JR東日本上越線 土樽駅
土樽(つちたる)
土合土樽越後中里
所在地 新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 80.1km(高崎駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1933年(昭和8年)12月8日
駅種別 無人駅
土樽駅
土樽駅
トンネルを超えるとそこは・・・ 駅名標
トンネルを超えるとそこは・・・ 駅名標
待合所の窓口は閉鎖されています 待合所は整備されています
待合所の窓口は閉鎖されています 待合所は整備されています
相対式ホームと跨線橋 ディーゼル機関車ですが・・・
相対式ホームと跨線橋 ディーゼル機関車ですが・・・
土樽駅は、新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅です。
東京側から望むと、清水トンネルを出てすぐの位置にあります。
また、上越線は当駅(正確には上り線の清水トンネル高崎側出口付近)から宮内駅(信越本線と接続)までが新潟支社管轄となっています。
かつて上越線の敷設工事が行われた際は、この付近の難所(清水トンネル、松川ループ線)に備え、現在の土樽駅がある近くまで湯沢から延長約16kmの軽便鉄道線が敷設されていました。
当駅は、丘陵地の東斜面に位置する地上駅です。相対式ホーム2面2線を持ちます。
駅舎は上り線側にあり、両ホームは跨線橋で連絡しています。
越後湯沢駅管理の無人駅です。
かつては、相対式ホーム(副本線)および通過線(本線)を持つ2面4線の構造でしたが、2008年(平成20年)6月3日から26日までホームの改築が行われた際に副本線が廃止となり、本線上にホームが設置された現在の構造となっています。
工事期間中は全列車が通過し、越後中里駅と当駅の間でバスやタクシーによる代行輸送が行われています。

駅の周辺
駅名は土樽の名前を持っていますが、旧土樽村の中心部は現在の越後中里駅付近に当たり、駅周辺に人家はないのです。
付近にある東京発電の水力発電所・土樽発電所(7,000キロワット)は1974年(昭和49年)に無人化されています。
上り線ホームの横を関越自動車道が通っており、当駅の東に土樽パーキングエリアが置かれています。
また、当駅付近を流れる毛渡沢は渓流釣りや川遊びのスポットとして知られ、上越線の毛渡沢橋梁は2017年度に土木遺産に選定されています。

以前あった施設
  • 土樽スキー場:下りホームから徒歩3分でゲレンデに通じており、駅を通らないと到達できないスキー場でした。2004年(平成16年)を最後に営業を廃止しています。
  • ユースホステル土樽山荘:下りホーム端にかつては案内看板があったのですが、2009年4月10日をもって閉館しています。
つまり、駅の周辺には駅周辺には人家もなく、これといった施設もないということになります。

バス路線

越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バスが、当駅近くと越後湯沢駅方面を結んでいます。バスで群馬県方面へ直接行くことはできないので注意が必要です。

  ・YT 湯沢=湯沢学園=中里=土樽=蓬橋線

当駅から湯沢方面に1 kmほど離れた「土樽」(YT24)バス停が最寄りとなります。2018年12月時点では当駅から徒歩数分のところに「蓬橋」(YT25)があり、平日の2往復のみ乗り入れていたが、翌年廃止されています。
駅の歴史
  • 1931年(昭和6年)9月1日:鉄道省上越線 水上 - 越後湯沢間開通時に、土樽信号場として開業しています。
  • 1933年(昭和8年)12月8日:スキー季節中に限り、旅客営業を開始しています。
  • 当駅は、川端康成の『雪国』でもトンネルを出た後はじめに汽車が停車する「信号場」として登場します。実際に作品の書かれた当時は信号場でしたが、冬季にはスキー客の利用を見込んで仮乗降場扱いで客扱いをしていました。1941年(昭和16年)1月10日:駅に昇格、土樽駅となり、旅客駅として開業しています。
  • 1945年(昭和20年)12月15日:貨物の取扱を開始し、一般駅となっています。
  • 1961年(昭和36年)10月1日:貨物の取扱を廃止して旅客駅に戻っています。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止しています。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となっています。
のりば
番線 路線 方向 行先
駅舎側 上越線 上り 水上・渋川方面
反対側 下り 越後湯沢・長岡方面