JR東日本・東急電鉄・横浜高速鉄道・京浜急行電鉄・相模鉄道・横浜市交通局・横浜駅
横浜(よこはま)
東海道線 川崎 横浜 戸塚
湘南新宿ライン    新川崎     保土ケ谷 
京浜東北線 東神奈川 桜木町
所在地 横浜市西区高島二丁目16-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造  地上駅
ホーム  4面8線
乗車人員  362,348人/日(2023年)
開業年月日  1915年(大正4年)8月15日
乗入路線 5 路線
所属路線  東海道線(列車線)
駅番号  JT05 
キロ程  28.8km(東京起点) 
所属路線 横須賀線 湘南新宿ライン 
駅番号 JO13 JS13
キロ程 東京から品鶴線経由で31.7km
所属路線 京浜東北線・根岸線(横浜線直通含む)
駅番号  JK12
キロ程  0.0km(横浜起点)
駅種別  直営駅(管理駅) みどりの窓口
横浜市内駅(中心駅)
横浜駅
横浜駅
横浜駅ホーム
横浜駅ホーム
横浜駅(よこはまえき)は、神奈川県横浜市西区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東急電鉄・横浜高速鉄道・京浜急行電鉄(京急)・相模鉄道(相鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅。
JR東日本と京浜急行電鉄の駅は東口側の西区高島二丁目に、東急電鉄・横浜高速鉄道・相模鉄道・横浜市営地下鉄の駅は西口側の西区南幸一丁目にある。
横浜市の中心駅で、JR・私鉄・地下鉄の各線が集まる日本有数のターミナル駅である。合計6社局が乗り入れており、1駅に乗り入れる鉄道事業者数が日本最多である。1日平均の乗降客数は約230万人(2019年度)で、年間乗降客数は約8億4100万人となる。この数字は新宿駅、渋谷駅、池袋駅、大阪・梅田駅に次いで世界第5位である。
現在の横浜駅は三代目である[1]。初代は1872年に新橋 - 横浜間で日本初の鉄道(現在の東海道本線)として開業し、二代目横浜駅の開業に伴い桜木町駅に改称された。二代目は国道1号高島町交差点付近にあったが、関東大震災で被災したため廃止された[1]。現在も戸部警察署高島交番そばのマンション敷地内に駅舎基礎部分の遺構が残されており、横浜市認定歴史的建造物となっている[2][3][4]。
当駅周辺は巨大な百貨店やファッションビル、専門店街などの商業施設、飲食店などが集積しており、首都圏有数規模の繁華街が広がっている。横浜港開港以来の中心市街地である中区の関内・関外(伊勢佐木町周辺)地区をも超える地区になっており、このことから関内・関外地区とともに横浜市のツインコアとして横浜都心に指定されている。
当駅は構内や駅周辺で次々と大きな工事が行われて、実質1915年の開業以来未だにすべての工事計画が完全に終了していないと言われており、「日本のサグラダ・ファミリア」と揶揄されている[新聞 1][新聞 2][5]。現在は駅ビルおよび駅周辺の大規模再開発事業が2011年から進行している。詳細は「#エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」を参照。
2008年4月から、当駅に乗り入れる4社と横浜市や市民団体が俯瞰図・構内図・広域図・断面図に点字を施した「横浜駅さわる地図バリアフリーマップ」を配布している[新聞 3]。点字のないPR版もある。
JR横浜駅の事務管コードは▲460114である。

乗り入れ路線

以下の6社局が乗り入れている。各社局の駅に駅番号が付されており、あわせて記す[相鉄 1]。
  • 東日本旅客鉄道:線路名称上の乗り入れ路線は東海道本線と根岸線であり、東海道本線を所属線としている(乗り入れ運転系統については後述)
  • 東急電鉄:TY 東横線 - 駅番号「TY21」
  • 横浜高速鉄道:MM みなとみらい線 - 駅番号「MM01」
  • 京浜急行電鉄:KK 本線 - 駅番号「KK37」
  • 相模鉄道 : SO 相鉄本線 - 駅番号「SO01」
  • 横浜市交通局:B 横浜市営地下鉄ブルーライン - 駅番号「B20」
上記のうち、JR根岸線・相鉄本線・横浜高速鉄道みなとみらい線は当駅を起点とし、逆に東急東横線は当駅を終点としているが、東急東横線と横浜高速鉄道みなとみらい線は直通運転を行っており、2社が同じ施設に発着している(駅は東急側の管理)。また、東急・横浜高速鉄道は東京メトロ副都心線を介して東武鉄道・西武鉄道との5社による相互直通運転を実施している。さらに2023年3月18日より、東急新横浜線と相鉄新横浜線が相互直通運転を開始した関係で、相鉄側の横浜駅に発着する東急の車両による運用も一部で設定され、東急の車両は2か所の横浜駅に入線することとなった[6][注 1]。他にも、京急は都営地下鉄浅草線を介して京成電鉄、北総鉄道(一部時間帯のみ)へ直通運転を実施しており、都営地下鉄浅草線の車両や、平日に限り京成の車両もごく少数のみ京急側の横浜駅に入線している。

