JR東日本上越線 石打駅
石打(いしうち)
越後湯沢石打大沢
所在地 新潟県南魚沼市上野1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 100.6km(高崎駅起点)
駅構造 地上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員 121人/日(2018年)
開業年月日 1925年(大正14年)11月1日
駅種別 業務委託駅 自動券売機
石打駅
石打駅
島式ホーム 183系快速「シーハイル上越」
島式ホーム 183系快速「シーハイル上越」
183系快速「シーハイル上越」 E129系電車
183系快速「シーハイル上越」 E129系電車
石打駅は、新潟県南魚沼市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅です。
当駅は南魚沼市南部の石打地区にあり、かつてはスキー多客時(繁忙期)に優等列車が停車していました。
清水トンネルを挟む石打 - 水上は全国に先駆けて開業時から電化されており、前後の非電化区間との接点として石打機関区が構内に置かれ、水上駅と共に機関車の付け替えが行われており、蒸気機関車用の転車台も設置されていました。
上越線の全線電化化後も、石打 - 水上間の連続急勾配区間(清水越え)に備えてEF16形などの補機が配置されていました。
また、スキー客輸送用として特急「とき」が臨時停車したほか、特急「新雪」を初めとする多くの臨時列車の終着駅となるなど、旅客輸送でも拠点駅の1つであり、かつては駅弁も販売されていました。
しかしEF64形1000番台の投入により当該区間の補機は不要となり、石打機関区への機関車の常駐は廃止され、その後は側線も長らく荒れた状態となっていました。上越新幹線開業により余剰となった181系電車が留置されていたこともあります。
北越急行の開業まではこの状態が続いていましたが、北越急行の開業後は、当駅の側線に普通列車車両が夜間留置されています。
2015年の3月14日のダイヤ改正前までは特急「はくたか」の車両が夜間留置されていました。
旅客列車においても、上越新幹線の上野駅開業後は在来線優等列車が大部分廃止になり、スキー客も越後湯沢駅に移るか自家用車利用が中心となり、拠点駅としての機能は失われています。
「谷川」(当時)の延長運転による臨時乗り入れも近年はなく、ただ関東地区のB特急料金の適用区間が当駅までとなっていることに名残があります。(´;ω;`)
2016年まで運行されていた当駅を始終着とする優等列車は、冬季に運転される臨時快速「シーハイル上越」1往復のみです。
さらに上越線に乗り入れる北越急行ほくほく線の列車は、全列車が当駅を通過するため乗車できません。

駅の構造
当駅は、丘陵地の東斜面に位置し、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。
現駅舎完成時より単式ホーム1面1線の1番ホームが存在し、スキー列車発着用として使用されていましたが、2000年以降は線路と架線が撤去されています。
越後湯沢駅管理の業務委託駅で、自動券売機・化粧室などが設置されています。
1968年(昭和43年)築の駅舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで、一階部分に駅機能があります。
駅舎の2階とホームは同じ高さになり、駅舎に接して置かれた単式ホーム(1番線)に、この2階から橋が伸びているが、駅職員の専用通路となっています。
長岡発の最終電車は当駅止まりで夜間滞泊が設定されています。

利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は121人です。
近年の推移は以下のとおりです。

1日平均乗車人員推移
年度 乗車人員 年度 乗車人員
2000年(平成12年) 191 2010年(平成22年) 157
2001年(平成13年) 202 2011年(平成23年) 148
2002年(平成14年) 193 2012年(平成24年) 144
2003年(平成15年) 181 2013年(平成25年) 144
2004年(平成16年) 150 2014年(平成26年) 129
2005年(平成17年) 149 2015年(平成27年) 135
2006年(平成18年) 149 2016年(平成28年) 135
2007年(平成19年) 160 2017年(平成29年) 122
2008年(平成20年) 154 2018年(平成30年) 121
2009年(平成21年) 165


バス路線
越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バス、および南魚沼市のコミュニティバス「市民バス」が当駅周辺を経由します。
  • MY 湯沢=塩沢=六日町 線
    国道17号沿いの「石打駅角」(MY11)が最寄りバス停となる。
  • YS <急行> 湯沢=清津峡=津南=森宮野原駅 線
    国道353号沿いの「石打郵便局前」(YS06)が最寄りバス停となる。
  • <市民バス> 石打・竹俣コース
    駅前の道沿いの「大丸屋隣」が最寄りバス停となる。

駅の歴史
1925年(大正14年)11月1日:上越北線(後の上越線)塩沢 - 越後湯沢間開通時に一般駅として開業しました。
1968年(昭和43年)9月:駅舎を改築しました。
1970年(昭和45年)1月15日:貨物の取扱を廃止し、旅客駅となっています。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止しました。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となります。
2009年(平成21年) 3月14日:上越線CTC化により、運転要員の配置を廃止しました。早朝夜間完全無人化されています。
4月1日:業務委託化されています。
2019年(平成31年)3月31日:この日をもってみどりの窓口が営業終了しています。

のりば
番線 路線 方向 行先
2 上越線 上り 越後湯沢・水上方面
3 下り 長岡方面