地鉄ビル前(ちてつびるまえ) |
電気ビル前→地鉄ビル前→電鉄富山駅・エスタ前 |
所在地 |
富山県富山市桜橋通り |
駅番号 |
C13 |
所属事業者 |
富山地方鉄道 |
所属路線 |
富山軌道線本線 |
キロ程 |
3.3km(南富山駅前起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面2線 |
乗降人員 |
363人/日(2019年) |
開業年月日 |
1934年(昭和9年)頃 |
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地鉄ビル前停留場 |
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下りホーム |
駅名標 |
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上りホーム |
下りホームにスロープが設置されています |
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電気ビル前停留場(でんきビルまえていりゅうじょう)は、富山県富山市桜橋通りにある、富山地方鉄道富山軌道線本線の停留場です。駅番号はC12。
富山県道22号富山停車場線上の併用軌道に設置されています。
2面2線相対式(千鳥式)ホームを持っています。
ホームは最近改修されて、これまでより少し高くなり、手すりとスロープが設置されています。
近くには、電気ビル、名鉄トヤマホテル、NTT西日本富山支店などがあり、ビジネス街となっています。
1934年頃のルート変更に伴って設置された当初は「桜町停留場」と命名されていました(旧ルート上にも同名の停留場が存在していました)。
当停留場が所在する交差点(中央郵便局前交差点)の北東角(現・富山地鉄ゴールデンボウル所在地)には軌道線の桜町車庫があり、車両基地として使用されていました。
この車庫は1951年(昭和26年)10月10日に千歳町へ機能が移転されて廃止されています。
その後1964年(昭和39年)、東部線の線形改良に伴う付け替えにより交差点を西へ直進する線路が敷設され、分岐停留場となっています。しかし東部線は8年後の1972年(昭和47年)にあっけなく廃止されています。
歴史
- 1934年(昭和9年)頃:桜橋 - 富山駅前 - 総曲輪間のルート変更に伴い、富山市営軌道の桜橋北詰停留場として開業。
- 1936年(昭和11年)4月15日:宮下線(桜橋北詰 - 赤十字病院角)間開業。
- 1937年(昭和12年)9月11日:神通川廃川地埋立事業に伴って富山電気ビルデイングが竣工し、当停留場がその北入口前に所在していたことから、富山電気ビルデイング株式会社は富山市に対して当停留場を「電気ビル前」と改名してほしい旨を陳情していたが、同日付けをもって富山市と富山電気ビルデイングとの間に契約書が手交され、同社が富山市に対して1か月40円を負担することを条件として、当停留場を電気ビル前停留場と改称することになった。
- 1943年(昭和18年)1月1日:路線譲渡により富山地方鉄道の停留場となる。
- 1945年(昭和20年)8月2日:富山大空襲の戦災より休止。
- 1946年(昭和21年)1月14日:南富山駅前 - 富山駅前間復旧に伴い営業再開。
- 1949年(昭和24年)12月30日:宮下線(電気ビル前 - 東田地方間)営業再開。
- 1964年(昭和39年)11月8日:東部線付け替えに伴い宮下線廃止。
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