問41  災害対策のためのバックアップテープの取扱いとして,適切な記述はどれか。

ア バックアップテープは,いつでもバックアップ可能にするため,サーバに装てんしたままにしておくことが望ましい。

イ バックアップテープは,磁力低下によって内容が消滅するので,定期的に磁石で磁化する必要がある。

ウ バックアップテープは,バックアップ対象の装置の破損と同時に破損しないように,別の場所に保管しておくことが望ましい。

エ バックアップテープは,バックアップテープの存在とバックアップの内容がすぐに分かるように,サーバの近くに保管する。

 


問42  情報システムの障害対策の一つである縮退運転に関する記述として,適切なものはどれか。

ア 運転時間を短縮するために,その日に実行する予定のジョブの実行スケジュールを変更することである。

イ 実行中のプログラムが異常終了したとき,ほかのプログラムに影響を与えないように,システムの運転を続行することである。

ウ 障害箇所を部分的に切り離し,システムの機能や処理能力を落としても稼働させることである。

エ 処理を一斉に停止するのではなく,順を追って段階的に停止させることである。

 


問43  WAN で結ばれたサーバを使ったグループウェアのアプリケーションとして,画像情報を含む大量のデータを定期的に更新する必要がある商品カタログシステムと,リアルタイムの更新が要求される会議室予約システムを開発している。このグループウェアは,複数のサーバ間で自動的にデータベースの内容を一致させる複製機能があり,更新内容を複製元のデータベースから指定した時刻に複製先のデータベースに反映することができる。データ量とアプリケーションの運用面を考慮した場合,商品カタログシステムと会議室予約システムのデータベース配置として,最も適切なものはどれか。

ア 商品カタログシステム,会議室予約システム共に単一サーバ

イ 商品カタログシステム,会議室予約システム共に複製を使った分散配置

ウ 商品カタログシステムは単一サーバ,会議室予約システムは複製を使った分散配置

エ 商品カタログシステムは複製を使った分散配置,会議室予約システムは単一サーバ

 


問44  パソコンのハードディスクの性能維持に関する記述として,適切なものはどれか。

ア データの記録と消去を繰り返して処理速度が遅くなってきたので,ディスク最適化ソフトウェア(デフラグメンテーションソフトウェアやオプティマイザ)を実行した。

イ ハードディスクの空き領域が少なく,性能に影響していると判断したので,空き領域を確保するために,不要なファイルをデスクトップの“ごみ箱”に移動した。

ウ ハードディスクの性能と品質を維持するために,定期的なフォーマット(初期化)処理を行った。

エ フラグメンテーションによる性能悪化を解消するために,スキャンディスクを行った。

 


問45  ハードウェア管理台帳の作成を命じられた M さんは,次のような一覧表を用いた管理方式を提案した。

管理番号

製品名

製造番号

購入日

購入価格

         
         

・パソコン購入時は,周辺装置を含めた一式を単位として台帳に登録する。

・周辺装置を単独で購入したときは,周辺装置ごとに台帳に登録する。

・管理対象となる機器には,管理番号を記入したラベルをはる。

この方式では,周辺装置を含むすべての機器が管理台帳と照合できなくなる可能性がある。 M さんへのアドバイスとして,適切なものはどれか。

ア 機器にはられたラベルが別の機器にはり替えられるような不正を判別できなくなるので,管理番号だけではなく台帳の項目すべてをラベルに記入してはるのがよい。

イ 購入日が同じ機器の識別ができなくなる。したがって,台帳に登録できなくなるので,購入日欄の書式を決めて識別するのがよい。

ウ 周辺装置とパソコンをセットで購入すると,周辺装置の有無の確認ができなくなる可能性がある。周辺装置も個別に管理できるように管理番号を付与するのがよい。

エ 同一製品名の機器を追加購入すると識別できなくなるので,所在を示す欄を追加して識別するのがよい。

 


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