福島(ふくしま) |
東北新幹線 |
|
郡山 |
→ |
福島 |
→ |
白石蔵王 |
山形新幹線 |
|
|
|
→ |
米沢 |
東北本線 |
|
南福島 |
→ |
→ |
東福島 |
奥羽本線 |
|
|
|
→ |
福島富田 |
阿武隈急行線 |
|
|
|
→ |
卸町 |
福島交通飯坂線 |
|
|
|
|
|
曽根田 |
|
所在地 |
福島県福島市栄町1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 阿武隈急行
福島交通 |
駅構造 |
高架駅(新幹線)
橋上駅(在来線)
地上駅(阿武隈急行・福島交通) |
ホーム |
2面4線(新幹線)
3面6線(在来線)
1面2線(阿武隈急行・福島交通) |
乗車人員 |
新幹線 5,892人/日(2022年)
JR東日本 13,182人/日(2022年) |
乗降人員 |
福島交通 4,512人/日(2018年)
阿武隈急行線 2,620人/日(2021年) |
開業年月日 |
1887年(明治20年)12月15日
1942年(昭和17年)12月3日
(福島交通) |
駅種別 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 |
所属路線 |
■東北新幹線 |
キロ程 |
272.8km(東京起点) |
所属路線 |
■山形新幹線 |
キロ程 |
0.0km(福島起点) |
所属路線 |
■東北本線 |
キロ程 |
272.8km(東京起点) |
所属路線 |
■奥羽本線(山形線) |
キロ程 |
0.0km(福島起点) |
所属路線 |
■阿武隈急行線 |
キロ程 |
0.0km(福島起点) |
所属路線 |
■福島交通飯坂線 |
キロ程 |
0.0km(福島起点) |
|
|
|
福島駅(ふくしまえき)は、福島県福島市栄町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・阿武隈急行・福島交通の駅である。
JR東日本の新幹線・在来線各線と、阿武隈急行の阿武隈急行線、福島交通の飯坂線が乗り入れている。かつて、1971年(昭和46年)4月12日まで、福島交通飯坂東線が、現在の福島駅東口前に乗り入れていた。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北新幹線と、在来線における当駅の所属線である東北本線、当駅を起点とする奥羽本線の3路線である。また当駅は東北新幹線から奥羽本線に直通するミニ新幹線である山形新幹線の分岐駅となっている。当駅で、東北新幹線の「やまびこ」と山形新幹線の「つばさ」が増解結を行う。奥羽本線は新幹線と同じ軌間である1,435
mmの標準軌に改軌されており、軌間1,067 mmの東北本線との直通が不可能となっている。この奥羽本線の標準軌区間には在来線としての愛称として「山形線」が設定されている。
駅構造
JR東日本
- 在来線は地上駅(橋上駅)、新幹線は高架駅である。改札口は4か所にある。在来線側の駅正面(改札1階)にあたる東口と、新幹線側(改札2階)にあたる西口、及びS-PAL福島店の2階から東西連絡通路へ出入りできる「エスパル改札口」、在来線1番線ホーム北側から福島交通・阿武隈急行改札口へ行ける「連絡改札口」がある。なお、新幹線コンコースには、2014年3月1日より、再生可能エネルギー情報館が設置されている。
- 2014年9月26日に、JR東日本が同年10月より当駅の駅舎改築と「エコステ」の導入工事に着手することを発表した。駅舎は2015年3月20日、「エコステ」は同年4月5日にオープンしている。
- 事務管コードは▲231017を使用している。
- 福島統括センター所在駅。直営駅(駅長・輸送副長・営業副長配置)である。管理駅として東北本線の杉田駅 - 貝田駅間の各駅および奥羽本線の笹木野駅 - 庭坂駅間の各駅を管理している。
のりば
在来線ホーム
-
 |
719系5000番台電車 |
単式ホーム1面1線(1番線)・島式ホーム1面2線(2・3番線)・切欠きホーム1面3線(4・5・6番線)の計3面6線で構成される。 1 - 4番線を狭軌の東北本線が、5・6番線を標準軌の山形線がそれぞれ使用する。1番線と2番線の間に中線があり、ダイヤ乱れ時に貨物列車の待避などに使用されることがある。狭軌の1 - 4番線は上下両方面の列車の発着が可能な配線になっている。
- 6番線は5番線の山形方を切り欠いたホームで有効長が2両分しかないため、「つばさ」の地平ホーム入線は5番線に限られる。また、例年11月初旬から約1か月間、落ち葉による車輪空転による運行障害解消のために一部列車が4両編成による運転が行われるが、同じく5番線にしか入線できないため、その期間は一部列車の発着番線が変更となる。
