思案橋(しあんばし) |
観光通→思案橋→崇福寺 |
所在地 |
長崎県長崎市油屋町1番1号先 |
駅番号 |
34 |
所属事業者 |
長崎電気軌道 |
所属路線 |
本線(■1号系統・■4号系統) |
キロ程 |
6.7km(住吉起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面2線 |
乗降人員 |
1,600人/日(2015年) |
開業年月日 |
1921年(大正10年)4月30日 |
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思案橋停留場 |
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長崎電気軌道360形電車 |
長崎電気軌道370形電車 |
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駅名標 |
長崎電気軌道370形電車 |
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駅の概要
思案橋停留場(しあんばしていりゅうじょう)は、長崎県長崎市油屋町にある長崎電気軌道本線の路面電車停留場です。
駅番号は34。1号系統、4号系統が停車します。
思案橋停留場は1921年(大正10年)、西浜町 - 思案橋間の第3期線開通と同時に開業しています。
当時の終点であり、停留場には2階に食堂を備えたモダンな建物が建っていました。
1945年(昭和20年)8月9日には原爆投下により長崎電軌の路線は全線不通となります。
復旧に際しては長崎駅前 - 西浜町 - 蛍茶屋間の再開を急いだため西浜町から当停留場までの区間は後回しになり、放置されていた間に軌道上に闇市が立ってしまったため、再開は1953年(昭和28年)まで遅れることとなっています。
再開に合わせて停留場は移設されています。その後1968年(昭和43年)には当停留場から先に路線が延伸、正覚寺下(現・崇福寺)までの区間が開通しました。
駅構造
思案橋停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが設けられます。
戦前は隣の観光通停留場から当停留場まで専用軌道だったが、戦後の営業再開時に併用軌道化されています。
ホームは2面あり、2本の線路を挟んで向かい合わせに配置されています(相対式ホーム)。
観光通寄りから見て右側にあるのが赤迫・蛍茶屋方面行きのホーム、左側にあるのが崇福寺方面行きのホームです。
ホームへは観光通寄りにある横断歩道を介して出入りします。
2000年には上屋がテント式から景観に配慮したシェルター式に改められています。
戦前、当停留場が終点だったころは2面のホームが端でつながりコの字形となっていて、停留場入口から見て右側のホームを蛍茶屋方面行き、左側のホームを浦上(大橋)方面行きに使用しています。
ホームの長さはいずれも車両2両分となっています。
蛍茶屋方面ホームの先には操車室があり、分岐器の操作を行っていました。
操車室は戦後歩道上に設けられ、のちに操車塔も完成したが、1968年の路線延伸に合わせて廃止されています。
代わって正覚寺下に操車室が新設されています。
歴史
- 1921年(大正10年)4月30日:開業。
- 1945年(昭和20年)8月9日:原爆投下により全線不通。停留場も同月中に休止される。
- 1953年(昭和28年)7月1日:停留場を移設し営業再開。
- 1968年(昭和43年)6月17日:思案橋から正覚寺下までの区間が営業開始。
- 2000年(平成12年)3月9日:停留場を改築。
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