新地中華街(しんちちゅうかがい) |
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所在地 |
長崎県長崎市銅座町1番地先 |
駅番号 |
31A(崇福寺・蛍茶屋方面)
31B(長崎駅前・石橋方面) |
所属事業者 |
長崎電気軌道 |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面2線 |
乗車人員 |
3,261人/日(2015年) |
開業年月日 |
1961年(昭和36年) |
所属路線 |
本線(■1号系統・□2号系統・) |
キロ程 |
5.8km(住吉起点) |
所属路線 |
(■5号系統) |
キロ程 |
0.0km(新地中華街起点) |
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新地中華街停留場 |
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渡り線がある |
長崎電気軌道1200形電車 |
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長崎電気軌道1800形電車 |
長崎電気軌道5000形電車 |
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駅の概要
新地中華街停留場(しんちちゅうかがいていりゅうじょう、新地中華街電停)は、長崎県長崎市銅座町にある長崎電気軌道の路面電車停留場です。駅番号は崇福寺・蛍茶屋方面が31A、長崎駅前・石橋方面が31B。本線と大浦支線が乗り入れる停留場で、1号系統、2号系統、5号系統が停車します。
赤迫から崇福寺を結ぶ1号系統と蛍茶屋から石橋を結ぶ5号系統との乗り換え停留場で、乗り換えに際してはのりつぎ券が発行されます。
当停留場は1915年(大正4年)、長崎電軌による最初の路線(第1期線)が開通した際に開業した停留場です。
開業時の停留場名は築町停留場(つきまちていりゅうじょう)でした。
当初は長久橋のたもとに置かれ(北緯32度44分36.4秒 東経129度52分32.2秒)、路線は築町から病院下までを結ぶ3.7キロメートル足らずでした。
翌年には大浦支線に相当する出雲町までの区間(第2期線)が開通しています。
ただし2つの路線は当時出島寄りにあった千馬町停留場(せんばちょうていりゅうじょう)にて接続していて、築町停留場は1920年(大正9年)に古町までの区間(第3期線)が開通したのに合わせていったん廃止されています。
停留場が復活したのはそれから約40年後の1961年(昭和36年)のことです。
都市計画に基づいて千馬町から伸びていた大浦支線を築町から分岐させることになり、線路を移設し築町停留場が再び設置されています。このとき入れ替わりで千馬町停留場は廃止されています。
2018年(平成30年)には築町停留場から新地中華街停留場に改称、乗客の利便性向上のため沿線の観光地の名称を停留場名としています。
駅構造
新地中華街停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれています。
ホームは2面あり、2本の線路を挟んで向かい合う相対式ホームとなっています。
線路の東側にあるのが長崎駅前・石橋方面行きのホーム、西側にあるのが崇福寺・蛍茶屋方面行きのホームです。
停留場番号は崇福寺・蛍茶屋方面に31A、長崎駅前・石橋方面に31Bと異なる番号が与えられています。
長崎駅前・石橋方面のホームは乗換客のために乗り場を分けていて、ホーム端の停止線に1号系統と2号系統、中央付近の停止線に5号系統の電車が停車します。同ホームでは電車接近案内および日本語と英語による自動放送が流れます。
本線と大浦支線の分岐部は停留場の出島寄りにあり、石橋方面に伸びる大浦支線が直進し、長崎駅前方面に伸びる本線が右へと別れる2方分岐となっています。
分岐部のある交差点には警告灯が設置されています。いっぽう停留場の西浜町寄りには渡り線があり、多客時に運行される臨時便の折り返しに使用されます。
多客時には混雑緩和のためホームに運賃箱およびカードリーダーを持った改札係が立ち、通常の乗車扉からも降車できるような措置をとります。
1号系統と5号系統を全国相互交通系ICカードで乗り継ぐ場合、30分以内に乗り継ぐと2回目の運賃が無料になります(崇福寺方面と蛍茶屋方面との乗り継ぎは、隣の西浜町停留場で行う必要がある)。2021年3月までは乗り継ぎ券が配られており、現金での乗り継ぎも可能でした。
歴史
- 1915年(大正4年)11月16日:築町から病院下までの第1期線開通に伴い築町停留場が開業。千馬町停留場もこの時開業する。
- 1916年(大正5年)12月27日:千馬町から出雲町仮終点までの第2期線が開通。
- 1920年(大正9年)12月25日:築町から古町までの第3期線が開通。築町停留場を廃止。
- 1961年(昭和36年)10月5日:石橋方面の線路移設により築町停留場が再度開業、代わって千馬町停留場は廃止。
- 2000年(平成12年)
- 3月17日:停留場を改築。
- 8月7日:行先案内放送装置を設置。
- 2018年(平成30年)8月1日:新地中華街停留場に改称。
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