Q19 TualatinコアのPentiumVが登場しましたが、従来のFC-PGAで使用できますか。

A19 いえ、FC-PGA2に対応したマザーボード及びチップセットが必要です。
Tualatin
TualatinコアのPentiumVは、従来のCopperMineコアのPentiumVに比べて消費電力が小さく、高クロックにできるという特徴があります。さらに2次キャッシュが512KBと大きいのが利点です。
基本的には、従来のFC-PGAプラットホームでは対応できず、FC-PGAを搭載したマザーボードが必要です。さらにチップセットもそれに対応したものが必要となります。具体的には、Intel815E/EP Bstep、Appolo Pro133T/266T、SiS635Tなどがそれに相当します。
ただし、Tualatin対応のSlot1用ゲタが登場しているので、従来のSlot1プラットフォームに搭載できる場合もあります。
注意すべきは、PentiumVの形状がFC-PGA2だからといってTualatinコアとは限らないことです。
CopperMineコアでもDステップの製品はFC-PGA2パッケージになっていることがあるからです。
もっとも原則的にはTualatinコア対応マザーボードは、CopperMineコアのPentiumVにも対応しています。