国立(くにたち) |
中央本線 |
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西国分寺 |
→ |
国立 |
→ |
立川 |
武蔵野線貨物支線 |
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→ |
新小平 |
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所在地 |
東京都国立市北一丁目14-22 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
駅構造 |
高架駅 |
ホーム |
2面3線 |
乗車人員 |
47,095人/日(2023年) |
開業年月日 |
1926年(大正15年)4月1日 |
乗入路線 2 路線 |
所属路線 |
■中央本線(中央線) |
駅番号 |
JC18 |
キロ程 |
22.5km(新宿起点) |
所属路線 |
武蔵野線 貨物支線(国立支線) |
キロ程 |
5.0km(JR貨物・新小平起点) |
駅種別 |
業務委託駅
お客さまサポートコールシステム導入駅
話せる指定席券売機設置駅 |
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国立駅 |
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国立駅(くにたちえき)は、東京都国立市北一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。駅番号はJC 18。
中央本線と、当駅から分岐し新小平駅へ通じる武蔵野線支線(国立支線)が乗入れる。
この支線は中央本線と武蔵野線とを直通する貨物列車や「むさしの号」、臨時旅客列車などが使用する。中央本線は当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。
国立市北部に位置し、市の中心駅である。堤康次郎率いる箱根土地(後の西武グループ)が駅を作り、同時に一橋大学(当時の東京商科大学)を中心とした学園都市として街づくりを行なった。
駅から南側には大学通りと呼ばれる大通りが南武線の谷保駅まで伸びており、春には桜並木の桜が満開に咲き誇る。
当駅南側の約1.3 kmの範囲は東京都から文教地区に指定されており、風営法の対象となる飲食店などの設置について規制を受ける。開業当時、中央線の国分寺駅と立川駅の間に駅を設置するため両駅の頭文字をとって「国立駅」と命名された(西国分寺駅は後から開業)。
また「この地から新しく国が立つ」と言う想いを込めて名付けられたとも言われている。
町制施行前は谷保村と言う地名であったが、当駅の駅名から町名を取って「国立町(→国立市)」となった。
2020年には三角屋根が特徴の旧・南口駅舎が復原され、待ち合わせ場所や展示室として活用されている。
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駅名標 |
相対ホーム |
駅構造
JR中央線コミュニティデザインが駅管理を受託している立川統括センター管理の業務委託駅で、2面3線を有する高架駅である。当駅東方から単線の国立支線が分岐している。
改札は、2013年1月13日限りで高架下の1ヶ所に統合されたが、2016年4月24日に西側に「nonowa口」(ICカード専用)が新設され、2ヶ所となった[報道
7]。なお、コンコースとホームの間にはエスカレーター、階段とエレベーターが設置されている。また、中央改札にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる。
高架化工事前は島式・単式混合2面3線で、下りが単式、他に鉄道総合技術研究所用授受線、通称「総研線」が2004年まであった。そのうち3番線は主に国立支線方向に向かう列車の待避に使用され、上り方の一部を除いて柵が設けられていた。3番線と総研線を横断する警報器の無い構内踏切が北口改札横に繋がっており、朝ラッシュ時のみ使用された。なお、事業完了後は事業前の2面3線に戻り、外側が本線、内側が副本線となるが、総研線は設置されず、その跡地は授受線部分がnonowa国立WESTの付帯施設「ののみち」として、引込線部分の一部は国立市が緑道「ぽっぽみち」として整備された。
2009年1月11日に下り線(1番線)が、2010年11月7日に上り線が高架へ切替えられ、2012年12月16日に上り本線(3番線)が新設された。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
1 |
■中央線 |
下り |
立川・八王子・高尾方面 |
立川駅から青梅線へ直通
(青梅方面行列車) |
2・3 |
上り |
三鷹・新宿・東京方面 |
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- 2012年12月16日の線路切替以前は、暫定的に2番線を上り本線として使用していた。切替後は3番線が上り本線となり、2番線は上下共用待避線となった。そのため、2番線の案内標には方面表記が未記入になった。線路切替時点では2番線は一部上り列車のみ使用し、下り列車停車は設定されていない。なお、下り方面ダイヤが乱れた場合、一部列車が当駅止まりに変更され、2番線を使用し東京方面への折り返し列車が設定される場合がある。また、2013年3月16日ダイヤ改正より、朝ラッシュ時の上り列車が2・3番線を交互に使用する相互発着が開始された。
