道線(上野東京ライン)および横須賀・総武線(快速)は特急列車を除き全列車が停車する。逆に、京浜東北線において新橋駅の隣にあたる浜松町駅には東海道線や横須賀・総武線列車用ホームが無く全列車が通過するが、京浜東北線快速電車は停車する(千鳥停車)。
  • 常磐線から直通する上野東京ラインは、次の品川駅で終点となり、品川駅は常磐線用ホームへ到着するため、横浜方面の東海道線に向かう場合は、当駅で乗り換える放送を流すことがある。

発車メロディ(JR東日本)

1・2、地下1・2では日本電音、3・6番線では五感工房、4・5番線では東洋メディアリンクス制作の発車メロディを使用している。
1・地下1 JT・JO 春風
2・地下2 JT・JO 陽だまり
3・6 JK JR-SH1-1
4・5 JY Gota del Vient
なお、2010年(平成22年)7月19日から同年8月20日の間、発車メロディに『ウイスキーが、お好きでしょ』が使われ、話題となった。これは発車メロディを使ったサントリーの広告という位置付けであり、JR東日本としては初めての試みであった。

東京メトロ 新橋(しんばし)
銀座線   虎ノ門 新橋 銀座
所在地 東京都港区新橋二丁目17-5
駅番号 G08
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線  銀座線
キロ程 8.0 km(浅草起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員 194,374人/日(2023年)
開業年月日 1934年(昭和9年)6月21日
東京メトロ 新橋駅
東京メトロ 新橋駅

東京メトロ

単式ホームが2つある、変則相対式ホーム2面2線を有する地下駅。以前は島式ホームであった。このホームは、現在の銀座線を浅草側から開業・延伸していった東京地下鉄道時代に終着駅として使われていたものを改良したものである。
渋谷方面から当駅に到着する直前に2本の留置線がある。これは現在の銀座線を渋谷側から開業・延伸していった東京高速鉄道の駅で、開通1年足らずの間だけ使用された頭端式ホームの形態(有効長は2両分)であった。「高速」と「地下」の直通運転後は旅客営業では使用されなくなり、後にホームの一部が業務用の会議室や通路などに転用されたが、一部は当時のままで残存している。現在は留置線となっており、浅草駅から回送された1本が夜間留置される。この留置車両の出庫を兼ねた、当駅始発浅草行きが土休日早朝に設定されている(平日は浅草まで回送)。この施設は通常東京メトロ社員や関係者のみしか立ち入ることができないが、時たま行われる各種イベントなどで一般に公開されることがあり、テレビ番組でも何度か取り上げられた(入り口は8番出口への通路の途中にある)。鉄道ファンなどの間では「幻の新橋駅」の通称で知られている。
エスカレーターは1番線の虎ノ門寄りと2番線の銀座寄りに、エレベーターは両ホームの中央にあり、それぞれ改札内コンコースと連絡している。また、4番出入口付近にエレベーター専用出入口が設置されている。7番出口から先、公共地下通路(内幸町地下通路)につながる入口がある。また、7・8番出口に近い渋谷寄りの改札は渋谷方面行の1番線ホームへ直結している。
当駅は、「銀座駅務管区 新橋地域」として近隣の駅を管理している。

のりば

番線 路線 行先
1 銀座線 渋谷方面
2 浅草方面

発車メロディ

2018年(平成30年)11月16日からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「スタートライン」(塩塚博作曲)、2番線が「Fast River」(福嶋尚哉作曲)である。


東京都交通局 新橋(しんばし)
大門→新橋→東銀座
所在地 東京都港区新橋二丁目21-1
駅番号 A10
所属事業者 東京都交通局(都営地下鉄)
所属路線 浅草線
キロ程 10.5 km(西馬込起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員 71,376人/日(2022年)
開業年月日 1963年(昭和38年)12月12日
備考  直営駅 
都営地下鉄地下ホーム
都営地下鉄地下ホーム