JR東日本の乗り入れ運転系統

JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は、当駅の所属線である東海道本線および当駅を起点に根岸駅を経て大船駅とを結ぶ根岸線の2路線であるが、一般列車の運転系統は以下のように多岐にわたっている[7]。当駅は「YHM」のスリーレターコードが付与されている。
  • JT 東海道線:東海道本線大船駅以西の藤沢駅・小田原駅方面に直通する中距離電車(湘南電車)。当駅以北の東京方面は京浜東北線に対して、当駅以南の大船駅までは横須賀線に対して速達列車としての役割を果たしている。東京駅を発着する系統と、東京駅・上野駅経由で宇都宮線・高崎線に直通する上野東京ラインが運行されている。 - 駅番号「JT 05」
  • JO 横須賀線:東海道本線(品鶴線経由)を経て、大船駅より線路名称上の横須賀線を走る。当駅以南の大船駅までは東海道線列車に対して各駅に停車する。上りは多くの列車が東京駅を経由し、総武快速線へ直通する。 - 駅番号「JO 13」
  • JS 湘南新宿ライン:東海道本線(品鶴線経由)を経て、戸塚駅から西大井駅まで横須賀線と同一の線路を使用し、新宿駅経由で東海道線と高崎線間、横須賀線と宇都宮線間をそれぞれ直通する。 - 駅番号「JS 13」
  • JK 京浜東北線・根岸線:東海道本線川崎駅・東京駅方面と横浜駅・根岸線方面とを結ぶ近距離電車で、当駅を経由する全列車が両線で直通運転を行っている。 - 駅番号「JK 12」
  • JH 横浜線:横浜線の起点は東海道本線東神奈川駅であるが、日中の多くの列車と朝夕の一部の列車が当駅を経由して根岸線に乗り入れる。駅番号は京浜東北線・根岸線と同じ「JK 12」
東海道本線の線路は、当駅以西の大船駅方面が東海道線用列車線と横須賀線用線路(旧貨物線)との複々線、当駅以東の東京都心方面はこれらに加えて根岸線に直通している電車線(京浜東北線)を加えた3複線となっており、京浜東北線と横浜線が電車線、東海道線が列車線、横須賀線と湘南新宿ラインが横須賀線用線路を使用する。電車線(京浜東北線)と東海道線列車線は川崎駅経由の本線、横須賀線用線路は武蔵小杉駅経由の支線(品鶴線)を経由する。
JRの主な優等列車としては、東海道本線経由で伊東線・伊豆急行線などに直通する特急「踊り子」「サフィール踊り子」(基本的に東京駅発着であるが、前者は1往復が新宿駅方面から湘南新宿ラインと同じルートで運転される)、横須賀線のルートから総武本線・成田線を通じて成田空港へ向かう特急「成田エクスプレス」、さらに夜行列車として東海道本線経由で山陰・四国方面へ向かう寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」などがあり、基本的に全ての列車が停車する。しかし、東京都心 - 湘南地区間の通勤客を遠近分離する観点から、朝夕ラッシュ時に運行される通勤特急「湘南」(一部は東海道貨物線経由で運転されるため当駅を経由しない)は通過する[7]。
JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅であり、運賃計算の中心駅となる[7]。

ホーム 京急1000形電車
ホーム E257系5000番台
駅構造

ホームは多くが南北方向に伸びており、地上は東寄り(東京湾側)から京急線とJR線のホームが並ぶ。相鉄線と横浜市営地下鉄線はこれらの路線の南西側(みなみ西口付近)にホームがあり、相鉄線はJR線の脇、地上2階に南方向へホームが伸び、横浜市営地下鉄は南寄り地下3階(改札は地下2階)に概ね東西方向へホームが伸びる。かつては東急線もJR線脇の地上2階部分に並行して高架ホームがあったが、みなとみらい線との相互直通運転開始を機に地下5階(改札は地下3階)へ移転した。
地下1階部分では、自由連絡通路「きた通路」「中央通路」「みなみ通路」が東西に貫き、「きた東口(A・B・C)」「きた西口」「中央東口」「中央西口」「みなみ東口」「みなみ西口」の6か所の出口がある。地下2階部分の東急線・みなとみらい線ホーム上に南北自由通路があり、これらの通路を結んでいる。

