JR西日本・ハピラインふくい 敦賀駅
敦賀(つるが)
北陸新幹線   越前たけふ 敦賀    
北陸本線 新疋田
ハピラインふくい線        南今庄
小浜線       西鶴賀
所在地 福井県敦賀市鉄輪町一丁目1番24号
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
ハピラインふくい
所属路線 北陸新幹線(JR西日本)
キロ程 470.6km(高崎起点) 
所属路線 A 北陸本線(JR西日本)
B 湖西線直通含む)
駅番号 JR-A01(北陸本線)
JR-B08(湖西線) 
キロ程 45.9km(米原起点)
所属路線 小浜線 
キロ程 0.0km(敦賀起点) 
所属路線 ハピラインふくい線 
キロ程 0.0km(敦賀起点)
駅構造 地上駅(在来線)
高架駅(新幹線)
ホーム 7面15線
乗車人員 3,589人/日(降車客含まず) 2017年
開業年月日 1882年(明治15年)3月10日
駅種別 共同使用駅(JR西日本の管轄駅)
直営駅 みどりの窓口 みどりの券売機プラス
敦賀駅
敦賀駅
敦賀駅前
敦賀駅前
ホームの先がカーブしているのが分かる ホームに回送列車が停車しています
ホームの先がカーブしているのが分かる ホームに回送列車が停車しています
敦賀駅(つるがえき)は、福井県敦賀市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・ハピラインふくいの駅である。
2024年3月16日に北陸新幹線の敦賀駅延伸開業以降は、当駅は暫定的に北陸新幹線の終着駅であり、北陸地方から京阪神や東海地方への移動は当駅で乗り換えが必要となるなど、北陸地方の玄関口を担う駅である。
JR西日本金沢支社が管理する直営駅で、ハピラインふくいと共同使用する。事務管コードは▲541413を使用している。駅全体をJR西日本が管理し、ハピラインふくいはまちなみ口(西口)に窓口を設置する形で入居している。共同使用となる際にJR西日本は駅長室をまちなみ口(西口)からやまなみ口(東口)へ移転したため、両社の住居表示が異なっている。
まちなみ口(西口)には「都恕我阿羅其等像」(都怒我阿羅斯等の銅像)、敦賀駅前商店街には『宇宙戦艦ヤマト』ならびに『銀河鉄道999』の銅像(敦賀港開港100周年を記念して設置)がそれぞれ設置されている。
ハピラインふくいハピラインふくい線の当駅の次の南今庄駅とは北陸トンネルを挟んで16.6km離れており、JR西日本北陸本線であった当時は、JR西日本の在来線で最も駅間距離が長い区間であった。なお、2024年3月16日の同区間のハピラインふくいへの経営移管後は、JR西日本の在来線では山陽本線の上郡駅 - 三石駅間(12.8km)が最長となった。
北陸本線有数の難所である柳ヶ瀬越え・杉津越えに南北を挟まれた駅で、かつてはその歴史的背景から機関区などが所在したため広大な敷地を有する。駅構内の北東側には貨物駅と自動車(国鉄バス)区があり、東側には敦賀第一機関区と客貨車区が、また交流電化時には駅南側に敦賀第二機関区が設けられ、峠越えに備えた重装備のD51形蒸気機関車が多数配置され、機関車の交換や地域輸送列車の仕立てが多数行われていた。さらに駅南西側5万㎡には、国鉄敦賀総合庁舎や各種機関の敦賀支所、職員住宅などが置かれていた。
1960年代に入り近代化が行われ、「鳩原ループ線」・深坂トンネル・北陸トンネル建設による新線切り換え・複線化と交流電化が行われ輸送力の強化が図られた。現在は長距離列車は交直流電車を使用する優等列車へ置き換えられ、2015年3月13日の大阪行き臨時寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」を最後に長時間停車する列車はなくなった。さらに、国鉄時代には特急列車も含めて当駅には全列車が停車していたが、民営化後は大阪・京都方面から福井・金沢・富山方面へ特急列車の増発や速達性を優先するなどの影響で当駅を通過する特急列車が僅かながら設定されていた。
その後、電車化や貨物列車削減および国鉄分割民営化に伴い、2つの機関区を統合して敦賀機関区とし、車両検修部門および旅客関係の乗務員部門を敦賀運転所として分離し、敦賀機関区はJR貨物の、敦賀運転所はJR西日本の所属となった。敦賀運転所はさらに組織変更が行われ、福井地域鉄道部敦賀運転派出、北陸本線の新疋田駅と小浜線の各中間駅を管理下に置く「敦賀地域鉄道部」を経て、2024年3月16日から乗務員は「敦賀列車区」、車両は「金沢車両区敦賀支所」、施設は「敦賀保線区」、電気は「敦賀電気区」となっている。また、北陸新幹線開業に伴い、「敦賀新幹線列車区」が設置された。交流電気機関車の営業用第一号となったED70 1号機は敦賀第二機関区に配置され、使用停止後も永らく敦賀運転所内に保管されていたが、現在は長浜鉄道スクエアにて屋内展示されている。
一方、貨物列車の中継としての機能もあった。前述の通称「敦賀港線」への貨物列車や専用線発着の私有タンク車による硫酸輸送などもあったが、現在は貨車継走はなく、旧機関区や側線群が整理され島式ホーム2面4線の高架線を持つ北陸新幹線のホームが建設された。
かつて北陸本線は、坂田駅以北が当駅も含め交流電化であり、京阪神からの新快速電車をはじめとする直流専用電車の乗り入れが不可であったが、坂田駅 - 長浜駅間が直流電化に変更され長浜駅まで新快速電車が乗り入れるようになると利用者が急増し長浜市が活性化した。そうしたことから同様の効果を期待して、2006年に湖西線永原駅 - 近江塩津駅間と北陸本線長浜駅 - 当駅間の直流化を実施し、当駅まで新快速電車を始めとする直流専用電車が乗り入れるようになった[12]。なお、これらの直流化に先駆けて、大部分の費用を地元自治体が負担する形で非電化であった小浜線(当駅 - 東舞鶴駅間)を2003年に直流で電化している。