東京都交通局

相対式ホーム2面2線を有する地下駅。浅草線と山手線・京浜東北線は当駅 - 泉岳寺駅・高輪ゲートウェイ駅間で並走する。
かつては新橋駅務管理所が所在し、東日本橋駅 - 大門駅間(2015年4月1日以降は新橋駅 - 人形町駅間)を管轄する新橋駅務区が設置されていた。2016年(平成28年)4月1日に馬喰駅務管区馬喰駅務区となったが、末期の旧・新橋駅務区傘下の各駅については馬喰駅務区の一部管理業務を当駅が行っている。
当駅と大門駅の間には大江戸線汐留駅とを結ぶ汐留連絡線への分岐があり、大江戸線の車両をE5000形電気機関車牽引で馬込車両検修場へ回送する時に使用される。
大門寄りに非常用の渡り線が設置されており、大江戸線車両の回送時に使用されるが、1968年6月21日に浅草線が大門駅から泉岳寺駅まで延伸するまでは当駅 - 大門駅間が単線運転だったため、この渡り線が活用されていた。開業当時は東銀座寄りにも両渡り線が存在し、前述の汐留信号所時代から使用されていたが、泉岳寺駅延伸後に撤去されている。
エスカレーターは東銀座寄り改札口とホームを、エレベーターは大門寄り改札口とホームを連絡している。

のりば

番線 路線 行先
1 都営浅草線 西馬込・羽田空港・京急線方面
2 押上・ 京成線・ 北総線方面 

ゆりかもめ 新橋(しんばし)
新橋→汐留
所在地 東京都港区東新橋一丁目1番11号先
駅番号 U01
所属事業者 ゆりかもめ
所属路線 東京臨海新交通臨海線
キロ程 0.0 km(新橋起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員 44,343人/日(2022年)
開業年月日 1995年(平成7年)11月1日
備考  直営駅 
ゆりかもめホーム
ゆりかもめホーム

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する高架駅。駅下を国道15号(第一京浜)が横断する。
改札口はエスカレーターと階段を上がった先にある。駅ごとの伝統文様は新橋色の柳縞文様である。
JR駅舎前の出入口に、ウィング新橋への直通エスカレーターと案内所が設置されている。

のりば

番線 路線 行先
1・2 ゆりかもめ 豊洲方面

歴史

JR東日本

  • 1909年(明治42年)12月16日:鉄道院の烏森駅として仮本屋で開業。旅客営業のみの旅客駅。
  • 1914年(大正3年)
    • 3月30日:煉瓦造りの本屋が竣工。
    • 12月20日:東京駅の開業に伴い、新橋駅に改称。同時に従来の新橋駅は汐留駅に改称された。
  • 1925年(大正14年):駅本屋を一部改築。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
  • 1968年(昭和43年)
    • 9月25日:駅本屋を東海道新幹線高架下に移転。
    • 10月1日:荷物取り扱いを廃止。
  • 1976年(昭和51年)10月1日:これまで東海道線と共用していた横須賀線のホームを地下に新設。新設当初は総武快速線からの品川行き列車が停車。横須賀線列車は1980年(昭和55年)10月1日から地下ホーム発着となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:京浜東北線の快速運転開始に伴い、日中は同線が通過するようになる。
  • 1990年(平成2年)
    • 11月17日:烏森口に自動改札機を設置。
    • 11月24日:日比谷口、銀座口に自動改札機を設置。
    • 12月1日:汐留地下口に自動改札機を設置。
  • 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2013年(平成25年)4月21日:東海道本線プラットホーム拡幅工事を実施。
  • 2015年(平成27年)3月14日:上野東京ライン開業により、宇都宮線・高崎線・常磐線の乗り入れを開始。
  • 2022年(令和4年)3月28日:駅ナカ商業施設「エキュートエディション新橋」が開業。