JR東日本

島式ホーム4面8線を有する地上駅で、のりばの番号は京急からの通し番号になっている。京浜東北・根岸線と横須賀線・湘南新宿ラインのホームはそれぞれ1面2線、東海道線は2面4線を使用する。ホームの有効長は京浜東北・根岸線が10両分、他は15両分である。線路は多くが主本線だが、東海道線の5・8番線のみ副本線(待避線)となっている。
東海道線の待避線では優等列車の待避が行われるほか、平日朝ラッシュ時は上り普通列車が7・8番線を交互に発着している[注 7][注 8]。
改札は、中央通路に面して2か所(中央北改札・中央南改札)ときた・みなみ両通路に面してそれぞれ1か所(北改札・南改札)の計4か所があり、改札ごとに階段などが分かれている。中央北改札付近に京急との連絡改札が設置されている。[注 9]みどりの窓口は中央通路に設置されている。かつてはみなみ通路にみどりの窓口が設置されていたが南改札の移設時に閉鎖され、代わりに指定券券売機が2台設置された。当駅はインターネット予約の受取りはえきねっとのみ可能。2020年8月10日には、中央南改札と南改札を結ぶ改札内通路および待合広場「SOUTH COURT」が供用開始された[JR東 8]。また、翌2021年3月22日より、「SOUTH COURT」内にて駅ピアノが設置された[JR東 12]。
横浜統括センターの拠点駅。直営駅であり管理駅として保土ケ谷駅を管理している。
エレベーターはホームと中央北改札コンコースを結ぶものが各1台、エスカレーターは中央北改札と7・8番線(上り)および9・10番線(両方向)、きた通路北改札と各ホーム(片方向)、中央南改札と3・4番線(下り)および5 - 10番線(上り)がある。中央南改札と9・10番線を結ぶエスカレーター(上り)は、横須賀線ホーム拡幅(後述)後、2010年12月23日に新設されたものである。中央北改札と9・10番線を結ぶエスカレーター(両方向)は従来の階段をつぶして設置されたため、階段がなくエスカレーターのみとなっていたが、こちらも横須賀線ホーム拡幅(後述)後、エスカレーターの西側に階段が新設された。2020年8月10日には、中央南改札および北改札コンコースと各ホームを結ぶエレベーターが供用開始された[JR東 8]。
横浜線の電車が日中1時間に6本(快速3本・各駅停車3本)が当駅3・4番線を経由して隣の桜木町駅まで乗り入れているが、朝時間帯は横浜線全体の1/3程度の列車が直通、夜間帯は毎時1-3本程度が直通する桜木町/磯子/大船(大船行きは朝のみ)発着列車を除いて東神奈川駅始発・終着となっており、京浜東北線に乗車して同駅での乗り換えが必要となるケースもある。横浜線直通電車(橋本・八王子行)の場合、案内看板が点灯するほか、駅員の肉声放送も流れるようにしている。[注 10]
各ホームとも乗降客が多く見通しも悪いため、終日に渡って立番が配置され、乗降終了合図を出している。5・6番線と9・10番線は立番駅員が発車メロディを扱う。
かつては上りの寝台列車が大幅に遅延した際、朝ラッシュ時の通勤輸送への影響を避けるため小田原(当駅の代替として臨時停車) - 品川間で東海道貨物線を走行し、当駅を経由しない場合もあった。
1980年9月30日までは現在の横須賀線ホームがなく、横須賀線電車も東海道線ホームに発着し、東京 - 大船間は東海道線と同様に川崎経由で運転されていた。
2010年10月1日より当駅南口に遺失物管理センター(JR東日本ステーションサービスに委託)を開設し、従来、改札・出札・ホームの各部署で対応していた遺失物の取り扱い業務を当センターへ集約した。
当駅発行の定期券については従来通り出札で管理している。
2021年時点のダイヤで当駅を通過する旅客列車は東海道線の特急「湘南」のみである(一部の列車は貨物線経由で運行されるため当駅を経由しない)[JR東 13]。[注 11]
なお、東京都心と湘南地区間の通勤客のみを分離することを目的とした上記列車(「湘南」、「湘南ライナー」、通勤快速)を除き、国鉄時代から東海道線の昼行特急(東海道新幹線開業前の東京発大阪・西日本方面への最速達の特急列車も含む)や寝台特急は基本的に全列車が停車している[注 12]。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
3 根岸線 下り 桜木町・磯子・大船方面 ホームドア設置
4 京浜東北線 北行 東京・上野・大宮方面
横浜線  下り 新横浜・町田・八王子方面
5 東海道線 下り 小田原・熱海・伊東方面 主に6番線
6
7 東海道線
(上野東京ライン)
上り 川崎・品川・東京・上野・大宮方面 朝ラッシュ時は交互発着
・それ以外の時間は7番線
8
9 横須賀線 下り 保土ケ谷・鎌倉・久里浜方面
湘南新宿ライン  南行 藤沢・平塚・小田原方面
10 横須賀・総武線(快速)  上り  品川・東京・千葉方面
特急「成田エクスプレス」
湘南新宿ライン  北行 渋谷・新宿・大宮方面