乗り入れ路線

JR西日本が、当駅が終点となる北陸本線を所属線としており、当駅が起点となる小浜線、当駅が終点となる北陸新幹線を含め3路線が乗り入れている。この3路線に加えて、2つ隣の近江塩津駅から分岐する湖西線の一部列車も乗り入れ運行系統上の終着駅となっている。そのため駅ナンバリングにおいては北陸本線と湖西線の2線の駅ナンバーを持ち、北陸本線がJR-A01、湖西線がJR-B08である。ハピラインふくいは、当駅が起点となるハピラインふくい線が乗り入れている。
このほか、当駅からは元・敦賀港駅へ通じる北陸本線の貨物支線(通称「敦賀港線」)が分岐していた。この支線はJR貨物の第一種鉄道事業路線であったが、2009年3月いっぱいで貨物列車の設定がなくなり踏切の線路が埋められて、事実上休線となっていた。その後、2019年4月に正式に廃線となった(JR貨物は北陸本線の第二種鉄道事業免許を有している)。
後述する北陸新幹線の当駅 - 金沢駅間延伸開業に伴う北陸本線の経営分離により、JR西日本とハピラインふくいとの境界駅となった。[22][23][24].。以後の定期旅客列車は4路線いずれもが当駅を起終点としており、当駅にて異路線へは直通していない。
当駅 - 新大阪駅間のルートは長らく未定であったが、のち小浜市・京都駅・松井山手駅近辺(京田辺市)を経由するルートで決定した[25][26]。但し、建設費(財源)の問題、京都駅周辺住民による反対意見(京都駅は地下駅を想定しているが、工事により地下水に影響を及ぼす可能性)のほか、環境アセスメントにも着手できていないことから、着工の目途は立っていない。

