長坂(ながさか) |
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所在地 |
山梨県北杜市長坂町長坂上条2575 |
駅番号 |
CO50 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■中央本線 |
キロ程 |
166.3km(新宿起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面2線 |
乗車人員 |
1,131人/日(2015年) |
開業年月日 |
1918年(大正7年)12月11日 |
駅種別 |
無人駅 自動券売機 |
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長坂駅 |
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長坂駅(ながさかえき)は、山梨県北杜市長坂町長坂上条にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
駅番号はCO 50。標高740 mに位置する。開設時からスイッチバック構造を有する駅であり、1966年の複線化後は折返し線を上下本線間に備える巻込み式構造配線となった。この構造は行違う列車同士が互いの進路を妨げ難い理想的な形態で、日本では唯一のものだった。旅客列車スイッチバック解消後も貨物列車停車のために使用されたが、貨物取り扱い廃止に伴いスイッチバックは廃止された。現在、レールは旧折返し線と旧駅構内本線寄りの一部に残り、保守用車の留置に使用されている。保守用地には旧ホームの遺構も残り、駅駐車場から確認が可能である。
急行アルプスの一部が停車していたことを継承し、「アルプス」全面特急化後も「あずさ」上り朝1本、下り夜1本が停車していたが、2017年3月4日ダイヤ改正に伴い通過となり、現在は普通列車のみ停車している。
非電化時代、下り列車の機関車に対する給水は日野春駅で行われていたが、水田に大量の水が必要となる田植え時期には機関車用水の確保がたびたび困難になったため、長坂駅構内に官舎飲用水の余りを揚水する水槽を設置し、下り列車停止位置付近に設けた給水柱により、日野春給水所渇水の場合などに使用しうる予備給水所としての役割を果たしていた。
北杜市の代表駅とされているが、特急列車は隣の小淵沢駅に停車する。
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駅名標 |
改札口 |
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホームは嵩上げされていない。
駅舎及び改札はスイッチバック時代の駅施設があった台地上にあり、どちらのホームへ向かうにも下り階段を降りなくてはならない。
小淵沢駅管理の無人駅であるが、駅及び駅周辺の美化活動を行うボランティアとして、JR東日本OBに名誉駅長を委嘱している。
簡易Suica改札機がある。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■中央本線 |
上り |
甲府・大月・八王子・立川・新宿方面 |
2 |
下り |
小淵沢・上諏訪・塩尻・松本・長野方面 |
歴史
- 1918年(大正7年)12月11日:鉄道院中央本線の駅として新設。旅客・貨物取扱開始。
- 1937年(昭和12年)2月1日:折返し線で列車脱線事故。死者2名・負傷者10名
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管。
- 1966年(昭和41年)3月25日:本線複線化、但しスイッチバック及び構内配線は従前を継承。
- 1971年(昭和46年)9月28日:旅客列車のスイッチバックを廃止し、本線勾配上のホーム運用を開始。なお、貨物列車は旧ホームでの取扱継続。
- 1972年(昭和47年)2月1日:貨物取扱廃止。旧ホーム使用停止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)3月15日:新(現在)駅舎完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に編入される。
- 2017年(平成29年)
- 3月3日:みどりの窓口の営業終了。
- 3月4日:ダイヤ改正に伴い、特急列車は全列車通過となる。
- 4月1日:終日無人化。
- 2018年(平成30年)11月23日:長坂駅開業100周年記念イベント開催。同時に駅名標リニューアル、跨線橋屋根改良工事、長坂駅開業100周年記念碑除幕式を実施。
- 2019年(令和元年)5月1日:名誉駅長配置。
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