甲斐大和駅(かいやまとえき)は、山梨県甲州市大和町初鹿野(はじかの)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はCO 35。
開業当初の駅名は初鹿野(はじかの)。1903年(明治36年)に大月駅 - 当駅間開通に伴い開業した古い駅である。終着駅であった時期は短く、同年6月11日には当駅
- 甲府駅間が開通したため途中駅となった。
開設当時の所在地は東山梨郡初鹿野村であった。初鹿野村はその後1941年(昭和16年)に付近の村々と合併して大和村となったが、駅名はそのままで、52年後の1993年(平成5年)に現在の甲斐大和駅へ改称された。2005年(平成17年)、大和村は付近の市町と合併して甲州市となり、現在に至る。
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2面3線ホーム |
改札口 |
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。ホームは嵩上げされていない。
ホームは切通しの底に置かれており、駅舎は切り通しに橋を掛けた上に位置する。
このため各ホームへは、駅舎から各ホームへ伸びる階段を下って行くことになる。
なお、2・3番線に面した島式ホーム上には、駅付近で産出する甲州鞍馬石を使用したモニュメントが置かれている。
駅舎は1969年(昭和41年)11月竣工で、内部には待合所のほか自動券売機や簡易Suica改札機があったが、自動券売機は2020年12月1日をもって営業を終了し、撤去された。現在は乗車駅証明書発行機が設置されている。
2014年3月31日までは窓口が設置されていたが、4月1日の無人駅化に伴い撤去された。
無人化直前は塩山駅が管理する業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)であった。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1・2 |
■中央本線 |
下り |
甲府・上諏訪・松本方面 |
2・3 |
上り |
大月・八王子・新宿方面 |
歴史
- 1903年(明治36年)
- 2月1日:国鉄中央本線大月駅 - 当駅間開通時に初鹿野駅(はじかのえき)として開設。旅客・貨物取扱開始。
- 6月11日:当駅 - 甲府駅間開通。
- 1966年(昭和41年)
- 1984年(昭和59年)
- 2月1日:荷物扱い廃止。
- 5月26日:駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1993年(平成5年)4月1日:甲斐大和駅(かいやまとえき)に改称。
- 2004年(平成16年)10月16日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に編入される。
- 2015年(平成27年)4月1日:再度無人駅化。
- 2020年(令和2年)12月1日:自動券売機営業終了。
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