四ツ谷(よつや) |
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所在地 |
東京都新宿区四谷一丁目無番地 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
2面4線 |
乗車人員 |
85,926人/日(2023年) |
開業年月日 |
1928年(昭和3年)11月15日 |
乗入路線 2 路線 |
所属路線 |
■中央線(快速) |
駅番号 |
JC04 |
キロ程 |
5.3 km(神田起点) |
所属路線 |
■中央・総武線(各駅停車) |
駅番号 |
JB14 |
キロ程 |
5.3km(神田起点) |
駅種別 |
直営駅 話せる指定席券売機
東京山手線内・東京都区内駅 |
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四ツ谷駅 |
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四ツ谷駅(よつやえき)は、東京都新宿区四谷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。駅の敷地内を区境が走っており、JR東日本の大部分および東京メトロ丸ノ内線の一部は千代田区麹町六丁目に所在している。
乗り入れ路線 JR東日本と東京メトロの2社が乗り入れ、接続駅となっている。
JR東日本
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は中央本線であるが、一般列車の運転系統としては、急行線を走る中央線快速電車および緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属しており、各路線ごとに駅番号が付与されている。
- 中央線(快速):急行線を走行する中央本線の近距離電車。八王子駅・高尾駅方面の列車と、立川駅から青梅線へ直通する列車も運行 - 駅番号「JC 04」
- 中央・総武線(各駅停車):緩行線を走行する中央本線の近距離電車 - 駅番号「JB 14」
東京メトロ
東京メトロは丸ノ内線と南北線の2路線が乗り入れており、各路線ごとに駅番号が付与されている。
- 丸ノ内線 - 駅番号「M 12」
- 南北線 - 駅番号「N 08」
南北線の列車は、相鉄本線・相鉄いずみ野線、相鉄新横浜線、東急新横浜線、東急目黒線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線との4社6線直通運転を行っている。
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改札口 |
島式ホーム |
駅構造
当駅付近では、JR中央線、東京メトロ丸ノ内線ともに、ほぼ南北に走っている。経由地の違いから、JR中央線では北側が東京方面、丸ノ内線では南側が東京方面となっている。
JR東日本
急行線・緩行線それぞれに島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。各ホームは御茶ノ水駅のような方向別ではなく線路別となっており、急行線・緩行線相互の乗り換えは階段を利用する必要がある。
丸ノ内線建設時に新宿駅寄りの快速線ホーム(当時は急行線ホーム)は65 m、緩行線ホームは30 m短縮し、御茶ノ水駅側に同じ分だけ延伸することで、丸ノ内線との連絡用階段を設置した。また、御所側の国鉄駅舎は廃止して、営団の駅舎と共同使用とした。
ホームの信濃町寄りは曲線区間にあり、電車との隙間が広く開いている。主に快速で運用されるE233系の車内液晶ディスプレイでも到着時の案内で表示される。
中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに快速電車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのためホームの12両編成対応の改築工事などが実施され、2024年10月12日までに12両編成対応のホームの延伸を完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。
駅舎
改札は2か所、出入口は3か所あり、出入口は、西側が四ツ谷口、東側が麹町口、南側が赤坂口となっている。ホームの中央付近に位置する改札は改札外コンコースを経て四ツ谷口と麹町口につながり、四ツ谷口には駅ビル「アトレ四谷」が立地している。南側の改札内跨線橋には立ち食い蕎麦店があり、南側の改札とつながる赤坂口は東京メトロ丸ノ内線のホームと直結している。
エスカレーターとエレベーターは、ホーム中央付近の改札内コンコースと各線ホーム間、四ツ谷口・麹町口と改札外コンコース間を結んでいる。
2011年2月、JR東日本は「エコステーション」事業に取り組むと発表した。その事業第1号が当駅で、赤坂口駅舎の屋上に太陽光パネルを敷き詰めて太陽光発電を行うとともに、ホームの屋根上などを緑化するなど、計17のメニューを導入し、環境に配慮した駅に改良する工事が行われた。
2020年6月24日にJR東日本は、当駅が史跡「江戸城外堀跡」の範囲に建築されていることから、同年6月29日より四ツ谷・麹町口改札外コンコースに、江戸城外堀史跡に関する写真やパネルを展示する広場を開設することを発表した。
快速線 御茶ノ水駅側に出口専用改札口を新設し、2024年3月2日に供用を開始した。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■中央線(快速) |
上り |
御茶ノ水・東京方面 |
2 |
下り |
新宿・立川方面 |
3 |
■中央・総武線(各駅停車) |
西行 |
飯田橋・秋葉原方面 |
4 |
東行 |
信濃町・代々木方面 |
発車メロディ
1・2番線では日本電音、3番線ではサウンドフォーラム、4番線ではサウンドファクトリー制作の発車メロディを使用している。
- 1 せせらぎ(鐘強調)
- 2 春(強調トレモロ)
- 3 春 New Ver.
