JR東日本・三鷹駅
三鷹(みたか)
中央線(快速)   吉祥寺 三鷹 武蔵境
中央・総武線(各停) 吉祥寺
所在地 東京都三鷹市下連雀三丁目46-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
駅構造  地上駅(橋上駅)
ホーム  3面6線
乗車人員  83,766人/日(2023年)
開業年月日 1930年(昭和5年)6月25日
乗入路線 2路線
所属路線 中央線(快速)
駅番号  JC12
キロ程 13.8km(新宿起点)
所属路線 中央・総武線(各駅停車)
駅番号  JB01
キロ程 13.8km(新宿起点)
駅種別  直営駅(管理駅) みどりの窓口
三鷹駅
三鷹駅
三鷹駅(みたかえき)は、東京都三鷹市下連雀三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。

乗入路線

当駅に乗入れている路線は、線路名称上は中央本線のみであるが、一般列車運転系統としては、当駅以東(新宿駅方面)で急行線を走る特急列車と中央線快速電車、及び緩行線を走る中央・総武線各駅停車(地下鉄東西線直通列車を含む)が停車する。
中央・総武線各駅停車は当駅を運転系統の起点及び終点としており、御茶ノ水駅からの中央本線複々線区間は当駅までとなっている。当駅以西(立川駅方面)の複線区間には特急列車及び中央線快速電車のみ乗入れる。
大月・甲府方面まで運転される普通列車(中距離電車)は1993年11月30日までは新宿駅・当駅・立川駅に停車していたが、同年12月1日ダイヤ改正以降、定期列車として当駅に停車し新宿駅まで運転するものはホリデー快速等臨時快速列車を除き消滅し、中距離電車は立川駅・八王子駅・高尾駅発着となった。
駅番号は中央線快速電車がJC 12、中央・総武線各駅停車がJB 01である。

改札口 島式ホーム
改札口 島式ホーム
駅構造

島式ホーム3面6線を有する地上駅であり、橋上駅舎を備える。直営駅(駅長配置)であり、三鷹営業統括センター所在駅である。当センターは吉祥寺駅 - 国分寺駅を統括管理し、当駅の駅長が三鷹営業統括センターの所長を兼任する。
ホーム中央または東京寄りに、全改札に繋がる階段・エスカレーター・エレベーターがある。
ホームは1・2番線が緩行線、3 - 6番線が急行線に使用されている。急行線ホームでは、中央特快・青梅特快・通勤快速と快速との緩急接続及び特急・通勤特快通過待ちが行われる。
西側に三鷹車両センターが併設されている。

のりば
番線 路線 方向 行先
1・2 中央・総武線(各駅停車) 東行 中野・新宿・西船橋・千葉方面
東京メトロ東西線方面
3・4 中央線(快速) 下り 立川・八王子・高尾方面
5・6 上り 中野・新宿・東京方面 
  • 各駅停車は当駅で中野・新宿方面へ折返す。当駅より武蔵小金井・立川・八王子・高尾方面は快速が各駅に停車する。
  • 2020年3月13日までは当駅より西方面に乗入れるする各停が存在した。
  • 上り快速電車は、基本的に当駅が特別快速・特急との緩急接続を行う最後の駅であり、当駅を先に出発した列車が終点東京駅まで先着する。但し、平日朝ラッシュ時や深夜に、中野駅でライナーや通勤特快・特急を通過待ちする快速電車が一部存在する。
  • JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)を目途に快速電車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。当駅の快速線(3 - 6番線)は、線路は三鷹車両センターへE351系夜間留置のため12両編成に対応しているが、ホーム有効長は最大11両分である。そのため、ホーム12両編成対応改築工事等が実施され、2024年10月12日までに12両編成対応のホームの延伸を完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。

発車メロディ

開業80周年を迎えた2010年6月26日より、終戦直後から1951年まで三鷹市で暮らしていた作曲家中田喜直の代表作である「めだかの学校」をアレンジしたものを発車メロディとして使用している。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた。アレンジはホームごとに異なっている。
  • 1 JB めだかの学校C
  • 2 JB めだかの学校D
  • 3 JC めだかの学校B
  • 4 JC めだかの学校F
  • 5 JC めだかの学校A
  • 6 JC めだかの学校E

駅構内設備

出入口からコンコースまでエスカレーターとエレベーターが通じている。南口のエスカレーターとエレベーターはアトレヴィ三鷹およびペデストリアンデッキにある。駅の下に玉川上水が流れる。

改札

改札は全部で2か所あり、共にホーム中央から登った橋上にある。正面に北口・南口につながるコンコースへ通じる大きな改札が、また1・2番線ホームへ続く階段の脇にアトレヴィ三鷹の駅ビル部分に入る小さな改札がある。後者は駅ビル営業日の10:00 - 22:30のみ利用可能で、2020年11月6日以降はICカード専用である。

出札

コンコース(南北自由通路)の改札口向かい側に自動券売機とみどりの窓口がある。また、かつてはアトレヴィ側改札口脇にも自動券売機があったが、ICカード専用となったため撤去されている。

