京阪電気鉄道石山坂本線・京津線 びわ湖浜大津駅
びわ湖浜大津(びわこはまおおつ)
石山坂本線   島ノ関 びわ湖浜大津  三井寺
京津線    上栄町    
所在地 滋賀県大津市浜大津一丁目3番8号
所属事業者 京阪電気鉄道
駅番号 OT12
所属路線1 石山坂本線
キロ程1 6.7km(石山寺起点)
所属路線2 京阪京津線 
キロ程2 7.5km(御陵起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗降人員 5,973人/日(2019年)
開業年月日 1880年(明治13年)7月15日
乗換 東海道線 大津駅 
びわ湖浜大津駅
びわ湖浜大津駅
京阪800系電車 相対式ホーム
京阪800系電車 相対式ホームと構内踏切
びわ湖浜大津駅は、京都府滋賀県大津市浜大津一丁目3番8号にある、京阪電気鉄道の駅です。
駅番号はOT12。京津線の終着駅です。
元は東海道本線の初代大津駅として開業しています。その後東海道本線のルート変更により支線(後に大津線と改称)の駅となり、駅名も「浜大津」に改称されています。。
石山坂本線の前身・大津電車軌道の開業に伴い国鉄は旅客営業をやめ(大津線も支線として東海道本線に再編入)、国鉄駅は貨物駅となっています。
1925年に江若鉄道と京阪京津線が相次いで乗り入れ、駅の位置と構造はその後数度の変更が実施されています。。
江若と国鉄の浜大津駅は1969年に廃止され、現在の京阪の浜大津駅は1981年にびわこ国体に絡む大津市の都市計画事業の一環として、石山坂本線の駅(旧・浜大津(東口)駅)の北隣に当たる同駅の跡地に建設されたものです。
島式1面2線のホームを持つ地上駅である。橋上駅舎を有しています。改札口は1か所で自動化されています。
PiTaPa・ICOCAは京津線、石山坂本線両線で利用可能です。
ホームとの段差は、京津線車両の場合はホームとほぼ同一面になっているのに対し、石山坂本線車両の場合はそれよりもやや高いため、若干の段差が生じてしまう。
京津線の電車は2番線に到着後、石山寺方にある引き上げ線に入ってから折り返し、1番線に入線して再び御陵方へ向かう。
京津線は浜大津駅の発車後すぐに90度のカーブを通過します。


のりば
のりば 路線 方向 行先 備考
1 石山坂本線 下り 坂本比叡山口方面
京津線 三条京阪・太秦天神川方面 御陵駅より地下鉄東西線へ直通
2 石山坂本線 上り 石山寺方面
京津線 (到着列車降車ホーム)



1880年(明治13年)7月15日:官設鉄道の大津駅として開業しています。
1889年(明治22年)7月1日:東海道本線関ヶ原駅-馬場駅(現・膳所駅)開業に伴い支線の駅となり、旅客営業を廃止しています。
1898年(明治31年)8月1日:旅客営業を再開しています。
1913年(大正2年) 3月1日:大津電車軌道の大津駅開業。国鉄駅は旅客営業を廃止し、貨物駅となっています。
4月3日:江若鉄道の新浜大津駅が開業しています。
6月1日:大津電車軌道の大津駅が浜大津駅に改称しています。
1922年(大正11年) 5月7日:路線延伸により大津電車軌道の浜大津駅が、新浜大津駅前の道路上に移転しています。
5月15日:浜大津駅 - 三井寺駅間が開業しています。
1925年(大正14年)5月5日:路線延伸により京阪京津線の浜大津駅が開業しています。
1927年(昭和2年)1月21日:合併により大津電車軌道の駅が琵琶湖鉄道汽船の駅となっています。
1929年(昭和4年)4月11日:合併により琵琶湖鉄道汽船の駅が京阪石山坂本線の駅となっています。
1939年(昭和14年)6月20日:京津線と石山坂本線の連絡線が完成しています。同時に石山坂本線の浜大津駅はやや東に移動します。