東急・横浜高速鉄道 横浜(よこはま)
東急東横線     反町 横浜 
みなとみらい線        → 新高島
所在地 横浜市西区南幸一丁目1-1
所属事業者 東急電鉄
横浜高速鉄道
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員 308,286人/日(東急電鉄・2023年)
197,819人/日(横浜高速鉄道・2023年)
開業年月日 1928年(昭和3年)5月18日
 乗入路線 2路線
所属路線  東急東横線 
駅番号  TY21 
キロ程  24.2km(渋谷起点) 
所属路線  横浜高速鉄道みなとみらい線 
駅番号  MM01 
キロ程  0.0 km(横浜起点) 
駅種別  共同使用駅(東急電鉄の管轄駅) 
みなとみらい線改札口
 みなとみらい線改札口
みなとみらい線ホーム
 みなとみらい線ホーム

東急電鉄・横浜高速鉄道

地下5階にある島式ホーム1面2線を有する地下駅である。東急電鉄と横浜高速鉄道の共同使用駅で、財産上は駅中央部を境に両社の折半所有となっているが、管轄は東急電鉄が担当している。東急最南端の駅である。なお、みなとみらい線の運転業務は東急電鉄に委託されているため、原則として当駅での乗務員交代は行われない。
東横線渋谷寄りにシーサスポイントがあり、深夜帯における当駅折り返し電車が使用するほか、輸送障害発生時に使用する場合もある。東横線の下り最終列車は当駅止まりで到着後に夜間留置され、翌朝に当駅始発のみなとみらい線下り列車となる。
改札は地下3階に2か所あり、渋谷寄りから正面改札と南改札となっている。地下1階への出入口ごとおよびフロアごとにそれぞれ3色のアクセントカラーを設定している。フロアごとのアクセントカラーの色は、地下2階がオレンジ色、地下3階が緑色、地下5階が水色。出入口ごとのアクセントカラーの色は、北口が緑色、中央口がオレンジ色、南口が水色。ホーム7号車付近(階段下)に待合室が1か所設置されていたが、2008年6月に撤去された。
ホームと改札との間に階段のほか、エレベーターとエスカレーターが設置されている。エスカレーターは4か所あり、改札寄りは階段と並行して上下各1組、中程は上下各2基となっている。時間帯によっては通常より若干速い高速運転で供用される場合がある。改札階では、階段・エスカレーターとも4か所すべてが同じ方向を向いている。改札外のエスカレーターは改札階の地下3階と南北自由通路の地下2階の間は3ルートともある。当初は地下2階と地下1階の間は中央通路と南改札を結ぶルートのみにあり、他の2ルートは工事中だったが、2007年11月までにすべてのルートにエスカレーターが設置された。南北自由通路を経由すれば中央通路と正面改札の間も階段を使わない移動は可能である。
南改札寄りのエスカレーターは階段と上下各1本のエスカレーターが並行して改札階とホーム階を直接結んでいる。正面改札寄りのエスカレーターは地下4階で分割されており、階段とエスカレーターを乗り継ぐこともできる。
エレベーターは各通路ごとに1基ずつ設置されている。
トイレは地下3階改札口内にある。多機能トイレは男女各トイレに併設しており、オストメイト対応となっている。
2013年3月16日から開始された東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に向け、特急・通勤特急・急行の10両編成列車に対応するためのホーム有効長延伸工事を行い、1号車寄りと8号車寄りにそれぞれ1両分ずつホームを延伸した[26]。
自治体の補助を受けてホームドアの設置がされ、2015年3月7日の始発より稼働している[20]。
有料座席指定列車「S-TRAIN」は、土曜・休日ダイヤのみ東横線・みなとみらい線に入線し、当駅にも停車する。当駅からみなとみらい線内のみの乗車はできない(東横線内のみの乗車や自由が丘駅 - みなとみらい駅といった区間は乗車可)[27]。
2017年7月21日には、JR線での観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(東急催行)の運行開始に合わせて、南北自由通路に「THE ROYAL EXPRESS」クルーズプラン乗客専用ラウンジが新設され、同年8月末には、ラウンジの隣に一般客も利用可能なカフェ「THE ROYAL CAFE YOKOHAMA」がオープンした[28]。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 みなとみらい線 下り みなとみらい・元町・中華街方面
2 東急東横線 上り  渋谷・池袋・川越市・所沢方面 
  • みなとみらい線との直通を行う前の東横線は相対式ホーム2面2線の高架駅だった。[注 13]
  • 2023年3月18日の東急新横浜線開業以降、車両運用の都合で東急電鉄の5050系4000番台に限り、東急の横浜駅と相鉄の横浜駅の双方のホームに乗り入れる[注 14]。

