JR東海・高蔵寺駅
高蔵寺(こうぞうじ)
中央本線   定光寺 高蔵寺 神領
愛知環状鉄道線     中水野    
所在地 愛知県春日井市高蔵寺町三丁目654-1
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
愛知環状鉄道(愛環)
駅構造  地上駅(盛土上)
ホーム  3面5線
乗車人員  20,403人/日(JR東海・2019年)
乗降人員  11,129人/日(愛環・2019年)
開業年月日 1900年(明治33年)7月25日
 乗入路線 2 路線
所属路線 中央本線(名古屋地区)
駅番号 CF09
キロ程 372.9km(東京起点)
所属路線 愛知環状鉄道線
駅番号 23 
キロ程 45.3 km(岡崎起点) 
駅種別  共同使用駅(JR東海の管轄駅)
駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば
高蔵寺駅
高蔵寺駅
高蔵寺駅(こうぞうじえき)は、愛知県春日井市高蔵寺町三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・愛知環状鉄道(愛環)の駅である。
両社が構内を共用する共同使用駅であり、JR東海が駅を管轄している。
JR東海の中央本線と、愛知環状鉄道の愛知環状鉄道線(愛環線)との接続駅となっている。
愛環線は当駅が終点であるが、 一部の列車が瀬戸口駅より中央本線経由で名古屋駅方面へ、また名古屋駅より高蔵寺駅経由で瀬戸口駅まで直通する。中央本線にはCF09、愛環線には23の駅番号が設定されている。

駅名標 改札口
駅名標 改札口
愛知環状鉄道線2000系電車 中央本線ホーム
愛知環状鉄道線2000系電車 中央本線ホーム

駅構造

島式ホーム3面5線を有する。3番線は1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化直後に設置された。
また、愛知環状鉄道の列車は1番線にのみ入線可能であった。愛知万博開催に際し、会場への連絡列車である「エキスポシャトル」の愛環線直通に合わせ、駅の中津川寄りで中央本線と愛環線の立体交差化工事が施工された(5・6番線が一旦合流後、中央本線から愛環線が分岐。同時に1番線の名古屋側にあった車止めを撤去し中央本線との連絡線を新設)。
なお、3番線の島式反対側に当たる部分には以前は線路が敷設されていたが、現在は敷設されておらず、4番線は存在しない。
ちなみに、本線(分岐器直線側の線路)は名古屋方面が2番線、多治見方面が6番線である。
ホームへのエスカレータは上下とも設置されている(ただし、3番線のホームは階段のみ)。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、神領駅・定光寺駅を管理している。
愛知環状鉄道線の乗車券は2021年(令和3年)3月2日まで専用の券売機で販売していたが、同日限りで撤去され、3月3日よりJR東海の券売機を共用するようになった。
夜間滞泊は設定されていない。
構内の商業施設として、改札外の地下道などに名古屋ステーション開発が運営する「ASTY高蔵寺」と総称する店舗群があり、春日井市が設置する「アスティ高蔵寺市民コーナー市民ギャラリー」のほか、コンビニエンスストア「ベルマート」および飲食店・ドラッグストア・食品など約10店舗が入居している。
ASTY高蔵寺は2021年(令和3年)2月から12月にかけ全面改装工事が行われた(ベルマートキヨスク高蔵寺は11月26日に再開し、ASTY高蔵寺の各店舗も12月2日にリニューアルオープンした)。
これらのリニューアル事業を受けて、高蔵寺駅南口駅前広場は2024年度(令和6年度)に土木学会デザイン賞 優秀賞を受賞した。

のりば

番線 路線 方向 行先  備考
1 愛知環状鉄道線  - 岡崎方面  当駅始発 
2 中央本線  上り 名古屋方面    愛環線からの直通列車は1番線
一部の当駅始発は1・5番線
3 中央本線 
5 愛知環状鉄道   - 岡崎方面  中央本線からの直通列車 
中央本線   下り  多治見・中津川方面    
6 中央本線 
特急の通過待ちや快速の待ち合わせがある場合、上りは3番線、下りは5番線に入る。名古屋方面への始発列車は、主に3・5番線から発車するが一部1・2番線からも発車している。折返し列車は、3番線または5番線で折り返す。また、愛知環状鉄道線の列車は通常1番線からの発車であるが、中央本線から直通してくる列車は、中央本線下りホームである5番線からの発車となる。逆に愛知環状鉄道線から中央本線名古屋方面へ直通してくる列車は、1番線から発車する。

歴史

  • 1900年(明治33年)7月25日:官設鉄道の名古屋駅 - 多治見駅間の開通と同時に開業する。一般駅。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、中央西線の所属となる。
  • 1911年(明治44年)5月1日:線路名称が改定され、当駅を含む中央西線が中央本線に編入される。
  • 1968年(昭和43年)12月20日:北口を開設し、供用開始。
  • 1978年(昭和53年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止する。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止する。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)
    • 1月31日:愛知環状鉄道線の新豊田駅 - 当駅間が開業し、当駅に乗り入れる。
    • 4月30日:高架下の商業施設「アスティ高蔵寺」が開業。
  • 1992年(平成4年)2月15日:自動改札機を設置し、使用開始。
  • 2000年(平成12年)9月11日 - 9月12日:東海豪雨にて、駅が水没。駅施設の利用が不可能となる。
  • 2001年(平成13年)3月23日:ゆとりーとラインが開業、当駅南口に発着するようになる。
  • 2004年(平成16年)
    • 10月3日:愛知環状鉄道線の瀬戸市駅 - 当駅間複線化。
    • 10月11日:愛知環状鉄道線との直通運転設備が完成。
  • 2005年(平成17年):愛知万博開催期間中のみ、1日2往復特急「しなの」が停車する。
  • 2006年(平成18年)11月25日:JR東海でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年):北口にエレベーターを設置し使用を開始する。
  • 2011年(平成23年)9月19日 - 9月21日:台風15号に伴う大雨により地下の自由通路が水没した。
  • 2019年(平成31年)3月2日:愛知環状鉄道でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
  • 2021年(令和3年)3月上旬:春日井市がジェイアール東海建設などに発注し、当駅の南口及び地下通路の改修工事を行う。また、時期は未定だが北口の改修工事も行う計画もある。
  • 2022年(令和4年)3月14日:3月12日のダイヤ改正により同月14日から平日限定で運行される「ホームライナー瑞浪」の停車駅となる。