- 山形線の線路は、笹木野方から見て第一場内信号 - 第二場内信号の間は実質単線となる。
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1-4 |
■東北本線 |
下り |
白石・仙台方面 |
上り |
郡山・黒磯方面 |
6・5 |
■山形線 |
下り |
山形・新庄方面 |
新幹線ホーム
- 島式ホーム2面4線を有する。ホーム間に上下通過線2線を挟んでおり、320 km/h通過が可能である。
- 奥羽本線とのアプローチ線が下り副本線(待避線)から単線で分岐するという構造の関係上、山形新幹線「つばさ」の発着は上下線とも原則として14番線に限られる(山形新幹線区間のみの臨時列車には在来線ホームの5番線発着となるものがある)。このため、「つばさ」との連結を行う上りの「やまびこ」は、14番線への進入時と東京方への出発時の2回、下り通過線と平面交差しなければならない。そのため、当駅は東北新幹線のダイヤ上、大きなネックとなっており、特に降雪で遅れが生じる冬期間は当駅での輸送障害が全線に波及するという問題が生じていた。これを受けてJR東日本では福島駅上り線(11番線・12番線)に接続するアプローチ線の建設可能性を検討。
- 2020年3月3日にアプローチ線の新設計画が正式発表された。具体的には、奥羽本線から分岐して東北新幹線の高架をくぐる760 mの地平区間を新設、そこから540
mの高架を新設して、東北新幹線上り線にとりつく構造とした。これが完成すると、「やまびこ」の平面交差が解消され、「つばさ」が上下同時に発着できるようになるという。2021年4月に着工し、2026年度末の完成を予定している。
- 東京方面行きの列車は12番線と14番線の両方から発車するため、改札内コンコースの電光掲示板には左右を示す矢印が付いている。
- 12 - 14番線にはLED式乗車口案内表示機が設置されている。
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
11 |
(予備ホーム) |
12 |
■東北新幹線 |
上り |
宇都宮・大宮・東京方面 |
|
13 |
下り |
仙台・盛岡方面 |
「つばさ」を連結しない「やまびこ」 |
14 |
「つばさ」と切り離しを行う「やまびこ」 |
上り |
宇都宮・大宮・東京方面 |
「つばさ」と連結を行う「やまびこ」 |
■山形新幹線 |
下り |
山形・新庄方面 |
|
阿武隈急行・福島交通
-
 |
福島交通1000系電車 |
JR1番線の北側に頭端式ホーム1面2線を持ち、東側を福島交通飯坂線、西側を阿武隈急行線が使用している。改札口は2社で共同で使用されている(入鋏は福交の駅員、集札・精算はそれぞれの駅員が行う)。JRとの連絡改札口があり、簡易Suica改札機が設置されている。
- 福島交通飯坂線は直流電化、阿武隈急行線は交流電化で、1つのホームで異なる電化方式が見られるのは、当ホームが全国で唯一である。
- 阿武隈急行線は当駅から矢野目信号場まで東北本線の複線区間を走るため、JRとの直通運転が可能な構造となっている。かつて存在した郡山方面への直通列車は、JR1番線発着であった。
- 改札外には、福島交通窓口、阿武隈急行窓口、自動券売機(福交2台・阿武隈急行2台)、NORUCA STATION(ノルカステーション)、トイレがあり、改札内には、簡易Suica改札機(連絡改札口)、自動販売機(飲料・軽食)、ガシャポンなどがある。なお、阿武急は無人駅と槻木駅からの乗客向けに、企画乗車券(フリーきっぷなど)は到着時に改札口に申し出ると窓口で購入できるようになっている。
歴史
- 1887年(明治20年)12月15日:日本鉄道線 郡山から仙台間の開通時に開業。一般駅。
- 1899年(明治32年)5月15日:官設鉄道が米沢駅まで開業。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、東北本線所属駅となる。
- 1918年(大正7年)4月14日:信達軌道線(後の福島交通飯坂東線)が駅前に乗り入れ。
- 1924年(大正13年)4月13日:福島飯坂電気軌道線(現在の福島交通飯坂線)が駅前から飯坂駅(現在の花水坂駅)まで開業(飯坂線の軌道としての開業日)。
- 1942年(昭和17年)12月3日:福島交通が当駅に乗り入れ。
- 1962年(昭和37年)未明:現在のJR福島駅東口駅舎が完成。
- 1971年(昭和46年)4月12日:福島交通飯坂東線廃止。
- 1972年(昭和47年)4月10日:旅行センターの営業を開始。
- 1976年(昭和51年)2月5日:駅構内で亜ジチオン酸ナトリウムを積んだ貨車から発煙。消火時に大量の亜硫酸ガスが発生して駅構外へ流出、中合の店員らがのどの痛みを訴えるなどの被害。
