JR東海・浜松駅
浜松(はままつ)
東海道新幹線 掛川 浜松 豊橋
東海道本線 天竜川 高塚
所在地 浜松市中区砂山町6-2
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
駅構造  高架駅(新幹線)
ホーム  4面6線(合計)
2面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員  22,496人/日(2020年)
開業年月日  1888年(明治21年)9月1日
駅種別  駅長配置駅(管理駅)・JR全線きっぷうりば
所属路線  東海道新幹線
キロ程 257.1km(東京起点)  
所属路線 東海道本線
駅番号  CA34  
キロ程  257.1km(東京起点)
乗換 新浜松駅(遠州鉄道鉄道線)
備考  浜松駅- 高塚駅間に(貨)西浜松駅有り(当駅から2.0km)
浜松駅南口
浜松駅南口
ドクターイエロー
ドクターイエロー
浜松駅(はままつえき)は、静岡県浜松市中区砂山町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線及び東海道本線の駅である。
東海道本線の駅番号はCA34。遠州鉄道の新浜松駅と相互乗換駅である。
東海道新幹線と東海道本線が乗り入れる浜松市の中心駅であり、新幹線・在来線間の乗換駅としても機能している。
隣接する遠州鉄道の新浜松駅と合わせて、静岡県西部の拠点駅としても機能している。
新幹線は、「こだま」の全列車が毎時2本と、「ひかり」が毎時1本停車する。また、朝・夜に当駅発着の「こだま」が設定されている。
在来線は、日中は静岡方面が毎時4本、豊橋方面が毎時3本運転され、普通列車の多くが当駅で乗り換えとなる。また、通勤客向けに当駅と静岡間を結ぶホームライナーが設定されている。特急列車は寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の下り列車が停車する。上りは運転停車で乗降はできない。
JR浜松駅の事務管コードは、▲520127となっている。

373系ホームライナー 改札口
373系ホームライナー 改札口


駅構造

在来線
  • 新幹線・在来線ともに高架駅である。
  • 在来線は島式ホーム2面4線を有する。4番線(下り本線)の外側に通過線(下り1番線)を持つ。両方向には2本ずつ電留線が配置されており、当駅で始発・終着となる列車の組成や簡単な整備などが行われている。
  • また西側の電留線から上り本線を介し、浜松運輸区や西浜松駅への引き上げ線が分岐する。
  • 駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、東海道本線の天竜川駅・高塚駅・舞阪駅の3駅を管理している。
  • 軌道道床にスラブ軌道を広範囲に使用していることが特徴である。浜松駅と同時期に高架化した静岡駅は極僅かな区間に限られている。
  • 改札口は2か所設置されている。このうちメイワン口改札は、新幹線在来線乗り換えコンコースの在来線側に設置されており、駅ビル「メイワン」を経てアクトシティ浜松の連絡通路へつながっている。近距離用の自動券売機が設置されている。自動改札機のみで有人通路はないが、駅係員がいることが多く非自動化券を持っている場合は業務用通路から出場の便宜を図ってもらえることがある。いったん「メイワン」の2階に入る構造になっているが、メイワン営業時間外でも改札口の利用時間であれば利用できる。
のりば

路線 方向 行先 備考
1・2 東海道本線 上り 静岡・沼津方面 当駅始発の一部は3・4番線
3・4 下り 豊橋・名古屋方面 



新幹線

相対式ホーム2面2線を有する。中央の2線は通過線(本線)となっており、西側から浜松工場への引き上げ線が分岐している。上下ホームとも、両端に各車系ごとの停車位置表示がある。
ホームの発車標はソラリー式が使用されていたが、2010年11月におよそ1か月間の試用期間を経てLED式に変更され、同時に自動放送も変更された。

211系5000番台 211系5000番台
211系5000番台 211系5000番台

のりば

路線 方向 行先
5 東海道新幹線 上り 東京方面
6 下り 新大阪方面


歴史

  • 1888年(明治21年)9月1日:鉄道局(のちの鉄道省→日本国有鉄道〈国鉄〉)による浜松 - 大府間の官設鉄道線開通により、その終点として開業。
  • 1889年(明治22年)4月16日:官設鉄道が静岡まで延伸し、新橋までの既存線と直結。途中駅となる。
  • 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
  • 1926年(大正15年)12月12日:駅舎を洋風の近代的建物に改築(2代目)。
  • 1945年(昭和20年)6月10日:浜松空襲により2代目駅舎焼失。
  • 1948年(昭和23年)10月15日:木造2階建の3代目駅舎完成。
  • 1964年(昭和39年)10月1日:東海道新幹線が開業。乗換駅となる。在来線ホームとは、跨線橋により連絡
  • 1970年(昭和45年)3月15日:新幹線のホームが16両対応に延伸される。
  • 1971年(昭和46年)4月26日:貨物取扱業務の一部を新設の西浜松駅に移管。
  • 1976年(昭和51年)10月1日:貨物の取扱を全廃。これと同時に遠州鉄道西鹿島線の貨物輸送が終了し、遠州馬込駅で行われていた国鉄からの乗り入れ貨車の収受が終了した。
  • 1979年(昭和54年)10月15日:東海道本線の高架化完成。これにより駅は東海道線から離れて設置された新幹線ホームと一体化。
  • 1980年(昭和55年)10月1日:新幹線「ひかり」が停車開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)5月1日:浜松駅ビル「MayOne(メイワン)」開業。
  • 1992年(平成4年)11月14日:在来線改札口に自動改札機導入。
  • 1996年(平成8年)2月:南口外観を改装。
  • 1998年(平成10年)3月7日:新幹線改札口に自動改札機導入。
  • 2001年(平成13年)3月16日:在来線にエレベーター・エスカレーターが各2基新設される。
  • 2005年(平成17年)4月:構内の耐震補強および改良工事に着手。
  • 2006年(平成18年)11月11日:構内商業施設「メイワン エキマチ・ウエスト」開業。なおこれにより構内の構成(切符売場・旅行センター・売店・トイレ等の位置)が大きく変更になった。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月15日:構内商業施設「メイワン エキマチ・イースト」開業。
    • 6月:耐震補強および構内改良工事が完工。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月:連動装置の電子化が完了(浜松運輸区も同時に電子化)。これをもってJR東海の主要駅・車両基地などの電子連動化計画が完了した。
    • 3月1日:東海道本線でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
    • 11月20日:駅西側高架下に「メイワン ビックカメラ館」を核とした商業施設を開業。