JR東海・高山本線 美濃太田駅
JR 美濃太田(みのおおた)
高山本線 坂祝 美濃太田 古井
太多線 美濃川合
所在地 岐阜県美濃加茂市太田町2484
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面4線
乗車人員  2,865人/日(2019年)
開業年月日 1921年(大正10年)11月12日
所属路線 CG 高山本線
駅番号  CG07  
キロ程 27.3km(岐阜起点)
所属路線 CI 太多線
駅番号 CI 00 
キロ程 17.8km(多治見起点) 
駅種別 駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば
美濃太田駅
美濃太田駅
キハ85系気動車「びた」とキハ75系気動車 HC85系気動車
キハ85系気動車「びた」とキハ75系気動車 HC85系気動車
改札口 コンコース
改札口 コンコース
美濃太田駅(みのおおたえき)は、岐阜県美濃加茂市太田町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・長良川鉄道の駅である。
美濃加茂市の代表駅である。駅名の由来は、開業当時の町名である加茂郡太田町による。太田町は1954年(昭和29年)に当時の周辺町村と合併して「美濃加茂市」となった。そのため、現在は市名と代表駅の名とが異なっている。
JR東海の高山本線と太多線、長良川鉄道の越美南線の3路線が乗り入れ、接続駅となっている。JRの路線としては高山本線を当駅の所属線としている。太多線は当駅が終点、越美南線は当駅が起点である。なお、越美南線は1986年までは高山本線・太多線同様に日本国有鉄道(国鉄)の路線であったため、長良川鉄道への転換以前は国鉄単独駅であった。
高山本線にはCG07、太多線にはCI00、長良川鉄道越美南線には0の駅番号がそれぞれ設定されている。
JR線はすべての特急「ひだ」が停車する。2001年(平成13年)9月30日までは、特急「ひだ」と名古屋鉄道新名古屋駅から乗り入れていたディーゼル特急「北アルプス」が当駅で増解結と乗務員交代を行っていた。また当駅から岐阜方面は太多線の列車が乗り入れるため本数が増える。

駅構造

鉄骨造2階(一部3階)建ての「美濃太田駅自由通路」に接して南側にJR線乗り場の改札口が1か所、北側に長良川鉄道線乗り場の出入り口が1か所設けられている。JR線と長良川鉄道線は改札内ではつながっていない。自由通路への南口と北口にはそれぞれエレベーターが設置されているほか、トイレと売店が設けられている。売店はJR改札口脇にあり、トイレは南口、北口1階に設けられている。南口、北口ともに公設の屋内駐輪場がある。

JR東海

島式ホーム2面4線を持つ地上駅。橋上駅舎を備える。改札口は1か所のみで、自由通路に面する。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。
管理駅として、高山本線の坂祝駅 - 飛騨金山駅間の各駅および太多線の下切駅・可児駅・美濃川合駅の3駅を管理している。
自動券売機、JR全線きっぷうりば、自動改札機(TOICAは2010年より利用可能)があり、トイレは2階改札内にある。
自由通路北口エレベータ前、自由通路南口階段付近にもそれぞれトイレがある。
1階部分の1番線・2番線のホーム上には売店が設けられていたが、現在は閉店し自販機コーナーのみになっている。
同ホームの坂祝駅寄りには冷暖房装置のある待合室も設置されている。
なお2階改札と1階とを結ぶエレベーターも設けられている。
越美南線の線路を越えた西側に、転車台がある。現在は、ディーゼルカーなどの方向転換に使われている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考 
1・2 CG 高山本線   上り 岐阜方面 一部は4番線から発車 
CI 太多線  - 多治見方面 2番線は一部列車のみ 
3・4  
CG 高山本線   下り 高山方面  一部は1番線から発車

長良川鉄道 美濃太田(みのおおた)
越美南線 美濃太田 前平公園
所在地 岐阜県美濃加茂市太田町2488-1
所属事業者 長良川鉄道
所属路線 長良川鉄道越美南線 
駅番号 
キロ程 0.0km(美濃太田起点) 
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面1線
乗車人員  359人/日(2020年) 
乗降人員  802人/日(2020年) 
開業年月日 1986年(昭和61年)12月11日(越美南線)
駅種別 駅員配置駅
 
ナガラ500形気動車
ナガラ500形気動車

長良川鉄道

当線の列車の始発・終着となる駅であるが、JRの駅の北側に1面1線の単式ホームがある。ホームは北濃方面を向いて右側に設置されている。また2006年以降、JRと線路はつながっていない。
このホームへの出入口は先の「美濃太田駅自由通路」内に1か所あり、階段およびエレベーターによって1階のホームと結ばれている。ホームには出札窓口(駅員配置時間帯のみ営業)、自動券売機設置。日中のみ駅員が配置されるほか、2014年から「ときどき駅長」として犬(ゴールデンレトリバー)の駅長が乗客を見送っている(週1回)。

歴史

  • 1921年(大正10年)11月12日:高山線(1934年に高山本線に改称)が各務ヶ原駅から延伸した際に、その終着駅として開業。一般駅。
  • 1922年(大正11年)11月25日:高山線が下麻生駅まで延伸。途中駅となる。
  • 1923年(大正12年)10月5日:越美南線が美濃町駅(現在の美濃市駅)まで開業し、当駅に乗り入れ。
  • 1928年(昭和3年)10月1日:太多線が広見駅(現在の可児駅)から当駅まで延伸し、当駅に乗り入れ。
  • 1972年(昭和47年)11月1日:旅行センターを開業。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:貨物の取り扱いを廃止(旅客駅となる)。
  • 1986年(昭和61年)12月11日:越美南線が長良川鉄道に転換。
  • 1983年(昭和58年)4月1日:ホーム案内放送を自動化。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月31日:貨物の取り扱いを再開(一般駅に戻る)。ただし貨物の以降の取り扱い実績は無い。
    • 4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海・日本貨物鉄道(JR貨物)・長良川鉄道の駅となる。
  • 1998年(平成10年)3月28日:新駅舎が完成し、使用を開始。
  • 2003年(平成15年)10月1日:ダイヤ改正により特急「ひだ」が全列車停車となる。
  • 2007年(平成19年)4月1日:JR貨物の駅が廃止。
  • 2010年(平成22年)3月13日:JR東海の駅でICカード「TOICA」の利用が可能となる。ただし岐阜駅・多治見駅方面のみ利用可となっている。
  • 2019年(令和元年)6月1日:駅弁の販売が終了。