北陸本線・湖西線直流化工事

北陸本線の長浜駅と当駅までと、湖西線の永原駅と近江塩津駅までの直流電化への変更が滋賀県と福井県が主導となって決まり、2003年4月に工事協定を結び、同年10月26日に着工しています。
工事は2006年9月23日深夜から9月24日未明にかけて行われた電気設備切替工事をもって完了し、同年10月21日から京阪神方面との新快速をはじめとする直流電車の直通運転が始まっています。これにより、朝8時台の福井行き1本以外の普通列車は、当駅で系統が分断されています。
従来は、北陸本線長浜駅 - 虎姫駅間と湖西線永原駅 - 近江塩津駅間にあったデッドセクションが、当駅北3.9km地点(北陸トンネル敦賀側坑口から200m)に移設されています。
ちなみにこの直流電化事業は、2003年完成の小浜線電化事業、計画中の琵琶湖若狭湾快速鉄道(リゾートライン、現在は計画撤回)計画と共に「嶺南鉄道三点セット」と呼ばれています。

駅舎改築計画

当駅は完成から半世紀近くに渡り供用が続けられてきましたが、2009年から2010年にかけて敦賀市が事業主体となって駅舎改築が検討されています。 概要としては、次の通りです。
・駅舎を3階建ての橋上駅舎に改築し、改札口を3階に移動し、跨線橋で各ホームにアクセスすることになります。
・駅舎は2代目駅舎(1910年落成、1945年7月12日の敦賀空襲で焼失)をモチーフにしたデザインを中心に検討中とのことです。
・バリアフリー化として駅舎1階 - 3階と跨線橋 - 各ホームにエレベーターを設置します。
・駅舎を現地から30mほど南に移動します(概ね市営駐車場の東側の位置)。
しかし、2007年末頃から北陸新幹線の敦賀駅までの延伸を考慮し、「新幹線の状況が決まらない以上、駅舎改築には同意できない」とJR西日本が表明し、駅舎改築計画は事実上凍結されています。
その後、現駅舎を大規模リニューアルする案が浮上、2008年11月25日に開かれた「敦賀駅周辺整備構想策定委員会」でその方針が明らかとなっています。概要は以下のとおりです。
・中2階を新設、トイレを増設し、待合室を拡張。観光案内所も拡充します。
・一部は中2階までの吹き抜け構造にします。床面積は約1.5倍の1330平方メートルとなります。
・外観デザインは当初3案が存在し、これに加え、先の改築計画でまとまった2代目駅舎をモチーフとした案を追加しています。
・JR西日本のバリアフリー化工事は、幅4mの跨線橋を新設した上で各ホームとの間にはエレベーターと上りエスカレーターを新設します。
・駅舎のうち、駅長室がある部分は現状のままとする。
費用は約6 - 8億円と見込まれ、2009年度当初予算へ盛り込んでJR西日本が2009年度に着手するバリアフリー化工事と同時着手、2年の工期をめどに同時完成を目指すとしていました。その後、駅舎デザインに関して市民からの提案があり計画は少々延期されたものの、2010年5月頃から仮駅舎を建設、10月22日に仮駅舎の使用を開始しています。旧駅舎(待合室辺り)は解体された後、敦賀市が2013年の完成予定で建設します。
2014年4月5日、「敦賀駅交流施設オルパーク」が開館しています。
なお、これらのバリアフリー設備については2012年12月16日に使用が開始されています。

貨物取扱

現在、JR貨物の駅としては車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はなくなっています。
貨物設備は無く、専用線も当駅には接続していません。
最後まで使用されていた専用線は、東洋紡へ続くものでした。この路線は、浮島町駅から当駅まで輸送されてきたエチレングリコールを輸送するために使用されていましたが、1996年頃に廃止されています。
また、当駅東側にあるJX金属敦賀リサイクル(当時は日鉱亜鉛敦賀製錬所)へ続く専用線もあり、黒部駅へ輸送する亜鉛焼鉱の搬出に使用されていたが、亜鉛製錬終了に伴い1995年10月頃に廃止されています。
なお過去には、日鉱亜鉛から東洋紡績へ、といった同一駅構内間の輸送が行われていたことがありました。
当駅から南に敦賀地域鉄道部および敦賀運転センター車両管理室があります。
車両基地である敦賀運転センター車両管理室構内にはJR貨物関西支社の乗務員区所である「敦賀機関区」が併設されています。
北陸本線の上り列車で敦賀駅を発車して車窓右手側に確認できます。