東京メトロ

  • 1934年(昭和9年)6月21日に東京地下鉄道の駅が開業した。元々は現在の都営浅草線が走っている品川駅方向に向かって計画されていたが、建設当時には渋谷駅方面を目指して計画が変更されており、それに沿って建設された。
  • 1939年(昭和14年)1月15日には同駅から建設していた東京高速鉄道の駅が開業した。同社は東京地下鉄道の規格に合わせて建設されており、1935年(昭和10年)には直通運転の協定を結んでいたものの東京地下鉄道側の準備が整わなかったことから、同年9月16日に相互乗り入れを開始するまでの8ヶ月間、東京高速鉄道側で独自に建設した駅ホームを使用していた。なお、この東京高速鉄道の新橋駅ホームは同社と東京地下鉄道の不仲により、東京高速鉄道側がやむを得ず急遽建設したホームとして言及される事例があるが、実際には1936年(昭和11年)5月に地下鉄道・高速鉄道双方が合意して結んだ施工協定に基づき、東京高速鉄道側が自社線の列車の一部を折り返させるホームとして、計画して工事を行っていたものである。
  • 1941年(昭和16年)9月、陸上交通事業調整法に基づく戦時下の交通事業統制によって両社は帝都高速度交通営団(営団地下鉄)に統合されるが、運行体制を引き継いで現在に至る。当時の東京高速鉄道のホームは撤去されずに留置線として利用されている(「駅構造」参照)。このホームは現行の銀座線電車の床面より15センチ程高くなっている。なお、東京メトロによると、東京高速鉄道時代の新橋駅の設計図などは現存していないため、東京高速鉄道新橋駅の正確な駅構造は不明とされている。そのため、駅の構造や車両の大きさなど基本的な部分は変わっていないにも拘らず、なぜ新橋駅だけ電車の床面よりホームが高くなっているのかは判明していない。
  • 1945年(昭和20年)1月27日に連合国軍機の空襲を受け銀座駅の水道管が破裂し新橋駅 - 日本橋駅間のトンネルが浸水したため、新橋駅 - 渋谷駅間で折り返し運転を行うこととなった。同年3月10日に全面運行が再開された。現在使用されている東京地下鉄道のホームは、日本橋駅の銀座線ホームと同様に島式ホームであった。
  • 1980年9月から利用客の増大により混雑緩和のためホームを分離させ、従来のホームを渋谷方面とし、浅草方面に単式ホームを新設してこれに割り当てている。なお、虎ノ門寄りには島式ホーム時代の浅草方面の駅名標が残されていたが、2023年現在では、他と同様の物に交換されている。
  • 2002年(平成14年)には乗り心地の改善と保安度の向上のため、新橋駅浅草方の道床更新・曲線改良をし、それに伴ってホームの拡幅工事が必要となったことから、8月25日の始発から午前8時50分まで銀座 - 溜池山王間を運休させた。
  • 2004年(平成16年)4月1日の民営化に伴い、営団地下鉄の駅は東京メトロの駅となって、現在に至る。

東京都交通局

  • 1960年(昭和35年)12月4日に押上駅 - 浅草橋駅間が開業した都営地下鉄1号線(現・浅草線)は、1963年(昭和38年)12月12日に当駅まで延伸開業した。なお1963年(昭和38年)2月28日の人形町駅 - 東銀座駅間の開業時より汐留信号所として先行使用を開始していた。これは、当駅周辺の土地確保が難航したことなどにより、当初の予定が変更されたためである。この信号所は、東銀座駅発着列車の折り返しのために使用されていた。
  • 1963年(昭和38年)
    • 2月8日:1号線の人形町 - 東銀座間の開業時に汐留信号所が開設。
    • 12月12日:1号線東銀座駅から延伸された際の終着駅として開業。汐留信号所は廃止。
  • 1964年(昭和38年)12月12日:1号線が大門まで延伸され、途中駅となる。
  • 2019年(令和元年)
    • 10月5日:ホームドアの使用を開始。
    • 10月20日:定期券発売所が営業を終了。

ゆりかもめ

  • 1995年(平成7年)11月1日の開業当時、当駅は現在の汐留シティセンターと日本テレビタワーの中間に位置した相対式ホーム・2面2線の仮設駅となっており、分岐器もカーブを曲がった先、汐留駅の手前に設置されていた。
  • 2001年(平成13年)3月22日に仮設駅より少し西へ移動し、現在の駅が開業した。仮設駅のあった場所には新たな分岐器が設置され、元の分岐器は使用停止となっているが、現在も軌道跡が残っている。