小淵沢(こぶちざわ) |
中央本線 |
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長坂 |
→ |
小淵沢 |
→ |
信濃境 |
小海線 |
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→ |
甲斐小泉 |
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所在地 |
山梨県小淵沢市丸の内一丁目1-8 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面4線 |
乗車人員 |
1,382人/日(2023年) |
開業年月日 |
1904年(明治37年)12月21日 |
乗入路線 2 路線 |
所属路線 |
■中央本線 |
駅番号 |
CO51 |
キロ程 |
173.7 km(東京起点) |
所属路線 |
■小海線 |
キロ程 |
0.0 km(小淵沢起点) |
駅種別 |
直営駅(管理駅) 話せる指定席券売機設置駅 |
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小淵沢駅 |
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小淵沢駅(こぶちざわえき)は、山梨県北杜市小淵沢町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
標高は886.7 m。山梨県の鉄道駅としては最西端となる。
乗り入れ路線
中央本線と小海線の2路線が乗り入れ、接続駅となっている。このうち、中央本線を当駅の所属線としており、小海線は当駅が起点である。中央本線にはCO
51の駅番号が設定されている。
中央本線は吉祥寺駅 - 当駅間が八王子支社管轄であり、塩尻・松本方面及び小海線は長野支社の管轄である。両支社の境界は、中央本線では下り第4閉塞信号付近(東京起点172 km)、小海線は県道11号線との交差付近(小淵沢起点1 km・この付近に上り遠方信号機有り)に置かれている。
2024年3月16日改正ダイヤでは、中央本線特急列車「あずさ」は8・9・37・38号を除き全列車が停車する。
過去、土休日に215系で運行されていた「ホリデー快速ビューやまなし」の山梨県側の終着駅でもあった他、毎年1月に臨時快速列車「成田山初詣やまなし号」が当駅 - 成田駅間を往復で、毎年4月に臨時快速列車「お座敷桃源郷パノラマ号」が当駅 - 千葉駅間を往復運行していた。 なお、「かいじ」が当駅まで運行されることがあった。
2018年には夏の臨時列車として特急列車「山かいじ」が立川駅 - 当駅までの下り列車のみで運行、特急列車「諏訪しなの号」が当駅と名古屋駅の間を往復で運行された。なお、「諏訪しなの号」は2019年にも夏の臨時列車として運行された。
小海線は、臨時快速列車「HIGH RAIL 1375」を含む全列車が当駅から発着し、中央本線への乗り入れは行っていない。
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駅名標 |
改札口 |
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。3番線はホーム無しの待避線である。5番線からは当駅始発の松本方面行列車も発車する。5番線の横(八ヶ岳側)には3本側線があり、HIGHRAIL1375の折り返し間合や夜間留置に使用されている。また、1番線の横にも側線があり、当駅止まりの列車が留置される。駅舎とホームは跨線橋で結ばれている。旧駅舎時代は、駅舎と中央本線が発着する1・2番線とは地下通路で結ばれていたが、駅舎と4・5番線(主に小海線が発着)は直接行き来することが出来ず、1・2番線から跨線橋を渡る必要があった。新駅舎が竣工したことに伴い、地下通路は閉鎖されたが、代わりに両ホームとも同じ跨線橋で行き来することが出来るようになった。1・2番線ホームはかさ上げ工事が実施されており、都市部の駅と同等の高さが確保されている。
現駅舎は「自然資産との共生」をコンセプトに、北側にそびえる八ヶ岳の頂部とその山麓の棒道を駆け抜ける馬の姿をイメージしたものである。外観を特徴づけるアルミパネルと逆台形のガラスファサードは八ヶ岳や南アルプスとそれらの尾根を流れる沢をモチーフにしている。1階の外装には小淵沢一帯で多く自生するアカマツを、2階の外装には線路から飛んでくる鉄粉付着の影響が少ない焦げ茶色のアルミパネルを使用しており、どちらの素材も小淵沢で盛んな乗馬に通ずるアースカラーを基調色として用いることで現地の風土に調和するように仕上げている。また、線路と市街地の間にある4メートル程の高低差を隔てていたコンクリート擁壁があったが、現地で古くから見られる野積みの石垣(小豆島産の御影石を使用)をモチーフとした「もたれ式擁壁」に置換えることで、前述の外装の色と相まって駅舎ボリュームが浮かび風土の心象風景の創出を図っている。
旧駅舎は開業当初からのものと言う記録が残る木造平屋建てで、内部にはコンコース、待合所のほかに売店(駅弁など)や信州そば・うどん店(丸政)があった。2017年7月3日には新駅舎とその中に丸政が営業するMASAICHI本店、丸政そば、駅レンタカー小淵沢営業所、北杜市観光案内所、市の交流スペース、駅前広場等が完成・開業した。切替後、旧駅舎は2017年9月に解体された。
直営駅(駅長配置)であり、管理駅として日野春駅・長坂駅を管理している。話せる指定席券売機・自動券売機・簡易Suica改札機が設置されている。自動改札機は設置されていない。
のりば
番線 |
事業者による呼称 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
下り本線 |
■中央本線 |
下り |
上諏訪・塩尻・松本・長野方面 |
2 |
上り本線 |
■中央本線 |
上り |
甲府・大月・八王子・新宿方面 |
3 |
上り1番線 |
■中央本線 |
上り・下り |
夜間留置・臨時列車の待避
(2022年3月改正ダイヤでは定期列車での使用なし) |
4 |
上り2番線 |
■小海線 |
- |
清里・野辺山・小諸方面 |
5 |
小海本線 |
■小海線 |
- |
清里・野辺山・小諸方面 |
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■中央本線 |
下り |
上諏訪・塩尻・松本方面 |
- 3番線は待避線扱いで旅客の乗り降りを行うホームではない。
- 4番線は甲府方面が行止まりかつ非電化であり、小海線専用となっている。かつては5番線同様電化されており、甲府方面に線路が繋がっていた。
- 5番線は中央本線・小海線の当駅始発の一部列車が使用する。
歴史
- 1904年(明治37年)12月21日:鉄道院中央本線 韮崎駅 - 富士見駅間開通時に開設。旅客・貨物取扱開始。
- 1933年(昭和8年)7月27日:小海南線(現・小海線)当駅 - 清里駅間開通。
- 1947年(昭和22年)10月14日:昭和天皇の戦後巡幸のお召し列車が停車。天皇が下車して地域の開拓者を労わる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2006年(平成18年)3月15日:小淵沢町と北杜市の合併に伴い、所在地が北杜市となる。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に編入される。
- 2017年(平成29年)
- 7月1日:小海線小諸駅 - 当駅間で臨時快速列車「HIGH RAIL 1375」が運行開始。
- 7月3日:新駅舎の供用を開始。
- 2018年(平成30年)
- 7月28日:臨時特急「山かいじ号」が運行開始。
- 9月8日・9日:臨時特急「諏訪しなの号」が運行。翌年にも9月21日・22日に運行。
- 2021年(令和3年)
- 9月30日:みどりの窓口の営業終了。
- 10月1日:話せる指定席券売機導入。
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