駅の構造

敦賀駅前
敦賀駅前
全て島式ホームで、7面15線を有するターミナル駅。このうち在来線は全て地上駅で5面11線、北陸新幹線は高架駅で2面4線の構造。
在来線ホームのうち、まちなみ口(オルパーク)に接する島式3面7線(1番 - 7番のりば)のホームが従来からあるホームで、うち中央の1面は南端部を切欠きホームとした3線となっている。これら3面のホームは、コンコースとの間、ないしホーム間は地下道またはエレベーター・エスカレーターを有する跨線橋で連絡している。
北陸新幹線開業に合わせ、新幹線との接続利便確保のため、北陸新幹線のホーム部の真下の1階に乗り換え用在来線特急専用の島式2面4線のホーム(31番 - 34番のりば)が新たに設けられた[69]。このうち西側の1面2線は大阪・名古屋方面から到着する在来線特急の降車ホームで、東側の1面2線(33番・34番のりば)は逆に在来線特急の発車ホームとなっている。新幹線ホームはかつての機関区などがあった、現在のまちなみ口まで約200m離れた場所に設置することとなり、ホームが地上から20m以上もの高さも相まって、在来線との乗り換えの際の利便性に関して懸念が指摘されたことから、2階コンコースとの間にエレベーター6基・エスカレーター24基、さらに2階の乗り換え改札口には19台もの自動改札機を設置して対応した。
また、やまなみ口・新幹線及び31 - 34番のりばからは従来からの在来線ホーム(1 - 7番のりば)とも離れていることもあり、まちなみ口との間の連絡橋にムービングウォークを設置して、利便性の向上に配慮した。
新幹線ホームは国道8号のバイパスを跨ぐ関係上、高さは約21mとされ、構造は2面4線となっている。
新幹線駅デザインは「港町」をテーマとし、コンコースは天井部分に北前船の帆のモチーフでスケール感が出るように設営する。また、敦賀湾の波のきらめきな外観に、ホームは船の甲板をイメージした木調タイルにする。駅舎は2021年9月に着工し、2023年9月14日に完成した。整備新幹線の駅舎としては大型建築物ではあるが、1階在来線ホーム階を除く部分の2階乗り換え通路階と3階新幹線ホーム階の合計面積では、新大阪駅の同部分の17%に過ぎない。
開業前の2024年1月18日に、約900名が乗客役として参加した公開模擬訓練が行われ、敦賀着の新幹線つるぎから在来線特急しらさぎ、サンダーバードへと乗り換えた際に実際にかかる時間、導線などの確認が行われた。だが、この時は1階のホームに下りる2階のエスカレーター2か所のうち手前に参加者が集中して混雑が発生したことなどが原因で、乗客全員が乗り換えを完了するまで想定した最短乗り換え時間である8分を超える13分を要したことから、JR西日本は混雑解消策として、2階コンコースでは床にサンダーバード用(青色)としらさぎ用(オレンジ)の2本のラインを新たに追加し、また1階の在来線特急出発用ホームである33番線・34番線ホームにおいてはサンダーバードとしらさぎの停車位置をおよそ60mずらして乗客の導線を分散させることで、混雑の緩和を図ることになった。なお、逆に在来線特急から新幹線への乗り換えについては、在来線特急は降車専用のホームを使用することなどから大きな混乱は起きないとみており、こちらは特に対策は取られていない。
在来線は地上駅ではあるが、ホームはコンコースやまちなみ駅前ロータリーより一段高い位置にあるため高架駅のような構造となっている。また、跨線橋はその従来のホームのさらにその上に設けられているため、まちなみ口コンコースと跨線橋を結ぶ階段・エスカレーターは長くなっている。なお、駅構内図ではまちなみ口コンコースを1階、ホームを2階と表示している。
駅構内には、まちなみ口改札外・やまなみ口改札外それぞれのコンコースにみどりの窓口のほか、みどりの券売機またはみどりの券売機プラスが両改札外コンコースに加え新幹線乗り換え口付近(在来線エリア)に設置されている。構内南側には敦賀地域鉄道部があり、車両が配置され夜間滞泊もある。
新幹線ホームへは外部から直接入場することはできず、まちなみ口・やまなみ口ともに一度在来線の改札口を通った後に再度乗り換え改札口を通る必要がある。
コンコース設置の自動改札機は2018年9月8日に磁気券に限定して運用が開始され、9月15日からはICOCAのエリア拡大に伴い交通系ICカードの使用が可能となった。北陸本線方面へは200km圏内、ハピラインふくいではIRいしかわ鉄道俱利伽羅駅までの利用が可能である。なお、小浜線では東舞鶴駅も含め、ICOCAなどの交通系ICカードは使用できない。
北陸本線・小浜線 のりば
のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 小浜線 - 小浜・東舞鶴方面
3 ハピラインふくい線 下り 福井方面 普通・快速
4 A北陸本線
B湖西線
上り 米原・京都方面 普通
新快速
5 ハピラインふくい線 下り 福井方面 普通・快速
A北陸本線
B湖西線
上り 米原・近江今津方面 普通
新快速
6 米原・京都・大阪方面
7
ハピラインふくい線 下り 福井方面 普通・快速
31・32 A北陸本線
B湖西線
- 降車ホーム 臨時の「サンダーバード」・「しらさぎ」は31・32番のりばからも発車
33 特急 サンダーバード 京都・大阪方面
34 特急 しらさぎ 米原・名古屋方面
  • 1・2番のりばには小浜線、4 - 7番のりばには北陸本線、3・5・7番のりばにはハピラインふくい線の列車が発着する。
  • 小浜線は主に1番のりば、北陸本線・湖西線は主に5番のりば、ハピラインふくい線は主に7番のりばから発車する。
  • 特急列車は31 - 34番のりばからの発着である。
  • 4番のりばは5番のりばの最南端(新疋田方面)の切り欠き部分にあり、移動に不便を伴う[注釈 1]ため、現在旅客列車は使用されていない。
  • 6番のりばは早朝と夕方のごく一部列車のみ使用し、他は当駅止まりや回送列車が使用する。
  • 31 - 34番のりばは、2024年3月16日の北陸新幹線敦賀開業時から供用が開始された。これについては、「ニコニコ超会議2023」の企画である「北陸新幹線延伸区間潜入ロケ」で明らかとなった。
新幹線のりば
ホーム 路線   行先
11-14 北陸新幹線  金沢・東京方面 