トイレ

トイレは改札内コンコースの3階北側と4階南側に1か所ずつあり、多機能トイレも設置されている。また、北口・南口共にロータリーに面して地元自治体が設置した公衆トイレがある。

駅ナカ

駅ナカ商業施設として、『アトレヴィ三鷹』がある。歴史的には、1999年に『三鷹ロンロン』として開業した駅ビル部分と、2007年に『Dila三鷹』として開業したコンコースを中心とした部分に分かれる。
旧『三鷹ロンロン』は1999年10月29日に株式会社吉祥寺ロンロン直営の支店として開業。
運営会社が株式会社アトレになったことに伴い、2010年4月1日に『アトレヴィ三鷹』に名称を変更した。
旧『Dila三鷹』は、株式会社アトレが2007年12月16日(第Ⅰ期)にオープンした。既存の3階コンコース部分を拡張した他、4階を新造した。総面積は1360平方メートル。
店舗は第Ⅰ期に15店舗、2008年3月29日(第Ⅱ期)に4店舗、2009年3月29日(第Ⅲ期)に3店舗がオープンした。
同年6月25日に全25店舗が揃い、グランドオープンした。
店内にはクイーンズ伊勢丹やKIOSKが出店している他、アンテナショップやワゴンセールコーナーを設けている。
2014年10月10日、『Dila三鷹』だった部分も『アトレヴィ三鷹』に名称変更及び統合し、両者は一体の施設と言うこととなった。

歴史

  • 1929年(昭和4年)
    • 1月26日:鉄道省の三鷹仮信号場として開設。
    • 6月に、現在の三鷹電車区の前身となる「中野電車庫三鷹派出所」が新設され、9月には「三鷹電車庫」として独立した。
    • 9月1日:移転して、三鷹信号場となる。
  • 1930年(昭和5年)6月25日:三鷹駅に昇格。当初は南口のみ。
  • 1941年(昭和16年):武蔵野口(現在の北口)開設。
  • 1949年(昭和24年)
    • 6月1日:日本国有鉄道発足。
    • 7月15日:三鷹事件発生。無人列車が暴走し、死者6人を出した。
  • 1951年(昭和26年)4月14日:当駅 - 武蔵野競技場前駅間が開通。
  • 1959年(昭和34年)11月1日:当駅 - 武蔵野競技場前駅間が廃止。
  • 武蔵野競技場線(中央本線支線)は、実質的には開通から1年しか運用されておらず、長らく休止状態にあった。廃止後は跡地の一部が遊歩道に利用されている。三鷹駅近くの玉川上水には橋台跡のコンクリートが現在も残されている。
  • 1969年(昭和44年)
    • 4月6日:橋上駅舎化。
    • 4月:朝通勤ラッシュ緩和のための複々線化工事により中央・総武線(各駅停車)および営団東西線からの直通電車が荻窪から当駅まで延長。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1992年(平成4年)7月7日:自動改札機を設置し、使用を開始する。
  • 1993年(平成5年):三鷹駅南口広場第1期工事(前年着工)及び三鷹駅南口駅前再開発地区第六ブロック協同ビル(ネオシティ三鷹・1991年着工)竣工。
  • 1999年(平成11年):三鷹駅南口駅前再開発地区第七ブロック協同ビル(クレッセント三鷹・1997年着工)及び三鷹ロンロン(前年着工[新聞 1]、現・アトレヴィ三鷹)竣工。
  • 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2006年(平成18年):三鷹駅南口広場第2期工事竣工。
  • 2007年(平成19年)12月16日:駅ナカ商業施設「ディラ三鷹」(第Ⅰ期)開業。
  • 2008年(平成20年)3月29日:駅ナカ商業施設「ディラ三鷹」(第Ⅱ期)開業。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月29日:駅ナカ商業施設「ディラ三鷹」(第Ⅲ期)開業。
    • 6月25日:駅ナカ商業施設「ディラ三鷹」(第Ⅳ期)開業し、グランドオープン。
  • 2010年(平成22年)6月26日:発車メロディを「めだかの学校」に変更。
  • 2014年(平成26年)9月11日:駅ナカ商業施設「ディラ三鷹」が「アトレヴィ三鷹」に統合され、リニューアル。
  • 2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正に伴い特急「あずさ」「かいじ」の全列車が通過となり、当駅に停車する特急は「成田エクスプレス」のみとなる。
  • 2020年(令和2年)3月14日:ダイヤ改正に伴い当駅停車で東京駅乗入の中央線は全て快速系統となり、中央線各駅停車は全て総武線御茶ノ水駅経由で千葉駅までの直通列車を終日運行するようになる。
  • 2021年(令和3年)3月25日:快速線ホーム上に駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のコワーキング型「STATION DESK」が開設。
  • 2024年(令和6年)3月16日:ダイヤ改正に伴い特急「成田エクスプレス」の中央快速線直通系統が廃止となり、当駅に停車する特急列車が全廃された。