1943年(昭和18年)10月1日:京津線・石山坂本線の駅が、合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となります。
1944年(昭和19年)4月:輸送力増強のため、それまで全線に渡っていた低床車の直通運転区間を近江神宮前駅以南に短縮しています。それに伴い石山坂本線の浜大津駅は仮設の高床ホームを急造して、ラッシュ時には高床車が浜大津まで乗り入れる形が取られました。
1946年(昭和21年)5月10日:京津線の浜大津駅を、石山坂本線南側の路上から北側の船溜跡に移設しています。頭端式凹形ホーム1面の終着駅タイプとなっています。同時に石山坂本線・石山方面への連絡線を複線化しています。
1947年(昭和22年)1月25日:江若鉄道が当駅から膳所駅まで延伸しています。
1949年(昭和24年)12月1日:京津線・石山坂本線の駅が、京阪神急行電鉄から分離し、再び京阪電気鉄道の駅となります。
1957年(昭和32年) 1月10日:浜大津駅の改良工事が着工しました。
2月13日:浜大津駅改良工事が運輸・建設両大臣から認可されました。
3月20日:総工費2,637万円を投じた改良第1期工事完成。携帯品一時預り業務を開始、京津線の乗り場が頭端式E形ホーム2面に改良されています。併せて石山坂本線の浜大津駅を対向式高床ホーム2面の「浜大津(東口)駅」として整備し、北側(上り線)ホームに駅舎を設置しています。
4月21日:入場券の発売を開始しました。
7月15日:改良第2期工事完成。石山坂本線との間はスイッチバックでの連絡に変更。軌道内と構内に駅前広場舗装緑地帯を新設し、構内売店を新設しました。
1965年(昭和40年)7月10日:江若鉄道浜大津 - 膳所間廃止。再び終着駅になります。
1969年(昭和44年)11月1日:江若鉄道、国鉄浜大津支線廃止に伴い、江若鉄道浜大津駅および国鉄浜大津駅が廃止されました。
1980年(昭和55年)7月23日:びわこ国体の開催に絡み、京津線の浜大津駅と石山坂本線の同駅との統合が決定しました。江若鉄道の浜大津駅跡地に建設することとなり、地鎮祭と起工式を挙行しています。
1981年(昭和56年) 4月12日:京津線と石山坂本線の駅を新駅舎に統合・移転しています。
7月31日:移設・統合化工事が完成しました。
10月3日:浜大津総合ターミナルが完成し、現在の形となっています。
1986年(昭和61年)5月16日:浜大津駅、石山寺側に回生電流吸収装置を設置、使用開始。回生電流は浜大津駅の照明などに利用しています。
1993年(平成5年)11月 - 翌年3月頃:京津線の4両化に伴い、ホームを南に延長。また京津線車両が折り返すための引き上げ線も4両対応化されています。
1998年(平成10年)10月1日:ホームと橋上駅舎間のエレベーター使用を開始しました。
1999年(平成11年) 3月31日:駅舎改良工事を竣工しています。
10月3日:滋賀県「住みよい福祉のまちづくり賞」を受賞しました。
2007年(平成19年)4月1日:PiTaPaが利用可能となっています。
2008年(平成20年)8月:医療法人社団洛和会より寄贈を受け、AEDを設置しました。
2014年(平成26年)3月8日:改札階とプラットホーム間のエスカレーターの更新工事が完成、使用を開始しました。
2016年(平成28年)11月:耐震補強工事が竣工しています。
2017年(平成29年) 8月4日:ホームの行先表示機を更新しています。
8月7日:コンコースの行先表示機を更新しています。
2018年(平成30年)3月17日:駅名を「びわ湖浜大津駅」 に改称しています。改称理由は「浜大津がびわ湖大津観光の玄関口である事」からとのことです。