- 配線の関係上、上り本線3番線から国立支線に入線ができない。このため、国立支線に向かう旅客列車(むさしの号や臨時列車等)や貨物列車は2番線を使用する。
- 終電時間帯の三鷹行・武蔵小金井行を除く上り電車は「快速」として運転されている。
- JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)を目途に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため当駅は、ホーム12両編成対応改築及び、構内配線変更や信号設備改良工事等が実施され、2024年10月12日までにこれらの工事を全て完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。
運転番線 |
営業番線 |
ホーム |
東京方面着発 |
武蔵野線方面着発 |
高尾・大月・青梅方面着発 |
備考 |
1 |
1 |
12両分 |
出発可 |
不可 |
到着可 |
上り本線 |
2 |
2 |
12両分 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
副本線 |
3 |
3 |
12両分 |
到着可 |
到着可 |
出発可 |
下り本線 |
設備
- 指定席券売機(改札外)
- 話せる指定席券売機(改札外)
- トイレ(改札内)
- タクシー乗り場
- バス乗り場
高架化工事に伴う駅構内改良工事に伴い、店舗は全て閉店となった。
その後、2014年4月22日にNewDays国立・マンスリースイーツ国立店がオープンしている。
これらの2店舗も含め、2015年4月18日に「nonowa国立」が第1期開業し、後にこれを「nonowa国立EAST」とした。
2016年4月24日に「nonowa国立WEST」が開業した。
2020年6月27日には、「nonowa国立EAST」がリニューアルされた。
歴史
- 1926年(大正15年)
- 3月1日:鉄道省の谷保信号所として開設。
- 4月1日:国立駅に昇格。旅客・貨物取扱開始。
- 大学(東京商科大学→一橋大学)や住民の誘致のために箱根土地が駅を作り、鉄道省へ譲渡した。駅舎の設計は、帝国ホテル新館建設時にフランク・ロイド・ライトに師事した河野傳が行い、清水建設が工事を担当した。
- 1928年(昭和3年)10月15日:中央線が当駅まで複線化。
- 1929年(昭和4年)
- 3月1日:中央線、立川まで複線化。
- 3月5日:中央線、当駅まで電化開通。電車(省線)運転開始。6月16日に立川まで開通。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足[7]。
- 1951年(昭和26年):駅所在地の谷保村が町制施行にあたり、駅名から町名をとって国立町となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日:北口開設。請願によるもので、建設費860万円全額を地元が負担して建設された。
- 1962年(昭和37年)10月25日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1964年(昭和39年)10月1日:荷物扱い廃止。
- 1970年(昭和45年)3月25日:国鉄では初めてとなる自動定期券改札装置の試用を開始。
- 1973年(昭和48年)4月1日:武蔵野線貨物支線が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1993年(平成5年)4月23日:自動改札機を設置し、供用開始。
- 1998年(平成10年):関東の駅百選に選定。選定理由は「赤い三角屋根の駅舎が駅前の桜並木とマッチした駅」。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2003年(平成15年)6月:高架化工事開始。
- 2005年(平成17年)9月:上りホームを仮線に切り替え。
- 2006年(平成18年)
- 10月8日:旧三角屋根駅舎の使用を終了。下りホームを仮線に切り替える。
- 10月26日:旧三角屋根駅舎が「国立市指定有形文化財」に指定される。
- 2009年(平成21年)1月11日:下りホームを高架に切り替える。
- 2010年(平成22年)11月7日:上りホームを高架に切り替える。
- 2011年(平成23年)10月8日:終電後から10日始発前まで構内線路切り替え工事が行われる。
- 2012年(平成24年)12月16日:上り本線(3番線)が新設。
- 2013年(平成25年)1月13日:南北改札口閉鎖し1ヶ所に統合。旧北口駅舎の使用終了。
- 2014年(平成26年)
- 3月15日:むさしの号の停車駅となる。
- 5月1日:業務委託化。
- 2015年(平成27年)
- 2月1日:早朝無人化。
- 4月18日:商業施設「nonowa国立EAST」が開業。
- 2016年(平成28年)4月24日:商業施設「nonowa国立WEST」が開業。nonowa口改札(交通系ICカード専用)の供用を開始。
- 2020年(令和2年)
- 4月6日:旧三角屋根駅舎復原工事が終了し、「まちの魅力発信拠点」としてオープン。
- 6月27日:商業施設「nonowa国立EAST」がリニューアル。
- 2024年(令和4年)
- 1月31日:みどりの窓口の営業を終了。
- 2月1日:話せる指定席券売機を導入。
- 3月27日:南口に商業施設「nonowa国立SOUTH」が開業。
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