京急 横浜(よこはま)
東急東横線     神奈川 横浜  戸部
所在地 横浜市西区高島二丁目16-11
駅番号  KK37 
所属事業者 浜急行電鉄(京急)
所属路線  本線
キロ程  22.2 km(品川起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(上下別)
乗降人員 277,855人/日(2022年)
開業年月日 1930年(昭和5年)2月5日
京急ホーム
京急ホーム

京浜急行電鉄

12両編成対応の上下方向別単式ホームで、JR線ホームの南隣に位置する。[注 15]1番線に上大岡・三浦海岸方面、2番線に羽田空港・品川方面の列車が発着する。[注 16]
改札はきた・中央の両通路およびみなみ通路への連絡路に面して設置されている他、中央自由通路の北側にJRとの連絡改札がある。[注 17]
階段やエスカレーターなどは各改札からそれぞれホームへと連絡している。エレベーターは中央通路(およびJRとの乗り換え)ときた通路へ上下線ホームから各1台ずつ、計4台が設置されている。みなみ通路との連絡は階段のみである。
京急線中央改札口のコンコース内は、2008年2月15日に「エキポート横浜」としてリニューアルし、飲食店などのテナントが入居している[新聞 6]。
2015年5月21日に副駅名「そごう・ポルタ前」を導入[京急 2]。2019年にはホームドアが設置された[京急 1]。
当駅は開業当初から待避設備はない。[注 18]
1番線・2番線共に、駅自動放送が導入されている。[注 19]2020年に英語、中国語、韓国語にも対応した。
当駅に停車する下り「イブニング・ウィング号」は乗車専用となっている[24]。また、当駅発のWing Ticket(座席指定券)は「KQuick」でのインターネット購入のみの発売となり、当駅にWing Ticket発売機は設置されていない[24]。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 本線 下り 上大岡・三浦海岸方面
2 上り 羽田空港方面 / 品川方面

相鉄 横浜(よこはま)
相鉄本線   横浜  平沼橋
所在地 横浜市西区南幸一丁目5-1
駅番号  SO01 
所属事業者 相模鉄道(相鉄)
所属路線  相鉄本線
キロ程  0.0 km(横浜起点)
駅構造 高架駅
ホーム 4面3線
乗降人員 329,228人/日(2022年)
開業年月日 1933年(昭和8年)12月27日
東急ホーム
東急ホーム

相模鉄道

地上2階にある頭端式ホーム4面3線を有する高架駅である[34]。相鉄が管理する駅としては最東端の駅である。
現在の駅舎は3代目で、相鉄ジョイナスと相鉄会館(髙島屋の部分)を含む新相鉄ビルの一部として、1971年(昭和46年)8月1日に供用開始。1番線と2番線用降車ホーム、2番線用乗車ホームと3番線が、それぞれ同一の島を構成する。ホーム有効長はいずれも10両編成分である。全てのホームにホームドアが設置されている。
当駅に到着する列車は、初電より15時までの到着列車は、降車ホーム側のドアを開けた直後に乗車ホーム側のドアも開き、利用客はどちらのドアからも下車ができる。一方15時以降の到着列車は、降車ホーム側のドアのみが開き、全員が下車したことを確認後にそのドアが閉まり、到着列車の運転士が乗車ホーム側のドアを開ける(整列乗車)。
改札は2階の端(頭端部)とホーム中程の階段を降りた1階に分かれ、1階の改札は地下鉄駅側と駅ビル(五番街)側の2方向に設置されている。1階の改札と2階の各ホームの間は階段があり、1階の改札と3番線降車ホームとの間にエレベーターがある。
1階改札口には自動改札機が23台設置されており、1か所の設置台数としては関東地方で最多である[35]。
2010年12月12日から2階改札付近からJR線みなみ改札への連絡通路が新設された。連絡通路は2階 - 地下1階をエスカレーター(両方向)で結んでいる。この通路付近に1987年から2006年3月17日にかけて京急線への連絡通路が存在していた。
2012年3月に、改札口付近に運行情報ディスプレイが[相鉄 6]、1番線・3番線の車止め部分に大型のデジタルサイネージがそれぞれ設置された[36]。
2015年12月7日、3番線に常設のものとしては相鉄初となるホームドアの設置が開始され、翌2016年3月6日の始発より稼働している[相鉄 2][21]。その後2番線のホームドアは同年12月20日より[相鉄 3]、1番線のホームドアも2017年2月21日より稼働し、全ホームへの整備が完了した[相鉄 4]。
2024年4月1日に副駅名「相鉄ジョイナス前」を導入[23][注 20]。