ダイヤ

北陸本線

  • 特急は、大阪行き「サンダーバード」が毎時1 - 2本、名古屋または米原行き「しらさぎ」が毎時1本、それぞれ発着する。
  • 新快速・快速は北陸本線内は全て各駅停車。一方、臨時快速は米原まで途中無停車となっている。
  • 新快速は、早朝5時台に2本あるほか、朝9時台から夕方の18時台まで毎時1本が発車する。日中の9時台から15時台は普通の発着はなく毎時新快速の1本のみとなり、かつその時間帯の新快速は全て湖西線経由のため、長浜・米原方面各駅へは近江塩津駅での乗り換えが必要になる。なお、早朝と17時台・18時台の新快速は米原経由である。
  • 快速は、早朝5時台に湖西線経由大阪方面行きが1本のみ設定されている。
  • 臨時快速は、6時台に米原行きが1本のみ設定されている。この列車はそれまでの特急「しらさぎ」の代替であり、ハピラインふくい線福井発敦賀行きの快速と接続するほか、米原では東海道新幹線に接続する。利用状況によっては運転を取りやめる可能性があるため、当面は毎日運転の臨時快速としている。
  • 朝と夜間を中心に普通も1時間あたり1 - 2本運転されている。主に米原または長浜行きだが、湖西線経由近江今津または京都行きも運転されている。

小浜線

  • 1 - 2時間に1本程度であり、基本的には「サンダーバード」「しらさぎ」と接続するダイヤとなっている。

ハピラインふくい線

  • 普通が殆どだが、朝と夜間に福井行き快速が計5本設定されている。
  • 日中以外は快速・普通合わせて毎時2 - 4本運転されるが、日中は普通が毎時1本のみ運転される。
  • なお、殆どが福井行きだが、一部は福井を超えて芦原温泉、金沢まで行くものや、朝に1本のみ鯖江までの区間運転もある。

