JR東日本・愛宕駅
愛宕(あたご)
東北本線   松島 愛宕  品井沼
所在地 宮城県宮城郡松島町高城字三居山
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線
キロ程 377.2km(東京起点) 
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 2面2線
乗車人員 546人/日(2004年)
開業年月日 2001年(平成13年)9月29日
駅種別 業務委託駅(お客さまサポートコールシステム導入駅)
愛宕駅
愛宕駅
愛宕駅(あたごえき)は、宮城県宮城郡松島町高城字三居山(さんきょざん)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
1962年(昭和37年)7月1日に開設。この日をもって廃駅となった(旧)松島駅の東方に位置する。
東北本線の岩切駅と品井沼駅の間は、日本鉄道による開業時から利府駅経由の山岳ルートを経由していたが、この経路には急勾配が存在し、牽引力の弱い蒸気機関車を使用していた時代では、列車の運行に補助機関車を要していた。
戦時中の1944年(昭和19年)に勾配緩和と輸送力増強のため、現在の海岸ルートが貨物線として開業した。
戦後、この貨物新線の旅客営業が開始されて東北本線のメインルートとなり、1962年(昭和37年)には利府駅経由の旧線が岩切駅と利府駅の間を残して廃止されることとなり、新線上に設けられていた新松島駅が新しく「松島駅」を名乗り、旧線上に存在した(初代)松島駅が廃止される事になった。
旧線の廃止には沿線住民の反発もあり、(新)松島駅から大きく離れる(旧)松島駅近隣の住民の便宜を図るため旧駅から近い新線上の場所に、国鉄の負担で代替駅が設けられることになった。
こうして開設されたのがこの愛宕駅である[3]。駅の直下にあるトンネルは旧線跡である。

駅名標 E721系電車
駅名標 E721系電車
簡易Suica改札機 ホーム出口
簡易Suica改札機 ホーム出口

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。盛土の上に位置しており、当駅下を貫くトンネルは旧線で使用していたものである。
雨をしのぐ程度の待合所はあるが駅舎はなく、出入口は各ホームに設けられている。
仙台駅管理の無人駅である。
両ホームそれぞれに乗車駅証明書発行機(上りホーム側のみ自動精算機対応磁気券)、簡易Suica改札機が設置されている。
松島花火祭りの時には駅員が派遣されて、臨時発売(特別改札)を行う。

のりば

ホーム 路線 方向  行先
 東側 東北本線 上り 仙台方面
 西側 下り 小牛田方面
※案内上の番線番号は設定されていない。

歴史

  • 1962年(昭和37年)7月1日:開業。旅客のみを取り扱う無人駅。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:すべての普通列車が停車するようになる。
    • 「60・3」ダイヤ改正まで、普通列車の一部は通過していた。
      そのため、仙台 - 小牛田の駅掲示時刻表では同駅の停車列車には「愛宕駅停車」と特記があった。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
  • 2003年(平成15年)10月26日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始。