のりば


相鉄本線 海老名・湘南台・羽沢横浜国大(西谷乗り換え)方面
番線 各停 快速 特急
1 早朝・深夜以外 -
(1・2番線 降車専用ホーム)
2
早朝・深夜 終日 全日朝・土休日夜
3 終日
(3番線 降車専用ホーム)

横浜市営地下鉄 横浜(よこはま)
相鉄本線   横浜  平沼橋
所在地 横浜市西区南幸一丁目9番B-2号
駅番号  B20 
所属事業者 横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
所属路線  ブルーライン(3号線)
キロ程  2.8 km(関内起点)
駅構造 高架駅
ホーム 4面3線
乗降人員 329,228人/日(2022年)
開業年月日 1933年(昭和8年)12月27日
改札口
改札口

横浜市営地下鉄

島式ホーム1面2線を有する地下駅。ホームは地下3階にある。1番線に湘南台方面、2番線にあざみ野方面の列車が発着する。副名称は「相鉄ジョイナス前」とされており、改札口の一つとして「ジョイナス(旧ザ・ダイヤモンド)改札口」が存在する。早朝にあざみ野方面のみ始発列車が設定されている(関内駅から回送)[39][40]。横浜市営地下鉄の中で年間の利用者数が最も多い駅である。
駅長・副駅長所在駅。横浜管区駅として三ツ沢上町 - 高島町間を管理している[41]。

のりば

番線 路線 行先
1  ブルーライン 湘南台方面
2 あざみ野方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

