笹子駅(ささごえき)は、山梨県大月市笹子町黒野田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
駅番号はCO 34。営業キロで東京駅から100 kmを超える中央本線最初の駅である。
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駅名標 |
ホームと笹子トレーニングセンター |
駅構造
島島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎とホームは地下通路で連絡している。かつては通過可能なスイッチバック式構造を備えていた。その後の1966年(昭和41年)12月12日、複線化に伴いスイッチバックは廃止され、下り列車目線で上り25パーミル(=2.5
%)の勾配を有する本線上にホームを設ける形に改められた。スイッチバック施設の跡地を利用して2009年に訓練施設「笹子トレーニングセンター」が開設されている。
大月駅管理の無人駅。乗車駅証明書発行機、簡易Suica改札機が設置されている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■中央本線 |
下り |
甲府・上諏訪・松本方面 |
2 |
上り |
大月・八王子・新宿方面 |
歴史
- 1903年(明治36年)2月1日:国有鉄道中央本線大月駅-初鹿野駅(現・甲斐大和駅)間開通時に開設。旅客・貨物取扱開始。
- 1945年(昭和20年)9月6日:駅構内で下り列車が車止めを突破したことによる転覆事故。死者60名、負傷者91名。
- 1963年(昭和38年)4月1日:貨物取扱廃止。
- 1966年(昭和41年)12月12日:複線化に伴いスイッチバック運転解消。
- 1970年(昭和45年)10月1日:荷物扱い廃止。業務委託駅となる。
- 1985年(昭和60年)3月1日:無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2004年(平成16年)10月16日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に編入される。
- 2019年(平成31年)1月28日:自動券売機での切符販売、ICカードへのチャージ等を終了。
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