JR東日本・日野駅
日野(ひの)
中央本線   立川 日野 豊田
所在地 東京都日野市大坂上一丁目9-6
駅番号  JC20
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線(中央線)
キロ程 30.5km(新宿起点)
駅構造  高架駅(盛土上)
ホーム  1面2線
乗車人員  22,406人/日(2023年)
開業年月日 1890年(明治23年)1月6日
駅種別  直営駅
お客さまサポートコールシステム導入駅
日野駅
日野駅
日野駅(ひのえき)は、東京都日野市大坂上一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJC 20。
当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。

改札口 島式ホーム
改札口 島式ホーム
駅構造

築堤上に島式ホーム1面2線を有する高架駅。これは日野台地と多摩川の橋梁間に駅が存在し、地上駅にすると線路の高低差が問題となるためである。なお、ホーム西側の一部は日野台地に掛かっている。
豊田統括センター管理の直営駅である。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる。高尾側に、旧駅中線を転用した、ホームの無い中線が1線設置されている。土手に設けられたため、ホーム幅が狭く、特に高尾寄りはそれが顕著である。
かつて高尾方には、旧甲州街道踏切があった。これは、都市計画で駅西側に新設道路取付やターミナル新設改良工事があったこと、さらに人身事故等が多かったことを理由に1981年に廃止された。
駅舎は1937年の移転時に建てられたもので、民家風の素朴な造りになっている。改札口は立川方に1か所。自動改札機・多機能券売機・指定席券売機が設置されている。ホームから改札口への通路の途中にトイレとNewDaysがある。バリアフリー対応施設として、エレベーター1基と車椅子対応多目的トイレが設置されている。
現在のホームから駅改札までの通路は1969年の改良工事にて竣工された。 それまでは現在の中央線ガード脇(歩行者トンネルの入口付近)からホーム上に昇降する通路があり、立川方ホーム終端部分にホーム出入口が存在した。改札口の位置も当時はかつてのKIOSK付近に存在した。
2017年7月1日から数日間、試験的に接近メロディが流れていた。当初は4点チャイムが使用されていたが、翌日からは東武鉄道の駅で発車メロディとして使用されている曲に変更された。

のりば
番線 路線 方向 行先
中央本線 下り 八王子・高尾方面
上り 立川・新宿・東京方面
JR中央線は、2025年春を目途に東京駅 - 大月駅間のオレンジ帯で運行する列車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため当駅は、ホーム12両編成対応改築工事等が実施され、2024年10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。

歴史

  • 1890年(明治23年)1月6日:地元有志の寄付により甲武鉄道の駅として開設。上下4本停車。旅客・貨物取扱開始。
  • 駅北50 m程の所に、用水路を跨ぐ、赤レンガを積んだ小さな跨線橋が、甲武鉄道開業当時(1889年)からある。ここで使われているレンガは日野煉瓦(現在は廃業)製のもの。多摩川橋梁の橋脚にも同社製レンガが用いられており、現在も上り線立川寄り橋脚に見ることが可能。
  • 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道国有化に伴い、国有鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
  • 1937年(昭和12年)6月:複線化に伴い300 m程北、現在地に移転。
  • この地が「多摩の米蔵」と称された日野でも「八丁田圃」と呼ばれる稲作地帯だったため、田園風景との調和を考えたデザインとした民芸調の入母屋造りの駅舎が建設された。
  • 移転時にホームのみを移設したため、機回し線等旧駅の機能はそのまま残った。旧駅のあった場所には鉄道総合技術研究所日野土木実験所が立地する。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
  • 1959年(昭和34年)12月1日:貨物取扱廃止。
  • 1964年(昭和39年)10月1日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1993年(平成5年)5月18日:自動改札機使用開始。
  • 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2003年(平成15年)11月2日:構内にNewDaysが開店。
  • 2010年(平成22年)1月11日:開業120周年記念として記念セレモニー・記念入場券発売などを実施。
  • 2014年(平成26年)3月15日:むさしの号の停車駅となる。
  • 2019年(令和元年)5月31日:みどりの窓口の営業を終了。
  • 2024年(令和6年)3月16日:直営化。