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雪に包まれたホーム |
新疋田駅は、福井県敦賀市疋田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅です。
隣の近江塩津駅から分岐する湖西線の列車も乗り入れます。駅番号は北陸本線がJR-A02、湖西線がJR-B09となっています。
当駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。上り本線はホームに接していない中央の1線で、通過列車が使用します。
停車する列車はホームに接する待避線(運転上は上り1番線)を使用します。
当駅から敦賀方面は金沢支社敦賀地域鉄道部の所管となっていて、隣の近江塩津駅から先は近畿統括本部所管になります。
なお、境界標は近江塩津駅の第1場内信号機付近に設置されています。
当駅は、敦賀地域鉄道部が管理する無人駅です。駅舎は下りホーム(1番のりば)にあり、上りホーム(2番のりば)へは構内踏切を渡ります。窓口営業を廃止した後も永らく運転管理の駅員が配置されていましたが、後にその要員も無配置となっています。自動券売機は設置されていません。
駅舎は、ハンドカットのログハウスの平屋建てで、内部には鉄道写真を飾るギャラリーや多目的トイレ、待合スペースなどがあります。北陸本線の長浜駅 -
敦賀駅間などの電源方式変更(直流化)に伴い、敦賀駅まで延伸される新快速が新たに停車することとなったことに合わせて総工費7,200万円で駅舎が改築され、2006年(平成18年)10月11日に供用を開始しています。
また、改築と同時にパークアンドライド用の駐車場が整備されています。
直流化に伴い、駅構内に新疋田変電所が新設されています。新疋田変電所は電力会社からの受電を1回線のみとし、リチウムイオン電池を用いた補完装置を設置しているので、電力が途絶えても蓄電池での送電が行えるようになっています。
北陸本線・湖西線のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
1 |
A 北陸本線
(B 湖西線含む) |
下り |
敦賀・福井方面 |
朝1本を除き敦賀行き |
2 |
上り |
大阪・米原方面 |
日中は B 湖西線経由のみ |
歴史
- 1957年(昭和32年)10月1日、日本国有鉄道北陸本線の木ノ本駅 - 敦賀駅間の経路変更に伴い一般駅として開業しています。駅建設の際、予定地内に桃の木30本を持つ地主が立木一本あたり5万円を要求、交渉がまとまらず一時は開業が危ぶまれていましたが、なんとか開業にこぎつけました。
- 1960年(昭和35年)8月1日、貨物の取り扱いを廃止し、旅客駅となっています。
- 1963年(昭和38年)10月1日、衣掛隧道ループ線の開通に伴い鳩原信号場を廃止し、当駅 - 衣掛 - 敦賀駅間を上り線に、当駅 - 鳩原 -敦賀駅間を下り線専用とすることで複線化しています。同時に柳ヶ瀬線の疋田駅
- 敦賀駅間が休止となっています。
- 1966年(昭和41年)11月30日、沓掛信号場から当駅までが複線化されるとともに、同信号場を廃止しています。
- 1971年(昭和46年)3月25日、荷物の取り扱いを廃止しています。
- 1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となります。
- 2003年(平成15年)10月26日、北陸本線・湖西線の直流電化工事が開始されました。
- 2006年(平成18年) 10月11日、新駅舎の使用を開始しました。ホームの改良工事が完成しています。
- 同年10月21日、北陸本線長浜駅 - 敦賀駅間直流電化により、新快速の乗り入れを開始しています。
- 2018年(平成30年) 3月17日、駅ナンバリングが導入され、使用を開始します。
- 同年9月15日、ICカード「ICOCA」の利用が可能となりました。ただし、2018年11月現在、チャ−ジ不可です。
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