歴史

  • 1872年(明治5年)6月12日(5月7日 (旧暦) ):品川駅からの鉄道路線が仮開通し、横浜駅(現桜木町駅)が開業[1]。品川駅とともに日本で最初に開業した鉄道駅。駅舎の設計は、アメリカ人建築家のR・P・ブリジェンスで、新橋停車場と同じデザインだった[8]。
  • 1887年(明治20年)7月11日:横浜駅 - 国府津駅間が開通[1]。新橋駅方面と国府津駅方面を直通する列車は当駅で進行方向を反転(スイッチバック)していた[1]。
  • 1898年(明治31年)8月1日:東海道本線のスイッチバック解消のために当駅を経由しない短絡直通線が開通[1]。当駅以西への直行優等列車は、横浜駅の代わりに上りは程ヶ谷駅(現保土ケ谷駅)、下りは神奈川駅に停車し、当駅 - 程ヶ谷駅を連絡する列車が設定されていた。
  • 1901年(明治34年)10月10日:短絡線上に平沼駅を設置[1]。横浜の利便を図ることを目的としており、優等列車は神奈川駅と程ヶ谷駅に代わってこの平沼駅に停車した。
  • 1914年(大正3年)12月20日:京浜間での電車運転開始に伴い、高島町駅が仮ホームで開業[1]。横浜側の仮終着駅であった。
  • 2代目
  • 1915年(大正4年)8月15日:東海道本線の当駅通過を避けるため、現在の地下鉄高島町駅付近に横浜駅(2代目)が開業[1]。旧横浜駅を桜木町駅に改称[1]。短絡直通線および平沼駅廃止[1]。高島町駅は横浜駅京浜線ホームとなる。
  • 1923年(大正12年)
    • 9月1日:当駅の駅舎が関東大震災で倒壊[1]。桜木町駅も焼失[1][9]。
    • 9月7日:しばらくの間仮駅舎を設置して営業。この頃に平沼が完全に埋め立てられる。
  • 1928年(昭和3年)
    • 5月18日:東京横浜電鉄(現東急東横線)が開通[1]。
    • 10月15日:横浜駅(3代目)として、当駅が現在地に移転[1]。
  • 短縮してスタンダード石油・ライジングサン石油の「石油専用線」(神奈川駅 - 旧平沼駅[10])として使われていた短絡直通線を復活[11]。東海道線を、2代目横浜駅跡地を経由せずに短絡直通線を通る現在のルートに変更した。神奈川駅を廃止[1]。
  • この時、当駅は汽車線ホームのみが設置され、京浜線ホームは設置されていなかった。そのため、駅の東口に京浜線仮ホームを設置した。2代目横浜駅も当駅構内扱いの高島口乗降場として残された。
  • 1929年(昭和4年)6月22日:京浜電気鉄道(現京急本線)京浜神奈川駅(現神奈川駅) - 当駅が仮開通。
  • 1930年(昭和5年)
    • 1月26日:京浜線の当駅 - 桜木町駅の経路変更、横浜駅に京浜線ホームを設置。高島口乗降場閉鎖[12][注 2]。
    • 2月5日:京浜電気鉄道が本開通[1]。
  • 1933年(昭和8年)12月27日:神中鉄道(現相鉄本線)が横浜駅まで延伸[1]。現在の西口は砂利置き場だった。
  • 1945年(昭和20年)5月29日:横浜大空襲により駅設備の大半が焼失。
  • 1948年(昭和23年):西口に木造の駅舎が完成[13]。
  • 1956年(昭和31年)4月2日:西口に相模鉄道横浜駅の新駅舎が完成[14]。
  • 1957年(昭和32年)
    • 1月16日:相模鉄道の横浜駅 - 西横浜駅を複線化[15]。
    • 12月9日:北側の自由地下通路が供用を開始。
  • 1959年(昭和34年)7月16日:横浜市営トロリーバスが当駅西口に乗り入れ[1]。
  • 1962年(昭和37年)11月23日:東急東横線ホームが島式1面2線から変則相対式2面2線に変更。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:みどりの窓口開設。
  • 1967年(昭和42年):東急東横線ホームが変則相対式から相対式に変更。
  • 1968年(昭和43年)8月31日:横浜市電の横浜駅西口電停が廃止。
  • 1970年(昭和45年)4月5日:旅行センター開業[16]。
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月20日:横浜市電の横浜駅前電停が廃止。
    • 8月1日:新相鉄ビルの一部として、現在の相模鉄道横浜駅の駅舎が完成。相模鉄道横浜駅の改札口・プラットホームを、新駅舎に合わせて西口の髙島屋付近(現:相鉄ジョイナスの自由通路入口)から相鉄口(現:みなみ西口)まで約330m後退[17]。
  • 1972年(昭和47年)3月31日:横浜市営トロリーバス廃止[1]。
  • 1974年(昭和49年)
    • 2月8日:相鉄本線ホームの改築工事が完成し、地上2階の4面3線となる。
    • 5月26日:京急本線ホームが変則相対式2面2線から島式1面2線に変更。
  • 1976年(昭和51年)9月4日:横浜市高速鉄道3号線(横浜市営地下鉄ブルーライン)が開通[1]。
  • 1980年(昭和55年)
    • 10月1日:SM分離(東海道線と横須賀線の分離化)により、横須賀線は現在の東海道線ホームから新たに設置されたホームに乗り入れる。
    • 11月7日:東口新駅舎・東西自由通路が使用を開始[新聞 4]。
  • 1981年(昭和56年)12月21日:国鉄によるクリーントイレ作戦に基づく壁画トイレの第一号作品が国鉄駅に設置される。トイレ壁画デザイナー松永はつ子の作品。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:横浜市営地下鉄3号線の当駅 - 新横浜駅が延伸開業、中間駅となる[1]。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:国鉄駅での荷物取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となる[1]。
  • 1992年(平成4年)3月7日:JR東日本の駅に自動改札機を設置し、使用を開始する[18]。
