JR東日本・川崎駅
川崎(かわさき)
東海道線   品川 →  川崎 →  横浜
京浜東北線   蒲田 鶴見
南武線       尻手
所在地 東京都大田区川崎北一丁目6-16
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 3面6線
乗車人員 187,310人/日(2023年)
開業年月日 1872年7月10日(明治5年6月5日)
乗入路線 3路線
所属路線 東海道線 
駅番号 JT04
キロ程 18.2km(東京起点)
所属路線 京浜東北線
駅番号 JK16
キロ程 18.2km(東京起点)
所属路線 南武線 
駅番号 JN01 
キロ程 0.0 km(川崎起点)
乗換  京急川崎駅(京急本線)
駅種別 直営駅
お客さまサポートコールシステム導入駅
東京都区内駅
川崎駅
川崎駅
駅名標
駅名標
川崎駅(かわさきえき)は、神奈川県川崎市川崎区駅前本町(駅の西半分は同市幸区)にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅です。

乗り入れ路線

当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線と南武線の2路線で、東海道本線を当駅の所属線としており、南武線は当駅が起点となっている。
東海道本線は列車線を走行する東海道線と電車線を走行する京浜東北線の2系統が停車し、旅客案内ではそれぞれ別路線として扱っている。
現在はこれらの3系統の列車が停車しているが、加えて1980年9月30日までは東海道線と線路を共用していた横須賀線電車も停車していた。また、当駅には「KWS」のスリーレターコードが付与されている。さらに全国有数のターミナル駅・主要駅とされている。
  • JT 東海道線:列車線を走行する東海道本線の中距離電車、東京駅・上野駅を経由し宇都宮線・高崎線へ直通する上野東京ラインの列車も停車 - 駅番号はJT 04。
  • JK 京浜東北線:電車線を走行する東海道本線・東北本線の近距離電車、横浜駅から根岸線への直通運転も実施 - 駅番号はJK 16。
  • JN 南武線:当駅を起点に川崎市と多摩地域を結ぶ路線 - 駅番号はJN 01。
  • 当駅は川崎市内にあるが、便宜上、特定都区市内制度における「横浜市内」に属している(南武線・鶴見線の川崎区および幸区にある各駅も同様)。
東海道本線では当駅が横浜市内エリアとしての北限となり、当駅が属する横浜支社管理エリアの首都圏本部との境界も当駅と蒲田駅の間、東海道本線六郷川橋梁の蒲田側堤防上にある。
京浜急行電鉄の本線と大師線が乗り入れている近隣の京急川崎駅とは、コンコースや地下街によって互いに行き来できる。乗り換えには北改札の利用が便利で、およそ7~9分程で可能である。なお、JR線の京急川崎連絡京急線乗車券と京急線の川崎連絡JR線乗車券は発売されていないが、連絡定期券が2008年3月15日から発売されている。

コンコース E235系
コンコース E235系
E233系 改札口
E233系 改札口

駅構造

島式ホーム3面6線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。ホーム中央部とコンコースを連絡するエスカレーター(上りのみ)・エレベーターが設置されている。
ホームの横浜寄りの端には乗り換え専用の跨線橋がある。
また、2018年2月17日、北改札を含む北口自由通路が完成した。
川崎統括センター拠点駅。中央北改札、北改札はJR東日本ステーションサービスに委託されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 東海道線 下り 横浜・熱海方面 
2 東海道線(上野東京ライン)  上り 東京・上野・大宮方面
3 京浜東北線   南行 横浜・関内方面
4 北行 東京・大宮方面
5・6 南武線  下り  登戸・立川方面 
東海道線ホームはかつて横須賀線と共用していたが、1980年10月1日ダイヤ改正時のSM分離により品鶴線経由になった。
これに伴い、品鶴線に新川崎駅が開業した。
東海道線ホーム(1・2番線)は終日立番が配置され、発車メロディ扱いと乗降終了合図を行う。

