すずらんの里駅(すずらんのさとえき)は、長野県諏訪郡富士見町富士見にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
当駅の近隣に事業所を持つセイコーエプソン株式会社が、事業所へのアクセス確保と、鉄道有効利用を目的に設置を希望し、設置費用約2億円を負担して1985年(昭和60年)10月に完成した駅である。
「すずらんの里」と言う駅名も要請により付けられたものであるが、当時の国鉄としては特異なものであり、物議を醸した。由来は、地元入笠高原の別名「すずらん高原」である。
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駅名標 |
改札口 |
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。ホームは盛土上に設置されており、線路両脇に各ホームへあがるための階段が設置されている。勾配の途中にある。
茅野駅管理の無人駅で、自動券売機設置が無いため乗車券購入は出来ないが、乗車駅証明書発行機と簡易Suica改札機が各ホームに設置されている。開設以来無人駅だが、毎年8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会及び9月第一土曜日の全国新作花火競技大会開催時のみ社員による臨時発売がある。
各ホームには待合所が設けられており、
また、特急列車が高速で通過するため、電車接近表示機が設置されている。
さらに、JR東日本長野支社の無人駅では珍しく、発車ベルが備え付けられている。
駐車場が整備されている。駐車場脇にはトイレが設置されている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
西側 |
■中央本線 |
下り |
上諏訪・塩尻・松本方面 |
東側 |
上り |
小淵沢・甲府・新宿方面 |
歴史
- 1985年(昭和60年)
- 7月9日:新駅建設起工式。
- 10月31日:国鉄の駅として新設。旅客のみを取り扱う駅員無配置駅。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入される。
- 2017年(平成29年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2025年(令和7年)2月以降:駅番号にCO 54を設定。
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