  • 1995年(平成7年)4月19日:横浜駅異臭事件が発生。
  • 1999年(平成11年):関東の駅百選に選定。
    • 2月27日:相鉄のダイヤ改正により運転を開始した快速の停車駅に設定される。
    • 3月28日:JRと京急との連絡改札口に自動改札機を設置[19]。
    • 7月31日:京急の白紙ダイヤ改正による京急蒲田駅 - 新逗子駅の急行を廃止。
    • 京急の発車標は、ブラウン式から反転フラップ式になる。
  • 2001年(平成13年)
    • 5月:相鉄本線ホームに転落防止用の柵を設置[新聞 5] 。
    • 11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2002年(平成14年):横浜市営地下鉄で駅ナンバリングを使用開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 1月30日:東急東横線の当駅 - 桜木町駅が、この日の終電をもって営業終了[東急 1]。同時に同線高架ホームの使用もこの日をもって停止。
    • 1月31日:東急東横線のりばを地下化。きた通路・みなみ通路の使用を開始。東西自由通路を「中央通路」に名称変更。
    • 2月1日:横浜高速鉄道みなとみらい線が開通し、東急東横線との相互直通運転を開始[東急 2][東急 3]。
  • 2006年(平成18年)7月22日:京急本線ホームが島式1面2線から変則相対式2面2線に変更。32年ぶりに上下方向別単式2面2線の構造に戻る。それに従い、スレッドラインを設置した。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月18日:京急・相鉄・ブルーライン・東急・みなとみらい線でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
    • 4月28日:横浜市営地下鉄でホームドアの使用を開始。
  • 2008年(平成20年)12月23日:京急本線のホームに接近メロディを導入。「ブルー・ライト・ヨコハマ」が採用される。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月25日:横須賀線、湘南新宿ラインホーム(9・10番線)の拡幅工事完了。
    • 5月16日:京急のダイヤ改正により運転を開始したエアポート急行の停車駅に設定される。
    • 10月21日:京急で駅ナンバリングを使用開始。
  • 2012年(平成24年)5月1日:横浜市営地下鉄でDocomo Wi-Fiによる、公衆無線LANサービス開始。
  • 2014年(平成26年)相鉄で駅ナンバリングを使用開始。
    • 4月27日:相鉄のダイヤ改正により運転を開始した特急の停車駅に設定される。
    • 京急の反転フラップ2代目で初めて廃止。LED式に変わった。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月7日:東急東横線・みなとみらい線ホームでホームドアの使用開始[20]。
    • 5月21日:京急の副駅名にそごう・ポルタ前が追加。
    • 7月18日:横浜市営地下鉄のダイヤ改正により運転を開始した快速の停車駅に設定される。
  • 2016年(平成28年)
    • 3月6日:相鉄3番線でホームドアの使用を開始[相鉄 2][21]。
    • 12月20日:相鉄2番線でホームドアの使用を開始[相鉄 3]。
  • 2017年(平成29年)2月21日:相鉄1番線でホームドアの使用を開始[相鉄 4]。
  • 2018年(平成30年)3月6日:中央通路と西口地下「ジョイナス」との間の地下通路が暫定開通。
  • 2019年(令和元年)
    • 7月21日:横浜駅西口開発ビル・駅前棟(現 JR横浜タワー)1階通路部分「アトリウム」の使用開始[22]。
    • 9月19日:京急線1・2番線でホームドアの使用を開始[京急 1]。その前をもって、スレッドラインを廃止。
    • 11月13日:京浜東北・根岸線ホーム(3・4番線)でホームドアの使用を開始[JR東 1]。
    • 12月7日:中央通路と西口地下「ジョイナス」を繋ぐ地下連絡通路が開通[JR東 2][相鉄 5]。
  • 2020年(令和2年)
    • 6月18日:JR横浜タワーに併設する商業施設「CIAL横浜」が開業[JR東 3][注 3]。JR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルを結ぶ歩行者デッキ「はまレールウォーク」が開通[JR東 3]。
    • 6月24日:JR横浜タワーに併設する商業施設「NEWoMan横浜」[JR東 6]、エンタテインメント・コンプレックス「T・ジョイ横浜」、ワークスペース「STATION SWITCH」[JR東 7]が開業[JR東 3][注 3][注 4]。
    • 6月27日:JR横浜鶴屋町ビルに併設する商業施設「CIAL横浜 ANNEX」、ホテル「JR東日本ホテルメッツ 横浜」が開業[JR東 3][注 5]。
    • 8月7日:JR横浜鶴屋町ビルに併設するフィットネスクラブ「ジェクサー・フィットネス&スパ 横浜」が開業[JR東 3][注 6]。
    • 8月10日:JR東日本の中央南改札と南改札を結ぶ改札内通路およびエレベーター、待合広場「SOUTH COURT」が供用開始[JR東 8]。エキナカ商業空間「エキュートエディション横浜」が開業[JR東 8][JR東 9]。駅ナカシェアオフィス「STATION DESK」が利用可能となる[JR東 8][JR東 9][JR東 10]。
  • 2022年(令和4年)3月1日:駅たびコンシェルジュが開業[JR東 11]。
  • 2024年(令和6年)
    • 4月1日:相鉄の副駅名に相鉄ジョイナス前が追加[23]。
    • 11月23日:京急線ダイヤ改正により「イブニング・ウィング号」の停車駅となる(乗車専用)[24]。