あいの風とやま鉄道　水橋駅

水橋（みずはし）
東富山→水橋→滑川
所在地	富山県富山市水橋伊勢屋676-2
所属事業者	あいの風とやま鉄道
所属路線	■あいの風とやま鉄道線
キロ程	53.1km（倶利伽羅駅起点）
駅構造	地上駅
ホーム	2面2線
乗車人員	987人/日（2019年）
開業年月日	1908年（明治41年）11月16日
駅種別	業務委託駅

水橋駅


相対式ホームに跨線橋が架かっています	改札口

出札口	2面3線ホーム

水橋駅は、あいの風とやま鉄道に所属する駅です。
2015年、北陸新幹線の金沢延伸時に当駅を含む北陸本線倶利伽羅駅 - 市振駅がJR西日本から経営分離され、あいの風とやま鉄道が運行することとなりました。当駅も、あいの風とやま鉄道が管理しています。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。駅舎は1908年（明治41年）当時のものをあいの風とやま鉄道開業後も使用していて改札口そばの壁面には、建設年を示す『明治41年』と記された金属板が残されている。
跨線橋は1956年（昭和31年）に川田工業により設置された。自動券売機と便所がある。
JR北陸本線の駅としての末期は、富山地域鉄道部が管理し、ジェイアール西日本金沢メンテック（現：JR西日本金沢メンテック）が駅業務を受託する業務委託駅であった。
あいの風とやま鉄道への経営移管後も業務委託駅の形態は維持されている。JR運営末期の時点でみどりの窓口は設置されていなかった。また、指定券や青春18きっぷの取り扱いも行っていた。
駅周辺は、富山市水橋西部地区センター、富山市立水橋西部小学校、富山市立水橋中部小学校、富山市立水橋中学校、富山県立水橋高等学校、水橋郵便局、にいかわ信用金庫西部支店、かね七、大協薬品工業本社・富山工場があります。
ただし、小中学校とはいずれもやや遠いのが難点です。

のりば

ホーム 路線方向行先

１ ■あいの風とやま鉄道下り魚津・泊・糸魚川方面

2 上り富山・高岡・金沢方面

到着メロディ

2017年（平成29年）3月の新旅客案内システム導入に伴い、他の富山市内の駅と共通で、2012年（平成24年）に「富山県ふるさとの歌」として制作された「ふるさとの空」（久石譲作曲）のイントロ部のアレンジが到着メロディとして使用開始された。

歴史

1908年（明治41年）11月16日：官設鉄道北陸線の富山駅 - 魚津駅間延伸により中新川郡西三郷村伊勢屋に開業（一般駅）。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定により、北陸本線所属駅となる。
1917年（大正6年）8月1日：構内に水橋電信取扱所を設置する。ただし電報配達事務は行わない。
1918年（大正7年）8月6日：当駅より東京方面へ発送されようとしていた玄米の積込が妨害される事件が起る（米騒動）。
1926年（大正15年）7月3日：当駅 - 東岩瀬駅（現東富山駅）間に浜黒崎仮停車場が開業する。
1944年（昭和19年）：金属類回収令により跨線橋が撤去される。
1948年（昭和23年）8月30日：当駅 - 東岩瀬駅（現東富山駅）間の浜黒崎仮停車場が廃止される。
1956年（昭和31年）12月7日：跨線橋が完成し、落成式を挙行する。
1965年（昭和40年）
- 7月20日：当駅 - 滑川駅間に上市川信号場が開業する。
- 8月25日：富山操車場 - 泊駅間が交流電化する。
1966年（昭和41年）
- 6月1日：当駅 - 上市川信号場間が複線化し、上市川信号場が廃止される。
- 12月3日：当駅 - 東富山駅間が複線化する。
1969年（昭和44年）10月1日：営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止する。
1972年（昭和47年）10月2日：営業範囲を改正し、貨物の取扱を廃止し、旅客、手荷物及び小荷物を扱う旅客駅となる。
1974年（昭和49年）3月14日：営業範囲を改正し、旅客及び荷物を扱う駅となる。
1979年（昭和54年）4月7日：当駅駅前に141台が収容可能な自転車置場を工費696万円を以て設置する。
1980年（昭和55年）10月29日：運転取扱いを廃止し、場内及び出発信号機を閉塞信号機とする。
1985年（昭和60年）3月14日：営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃止する。
1987年（昭和62年）
- 3月31日：営業範囲を改正し、旅客及び荷物（新聞紙に限る）を扱う駅となる。
- 4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
2000年（平成12年）4月：夜間無人駅となる。
2015年（平成27年）
- 3月14日：北陸新幹線金沢延伸開業に伴ってあいの風とやま鉄道が開業し、同社の駅となる。
- 3月26日：ICカード「ICOCA」供用開始。