歴史

  • 1882年(明治15年)3月10日:官設鉄道の洞道口駅(後の洞道西口駅) - 敦賀駅間と敦賀駅 - 金ヶ崎駅(後の敦賀港駅)間(後の敦賀港線)の開業により、一般駅として設置される。
  • 1884年(明治17年)4月16日:柳ヶ瀬トンネルの完成に伴い(同年3月30日に完成)、長浜駅 - 金ヶ崎駅間の全線が開業。
  • 1895年(明治28年)4月1日:線路名称が制定され、東海道線の所属となる。
  • 1896年(明治29年)7月15日:北陸線として当駅 - 福井駅間が開業する。
  • 1897年(明治30年)9月20日:東海道線の当駅 - 金ヶ崎駅間の旅客営業が廃止される。
  • 1902年(明治35年)11月1日:線路名称が改定され、東海道線の米原駅 - 敦賀駅 - 金ヶ崎駅間が北陸線に編入される。
  • 1909年(明治42年)
    • 6月1日:氣比神宮南西脇より現在地に移転する。
    • 10月12日:線路名称が改定され、北陸線が北陸本線になる。
  • 1910年(明治43年):2代目駅舎が完成。
  • 1917年(大正6年)12月15日:小浜線当駅 - 十村駅が開業する。
  • 1919年(大正8年)1月11日:当駅 - 敦賀港駅間の旅客営業が再開される。
  • 1945年(昭和20年):敦賀空襲で2代目駅舎を焼失する。バラックによる3代目駅舎を建設する。
  • 1951年(昭和26年)3月:4代目の駅舎が完成する。
  • 1957年(昭和32年)10月1日:北陸本線の木ノ本駅 - 近江塩津駅 - 当駅間の新線が単線開業および交流電化され、旧線は柳ヶ瀬線となる。
  • 1962年(昭和37年)6月10日:当駅 - 今庄駅間に北陸トンネルが開通し、当該区間の切り替えに伴い交流電化、複線化される。新設6番7番のりば(第3ホーム)を上り線用に使用開始。
  • 1963年(昭和38年)9月30日:鳩原ループ線が開通し、新疋田駅から当駅間が複線化される。柳ヶ瀬線の疋田駅 - 当駅間が休止される。
  • 1964年(昭和39年)5月11日:休止中の柳ヶ瀬線が廃止される。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月31日:敦賀港線の旅客営業を廃止する。
    • 4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本・JR貨物の駅となる。
  • 1997年(平成9年)3月22日:定期貨物列車の設定がなくなる。
  • 2003年(平成15年)
    • 3月15日:小浜線が直流電化開業する。
    • 10月26日:北陸本線、湖西線の直流電化工事が開始される。
  • 2006年(平成18年)
    • 9月24日:北陸本線、湖西線の直流送電が開始される。
    • 10月21日:北陸本線長浜駅 - 当駅間の直流電化により、新快速が当駅までの乗り入れを開始する。
  • 2010年(平成22年)10月22日:仮駅舎の使用を開始。
  • 2012年(平成24年)12月16日:バリアフリー化工事が完了。エレベーター、エスカレーターの使用を開始。
  • 2014年(平成26年)4月5日:「敦賀駅交流施設オルパーク」が開館。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月17日:駅ナンバリングが導入される。
    • 9月8日:自動改札機の使用開始。
    • 9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる(小浜線では利用不可)。
  • 2019年(平成31年)4月1日:敦賀港線が廃線となる。
  • 2022年(令和4年)8月5日:集中豪雨のため今庄駅周辺の線路が浸水、敦賀駅 - 武生駅間が不通。8月8日から8月10日までの間、福井県が乗車無料の災害時緊急シャトルバスの直行運行を行う。
  • 2023年(令和5年)3月18日:普通列車の一部が当駅で系統分離され、当駅を跨ぐ列車は特急と貨物列車のみとなる。
  • 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 当駅間が延伸開業。これに伴い、北陸本線の当駅 - 大聖寺駅間がハピラインふくいに移管され、同社との共同使用駅となった。