京阪電気鉄道京津線 大谷駅
大谷(おおたに)
追分大谷上栄町
所在地 滋賀県大津市大谷町23-5
所属事業者 京阪電気鉄道
駅番号 OT34
所属路線 京阪京津線
キロ程 5.0km(御陵起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 372人/日(2019年)
開業年月日 1912年(大正元年)8月15日
大谷駅
大谷駅
京阪800系電車 相対式ホーム
京阪800系電車 相対式ホームと構内踏切
大谷駅は、京都府滋賀県大津市大谷町23-5にある、京阪電気鉄道京津線の駅です。
駅番号はOT34。相対式2面2線のホームを持つ地上駅です。
標高159mで京阪電鉄の全駅では鋼索線も含めて最も高い位置にある。日本の普通鉄道・軌道では日本一の急傾斜の駅です。
改札口は大津方面行きホーム京都方にあり、反対側の京都方面行きホームへは構内踏切で連絡しています。
この駅は終日無人化されており、自動券売機は設けられていない。従って乗車時には改札口にある乗車駅証明書を取り、運賃は降車駅で精算する。但し自動改札機は設けられているため、スルッとKANSAIカードは他の駅同様に使用できます。
自動改札機は開閉式ではなく、ICカード用カードリーダーも別に設けられています。
40パーミルの勾配上にあり、日本の普通鉄道・軌道では日本一の急傾斜の駅です。
1991年から1996年の移設までは30パーミルで明知鉄道の野志駅と並び第2位でした。
ホームベンチは左右で脚の長さが異なるほどです。
「軌道建設規程」により軌道の停留場の勾配は10パーミル以下にしなければならないと定められているが、当駅は内務大臣(当時)の特別の許可を受けています。


のりば
のりば 方向 行先 備考
改札口側  上り びわ湖浜大津・石山寺・坂本比叡山口方面  石山寺・坂本比叡山口方面はびわ湖浜大津乗換  
反対側 下り 京阪山科・地下鉄東西線 三条京阪方面 御陵駅より地下鉄東西線へ直通

両ホームとも有効長は4両。のりば番号は設定されていない。 トイレはない。

1912年(大正元年)8月15日 - 京津電気軌道 三条大橋 - 札ノ辻(後に廃止)間開通により京津電気軌道の駅が開業しています。東海道本線の駅と乗換駅になっています。
1921年(大正10年)8月1日 - 東海道本線馬場(現膳所)- 京都間のルート切り替えに伴い東海道本線の駅が廃止されました
1925年(大正14年)2月1日 - 会社合併により京阪電気鉄道京津線の駅となりました。
1930年(昭和5年)11月9日 - 労働組合関係者による電車脅迫脱線事件が起きています。
1932年(昭和7年)4月7日 - 「京津国道(国道1号)」の改良工事に伴い大谷駅が新築移転しています。
1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)の駅となりました。
1945年(昭和20年) 5月15日 - 営業休止しています。
6月1日 - 旧逢坂山トンネル内に航空機部品工場が造られ従業員輸送のため、営業再開しています。
1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により、改めて京阪電気鉄道の駅となりました。
1996年(平成8年)11月16日 - プラットホームをびわ湖浜大津寄りに71m移設され、駅舎が新築されています。
2002年(平成14年)3月1日 - 京津線に「スルッとKANSAI」システムの導入のため自動改札機・精算機を設置、使用開始しています。
2007年(平成19年)4月1日 - ICカード「PiTaPa」の利用が可能となりました。