発車メロディ

東海道線ホームの1・2番線では、2016年12月10日から川崎市出身の坂本九の代表曲「上を向いて歩こう」に変更された。
メロディはスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた。
また、南武線ホームの5・6番線では、2016年4月5日から当時の川崎市立商業高校ビジネス教養科の生徒らによる働きかけによって「川崎市歌」に変更された。
京浜東北線ホームの3・4番線では日本電音制作のメロディを使用している。
1・2 JT 上を向いて歩こう
3 JK 高原
4 JK 春
5・6 JN 川崎市歌
以前の東海道線ホームは1番線が日本電音制作の「せせらぎ」、2番線が同じく「春(トレモロVer)」、南武線ホームは5・6番線とも共通で東洋メディアリンクス制作の「Water Crown」であった。
なお、東側の出口部分は品川区南大井となっている。
トイレは中央口改札内にあり、多機能トイレも設置されている。
エスカレーターは中央改札口行のみで、上りは横並びに2人、下りは横並びに1人のみと、異なる。メーカーは日立。

歴史

  • 1876年(明治9年)6月12日:官設鉄道の駅が開業。旅客営業のみの旅客駅。
  • 1877年(明治10年):上り列車で横浜から新橋へ移動中のエドワード・S・モースが当駅発車直後の左車窓に川崎貝塚を発見。
  • 1879年(明治12年)3月1日:川崎 - 川崎間が複線化。
  • 1880年(明治13年)11月14日:品川 - 川崎間が複線化。
  • 1898年(明治31年)4月1日:貨物取扱開始。
  • 1901年(明治34年)2月1日:京浜電気鉄道(現在の京浜急行電鉄)川崎停車場前 - 川崎(後の六郷橋)間開通と同時に川崎停車場前駅が開業。後に川崎駅へ改称する。
  • 1904年(明治37年)5月8日:川崎停車場前 - 海岸(現・川崎海岸)間が京浜電気鉄道川崎支線となる。
  • 1913年(大正2年)2月:山王口改札(現・西口)開設。
  • 1914年(大正3年)12月20日:京浜線(京浜東北線の前身)運行開始。
  • 1919年(大正8年):山王口改札(現・西口)拡張。
  • 1930年(昭和5年)3月15日:列車線は全旅客列車が通過となる。
  • 1930年(昭和5年):川崎駅 - 池上駅間に乗合バス開通。
  • 1937年(昭和12年)3月8日:京浜電気鉄道川崎支線が廃止。
  • 1959年(昭和34年)12月10日:北口改札開設。
  • 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取扱廃止。
  • 1977年(昭和52年)9月:川崎貝塚発見発掘100周年を記念し、駅ホームに「日本考古学発祥の地」碑が建立される。
  • 1982年(昭和57年)7月:駅舎改築工事着工。
  • 1984年(昭和59年)
    • 7月:現駅舎完成。
    • 9月14日:駅ビル「川崎プリモ」(現在の「アトレ川崎」)開業。
  • 1985年(昭和60年)4月:品川区と大田区の共同事業「川崎駅歩道橋」(北口改札から東側〈品川区南大井方面〉へ下りる自由通路)完成。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1989年(平成元年)3月10日:北口階段拡幅完成(ホームを南寄りに延伸するため、工事車両留置線〈荷物ホーム跡〉を撤去)。
  • 1990年(平成2年)3月20日:旅行センターオープン。
  • 1991年(平成3年)
    • 9月20日:中央改札に自動改札機を設置し、使用開始。
    • 9月27日:北改札に自動改札機を設置し、使用開始。
  • 1994年(平成6年)3月16日:ホームから中央口改札への上りエスカレータ設置。
  • 2001年(平成13年)
    • 7月:中央口コンコースにて第1回「川崎夢コンサート」開催。
    • 11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2002年(平成14年)12月13日:中央口改札からホームを連絡する下りエスカレーター設置。
  • 2003年(平成15年)2月7日:ホームと中央改札口を連絡するエレベーター設置。
  • 2005年(平成17年)11月15日:駅ビル「川崎プリモ」のリニューアル完成。「アトレ川崎」に改称。
  • 2007年(平成19年)7月3日:駅ビル「アトレ川崎2」がリニューアル。
  • 2008年(平成20年)10月9日:駅ビル「アトレ川崎」がリニューアル。
  • 2018年(平成30年)3月31日:びゅうプラザの営業を終了。
  • 2019年(令和元年)9月23日:ホームドアの使用を開始。
  • 2021年(令和3年)10月31日:みどりの窓口の営業を終了。
  • 2023年(令和5年)11月11日:北口改札にお客さまサポートコールシステムを導入。