- 1978年(昭和53年)6月24日:コンテナ・車扱貨物の取扱を東福島駅に移管し廃止。
- 1981年(昭和56年)5月6日:地下に東西自由通路を設置し、供用開始。
- 1982年(昭和57年)6月23日:東北新幹線開業。
- 1984年(昭和59年)1月15日:専用線発着の車扱貨物の取扱を廃止し、貨物の取扱を全廃(旅客駅となる)。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)
- 6月10日:福島駅東口駅ビル、福島ルミネが営業を開始。
- 7月1日:阿武隈急行が福島駅まで延伸開業。
- 1992年(平成4年)7月1日:新在直通新幹線として山形新幹線福島 - 山形間が開業。
- 1997年(平成9年)4月18日:JR福島駅西口の新幹線高架下にショッピングセンター「パワーシティピボット」が開業。
- 2001年(平成13年)4月8日:福島駅駅ビル衝突事故が発生。
- 2002年(平成14年):「賑やかな駅前通り、官公庁が立ち並ぶ県庁通りに続く県都の玄関口の駅」として、東北の駅百選に選定。
- 12月1日:同日に実施されたダイヤ改正により「やまびこ」「Maxやまびこ」「つばさ」のみの停車となる。
- 2003年(平成15年)12月18日:JR福島駅東口が、改札の南側にあったみどりの窓口と北側にあったびゅうプラザを改札の南側に一体化するなど大幅にリニューアルする。
- 2004年(平成16年)
- 3月20日:福島駅東口駅ビル、福島ルミネに代わってS-PAL福島店が営業を開始。
- 4月1日:JR福島駅に福島県内初の在来線自動改札機を導入(この時点ではSuica利用不可)。
- 2005年(平成17年)3月15日:JR福島駅西口と新幹線・在来線ホームにエレベーター設置。
- 2006年(平成18年)2月20日:福島駅東口にホテルメッツ福島がオープン。JR福島駅の新幹線ホーム・在来線ホームの発車ベルを変更。この頃JR在来線ホーム南側にあった荷物運搬橋を撤去。
- 2007年(平成19年)12月:JR福島駅の在来線ホームの自動放送を変更。新幹線自動改札機を新型に交換。
- 2008年(平成20年)
- 3月15日:モバイルSuica特急券のサービスを開始。
- 9月頃:JR福島駅のすべての自動券売機を新型に交換。
- 2009年(平成21年)
- 3月14日:東北本線でのICカード「Suica」(奥羽本線〈山形線〉はエリア外)及び東北新幹線郡山から仙台間のSuica FREX定期券・Suica FREXパル定期券と、新幹線停車駅が2駅以上含まれるSuica定期券のサービスを開始。
- 4月11日:JR福島駅の在来線・新幹線ホームの発車ベルが発車メロディに変更される。
- 2011年(平成23年)3月:東日本大震災により被災。またこの頃、エスパル改札口に自動改札機が設置される。
- 2014年(平成26年)
- 3月1日:JR福島駅の新幹線コンコース内に再生可能エネルギー情報館を開設。同日中にオープニングセレモニーを実施。
- 10月:JR福島駅の駅舎改築および「エコステ」の導入工事に着手。
- 2015年(平成27年)
- 3月20日:JR福島駅舎(東口など)のリニューアル工事が完成。
- 3月29日:オープニングセレモニーを実施。
- 4月1日:JR東口の業務がJR東日本東北総合サービスに委託される。
- 4月5日:JR東日本が進める「エコステ」のモデル駅として太陽光パネルによる発電、地中熱を利用した空調設備、蓄電池の整備などが導入。同日中にオープニングセレモニーを実施。
- 10月1日:二本松駅委託化に伴い、杉田駅 - 安達駅間が当駅管理となる。
- 2019年(令和元年)6月:無人駅管理業務及び地区駅業務を郡山駅に移管。自駅単独管理となり、福島地区から郡山地区所属駅となる。
- 2020年(令和2年)3月14日:新幹線eチケットサービス開始。
- 2021年(令和3年)
- 2月13日:福島県沖地震により、天井から水が漏れて水浸しになるなどの被害が発生。
- 3月13日:タッチでGo!新幹線のサービスを開始。
- 11月30日:びゅうプラザの営業を終了。
- 2022年(令和4年)
- 1月18日:「JR東日本駅たびコンシェルジュ」開業。
- 3月16日:福島県沖地震により被災。駅前の床のタイルが破損したほか、駅の東口にあるビジネスホテルで壁の一部が崩れるなどの被害が出た。駅の近所にある繁華街のビルでも壁が大きく崩れて道路を塞いだ。
- 10月1日:JR福島駅・福島総合運輸区を統合し、福島統括センター発足。郡山駅より無人駅管理業務を移管。
- 2026年(令和8年)度末:新幹線上りホームと奥羽本線を結ぶアプローチ線が供用開始(予定)。
|
|