とさでん交通御免線 デンテツターミナルビル前停留場
デンテツターミナルビル前(でんてつたーるなるまえ)
菜園場町デンテツターミナルビル前はりまや橋
所在地 高知県高知市はりまや町一丁目
所属事業者 とさでん交通
所属路線 とさでん交通御免線
キロ程 10.8km(後免町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 千鳥式ホーム2面2線
開業年月日 1908年(明治41年)10月31日
デンテツターミナルビル前駅ホーム
 デンテツターミナルビル前駅ホーム
渡り線がある 600形電車
 渡り線がある  600形電車
デンテツターミナルビル前停留場は、高知県高知市はりまや町一丁目にある、とさでん交通後免線の路面電車停留場です。
隣のはりまや橋停留場とは、はりまや交差点を挟んで設置されています。こんな近距離で駅が要るものなのかと思うくらいですが。
当停留場は1908年(明治41年)10月31日、伊野線の堀詰駅から後免線の下知駅までの区間が開通したのに合わせて土佐橋駅として開業しています。しかし1944年(昭和19年)、隣にあった八幡通駅に統合され廃止されています。
そこから再び駅が設けられたのは1958年(昭和33年)、浦戸町土電会館前駅として復活しています。このとき駅に設けられたのは上り後免町方面行きの乗り場のみでした。駅名はその後、1973年(昭和48年)にとでん西武百貨店前駅への改称を経て1992年(平成4年)よりデンテツターミナルビル前と称するようになっています。下りはりまや橋方面行きの乗り場が設置されたのは2005年(平成17年)のことです。はりまや橋駅の伊野線伊野方面行き乗り場が移設されたのに伴い、従来の乗り場がそのまま当停留場の乗り場に転用されています。つまりここは元々がはりまや橋駅ホームだったわけで、ほとんど隣接しているといえます。
デンテツターミナルビル前駅は後免線の併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれています。ホームははりまや交差点の東側に2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されるが、互いのホーム位置は斜向かいにずれている千鳥式ホームです。西寄りにあるのが、はりまや橋方面行きの5番乗り場、東寄りにあるのが後免町方面行きの6番乗り場(1番から4番ははりまや橋駅の乗り場)となります。5番乗り場はかつてはりまや橋駅の伊野線伊野方面行き乗り場だったのですが、2005年に同駅の連絡線新設工事に伴い乗り場が交差点の西側に移設されたのを受け、当駅の乗り場へと改められたのです。
両ホーム間には渡り線が設置されています。これは伊野線はりまや橋止まりの電車が設定されていた時代の名残ですが、現在ははりまや駅止まりの電車はないのです。
駅名にあるデンテツターミナルビルは駅の北側、はりまや交差点北東角に建っています。一方、かつての駅名にあったとでん西武は交差点南東角にあった百貨店です。1958年(昭和33年)に土電会館として開業し、往時はホテル・デパート・バスターミナル・映画館が入居していましたが、2002年(平成14年)に閉館しています。


1908年(明治41年)10月31日 - 土佐電気鉄道の土佐橋停留場として開業。
1944年(昭和19年)4月1日 - 八幡通停留場に統合され廃止。
1958年(昭和33年)3月26日 - 浦戸町土電会館前停留場として再開業。乗り場は後免町方面行きのみ。
1973年(昭和48年)9月1日 - とでん西武百貨店前停留場に改称。
1977年(昭和52年)6月20日 - 八幡通停留場が廃止。
1992年(平成4年)4月19日 - デンテツターミナルビル前停留場に改称。
2005年(平成17年)4月1日 - はりまや橋停留場の伊野方面行き乗り場移設に伴い、交差点東側にあったそれまでの乗り場を当停留場の乗り場に変更。
2014年(平成26年)10月1日 - 土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと経営統合し、とさでん交通が発足。とさでん交通の停留場となる。