JR東日本・東京地下鉄・駒込駅
駒込(こまごめ)
山手線 巣鴨 駒込 田端
所在地 東京都豊島区駒込二丁目1-1
駅番号  JY10
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線  山手線(JR東日本)
キロ程 9.9km(品川起点)
駅構造  地上駅
ホーム  1面2線
乗車人員  42,719人/日(2023年)
開業年月日  1910年(明治43年)11月15日
駅種別  業務委託駅
お客さまサポートコールシステム
東京山手線内・東京都区内駅
駒込駅
駒込駅
駒込駅(こまごめえき)は、東京都豊島区駒込二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。豊島区最東端の駅である。

乗り入れ路線

JR東日本の山手線、東京メトロの南北線が乗り入れ、接続駅となっている。1923年から1971年までの間は都電19系統(駒込線・飛鳥山線)との接続駅でもあった。
  • JR東日本:JY 山手線 - 環状線としての山手線電車のみが停車し、山手貨物線を走行する湘南新宿ラインやその他の列車は通過する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。駅番号「JY 10」
  • 東京メトロ:N 南北線 - 駅番号「N 14」

改札口 駅名標
改札口 駅名標

駅構造

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している巣鴨駅管理の業務委託駅。島式ホーム1面2線を有する地上駅。地形が傾斜しており、西側が掘割、東側が盛土上にホームがある構造となっている。山手線ホームの最東端は北区中里に位置している。
可動式ホーム柵が設置されている。
改札は2か所ある。西側(池袋方)の改札は、山手線ホームから階段、エスカレータまたはエレベータで上った先にあり、線路を渡る南北の通路に接しており北口と南口につながる。東側(田端駅寄り)には、階段を下りた先の改札を経て東口がある。北口には、みどりの窓口が営業されていたが廃止され、多機能券売機数機が設置されている。また、東口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、終日インターホンによる案内となる。
駅構内の掘割の斜面にあるつつじの植栽が有名で、これにより関東の駅百選にも認定されている。バリアフリー対応のためエレベーターやエスカレーターの設置工事が行われた際、工事の支障となる北側斜面のつつじの一部が伐採された。その後、可能な範囲でのつつじの新規植栽がされた。
山手線唯一の踏切である第二中里踏切が駅から田端側へ約400m程度行ったところにあるため、当駅の山手線外回りは通過禁止駅に指定されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 山手線 外回り 田端・上野・東京方面
2 内回り 池袋・新宿・渋谷方面
  • 2020年3月14日のダイヤ改正以降、3・4番線の早朝・深夜に設定されていた東京駅発着の各駅停車が消滅した。

発車メロディ

発車メロディは「さくらさくら」である。当駅近くがソメイヨシノの発祥の地であることから、地元の商店街が地域活性化の一環として2005年に実現させたものであり駅のシンボルとなっている。2005年と2006年は3月中旬から5月上旬までの期間限定で使用されていたが、2007年以降は通年で使用されている。内回りと外回りでは曲のアレンジが異なり、2006年度のみ内回りと外回りの組み合わせが入れ替わっていた。


1 さくらさくら V1
2 さくらさくら V2

東京地下鉄 駒込(こまごめ)
南北線   本駒込 駒込 西ケ原
所在地 東京都豊島区駒込二丁目1-40
駅番号 N14
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線  南北線
キロ程 15.0 km(目黒起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員 36,384人/日(2022年)
開業年月日 1991年(平成3年)11月29日
東京メトロ駒込駅
東京メトロ駒込駅

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。
また、目黒寄り(ホーム南端)には折り返し用の分岐器が設置されている。
A線(赤羽岩淵方面)に当駅止まりが、B線(目黒方面)に当駅止まり及び始発列車が設定されている。

のりば

番線 路線 行先
1 南北線 赤羽岩淵・浦和美園方面
2 目黒方面

発車メロディ

開業時から吉村弘作曲の南北線全駅共通の発車メロディ(発車サイン音)を使用していたが、2015年3月13日にスイッチ制作の当駅オリジナルのメロディに変更されている。
曲は1番線が「ビスマス」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「ツツジ、咲く」(塩塚博作曲)である。

歴史

  • 1910年(明治43年)11月15日:鉄道院の駅が開業。山手線所属の駅で、旅客営業のみ。
  • 1917年(大正6年)6月6日:東京市電駒込線・駒込橋電停が開業。
  • 1922年(大正11年)4月10日:駒込橋停留所を駒込駅方面に0.1km移設。
  • 1923年(大正12年)4月12日:市電飛鳥山線開業。駒込駅隣接地に市電巣鴨車庫駒込分車庫が開設。1939年に独立車庫となる。
  • 1945年(昭和20年)4月13日:太平洋戦争中に空襲に遭い、駅舎が全焼。
  • 1957年(昭和32年)10月27日:北口駅舎が改築される(それまで戦後にバラック造で復旧させた仮駅舎だった。)。同時に南北自由通路を新設。
  • 1971年(昭和46年)3月17日:都電19系統(駒込線・飛鳥山線)廃止。これより20年間接続路線がなくなる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1990年(平成2年)
    • 4月21日:JR東日本(東口)に自動改札機導入。
    • 5月19日:JR東日本(北口・南口)に自動改札機導入。
  • 1991年(平成3年)11月29日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)7号線・南北線の駅が開業。当初は始発駅であった。
  • 1996年(平成8年)3月26日:四ツ谷駅 - 当駅間の開業に伴い、南北線の駅も途中駅となる。
  • 2000年(平成12年):JR東日本の駅が関東の駅百選に選定される。選定理由は「山手線の中にあって季節になるとツツジが大変素晴らしい駅」。
  • 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、南北線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
  • 2006年(平成18年)12月23日:JR東日本の駅舎改装工事が完了。北口・南口側にエスカレーター・エレベーター・駅ナカ施設が設置される。
  • 2007年(平成19年)3月18日:東京メトロでICカード「PASMO」の利用が可能となる。
  • 2013年(平成25年)12月14日:みどりの窓口の営業を終了。
  • 2015年(平成27年)3月13日:南北線ホームの発車メロディを変更。
  • 2017年(平成29年)5月15日:JR東日本の駅が業務委託化。