- 4 SF-3(教会の見える駅)
東京地下鉄 四ツ谷(よつや) |
丸ノ内線 |
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四谷三丁目 |
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四ツ谷 |
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赤坂見附 |
南北線 |
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四ツ谷 |
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飯田橋 |
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所在地 |
東京都新宿区四谷一丁目1(丸ノ内線)
東京都新宿区四谷一丁目3(南北線) |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ) |
駅構造 |
高架駅(丸ノ内線)
地下駅(南北線) |
ホーム |
2面2線(丸ノ内線)
1面2線(南北線) |
乗降人員 |
111,376人/日(2023年) |
開業年月日 |
1959年(昭和34年)3月15日 |
乗入路線 2 路線 |
所属路線 |
●丸ノ内線 |
駅番号 |
M12 |
キロ程 |
13.7 km(池袋起点) |
所属路線 |
●南北線 |
駅番号 |
N08
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キロ程 |
7.9km(目黒起点) |
駅種別 |
新宿駅務管区四ツ谷地域 |
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東京メトロ改札口 |
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東京メトロ 丸ノ内線と南北線とは長いエスカレータおよび階段で接続されている。丸ノ内線側には、赤坂口(1番出口)とJR線へつながる改札、南北線側には、地下鉄側の四ツ谷口(3番出口)および外堀通りを挟んだ出入口(2番出口)がある。
当駅は、「新宿駅務管区四ツ谷地域」として近隣の駅を管理している。
丸ノ内線
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。高架駅ではあるが、地形の関係で高台にある駅舎部が1階とされており、ホームは地下1階の扱いである。丸ノ内線の駅の中では茗荷谷駅・後楽園駅とともに地上に立地する(当駅付近の地上区間は258.0
mである)。ホームには可動式ホーム柵が設置されている。JR中央線ホームよりも高い所にあり、その立体交差の部分は皇居外側の埋立地であり、JRの駅が谷底にあったため、後から高架で丸ノ内線の駅が造られた。後年の南北線建設に伴い、新宿方面の地上区間には人工地盤が設けられている。
ホーム全体は半径500 mの曲線上にあり、さらに新宿方は半径162.716 mの曲線が入っている。ホームを含めた駅全体は、新宿方面に向かって下り7
‰の勾配上にあり、さらに前後は35 ‰の急勾配区間に挟まれている。
赤坂見附駅 - 四谷見附(四ツ谷)間は、戦前に計画・太平洋戦争中に営団が建設に着手しており、国鉄中央線の地下を通す計画であったが、戦局の悪化に伴い中止となっていた。戦後の計画では当駅を地上(国鉄中央線の上を跨ぐ)で通すことで、新宿方面の地下トンネルは浅い構造となり、建設費用を大幅に節約することに繋がった。
当駅は中央線の上部で工事を行うことから、設計及び工事監督は国鉄東京工事局に委託した。中央線を横断する部分には、支間18 m - 25 mの鋼橋を5径間架設した。第1径間は鋼床版桁、第2・3径間はラーメン構造桁、第4・5径間はゲルバー式鈑桁で構成している。いずれもホームを併設しており、総径間は108.7
m、総重量は約700 tである。新宿方は通常の高架橋構造である。
赤坂見附寄り3両分(2番線池袋方面ホームは2両分)には屋根がない。両端のすぐ近くにトンネルがあるが、新宿側ホーム端の頭上はコンコースや駅前通路でありこの部分はトンネルではなく、その先の本来のトンネルとの間に隙間がある。
1・2番線ホームと1階コンコースとの間にはそれぞれエレベーターが設置されている。
南北線
島式ホーム1面2線を有する地下駅。フルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。
地下3階がホーム、軌道階、地下2階は麹町方面改札口、駅事務室、丸ノ内線への連絡コンコースおよび空調機械室、変電所(新四ツ谷地下変電所)、地下1階は2番出口、3番出口へのコンコース、空調機械室、駅員休憩室、講習室などとなっている。
のりば
番線 |
路線 |
行先 |
丸ノ内線ホーム(地下1階) |
1 |
丸ノ内線 |
荻窪・方南町方面 |
2 |
池袋方面 |
南北線ホーム(地下3階) |
3 |
南北線 |
赤羽岩淵・浦和美園方面 |
4 |
目黒方面 |
発車メロディ
全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
なお、南北線ホームでは当初、吉村弘作曲の同線全駅共通のメロディを使用していた。
番線 |
路線 |
曲名 |
作曲者 |
1 |
丸ノ内線 |
駅ウォーキング |
串田亨 |
2 |
ヒーリング電車 |
3 |
南北線 |
午後のひととき |
塩塚博 |
4 |
ソフィアの鐘の音 |
歴史
- 1894年(明治27年)10月9日:新宿駅 - 牛込駅間開通と同時に甲武鉄道の駅として開業。旅客営業のみ。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道の国有化により、官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
- 1947年(昭和22年)7月17日:昭和天皇の行幸に伴い、お召し列車(電車)の発着。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1959年(昭和34年)3月15日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)丸ノ内線の駅が開業。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、中央本線の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)
- 9月28日:駅ビル「アトレ四谷」が開業。
- 11月10日:赤坂口に自動改札機を導入。
- 12月8日:四ツ谷口・麹町口に自動改札機を導入。
- 1996年(平成8年)3月26日:営団地下鉄南北線の当駅 - 駒込駅間が開通。
- 1997年(平成9年)9月30日:営団地下鉄南北線の当駅 - 溜池山王駅間が開通。途中駅となる。
- 1999年(平成11年)5月3日:女性駅職員が営団で初めて深夜勤務を開始(池袋駅・後楽園駅と同時)。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、丸ノ内線・南北線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
- 2007年(平成19年)
- 3月18日:東京メトロでICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 5月18日:丸ノ内線でホームドアが運用開始。
- 2010年(平成22年)6月23日:目白駅とともに、東京都内としては国鉄・JRを通して史上初の女性駅長が着任。
- 2012年(平成24年)3月中旬:駅ビル「アトレ四谷」がリニューアル。
- 2015年(平成27年)3月13日:南北線ホームの発車メロディを変更。
- 2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正に伴い、唯一当駅に停車していた特急「かいじ121号」が通過となり、当駅に停車する特急がなくなる。
- 2020年(令和2年)秋:JR東日本で、駅ナカシェアオフィス「STATION BOOTH」が開業。
- 2021年(令和3年)3月26日:丸ノ内線の駅に太陽光発電システムが導入される。
- 2022年(令和4年)
- 2月28日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月1日:話せる指定席券売機を導入。
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