とさでん交通桟橋線 桟橋通五丁目停留場
桟橋通五丁目(さんばしどおりごちょうめ)
桟橋車庫前桟橋通五丁目
所在地 高知県高知市桟橋通五丁目
所属事業者 とさでん交通
所属路線 桟橋線(駅前線)
キロ程 3.2km(高知駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1905年(明治38年)4月7日
桟橋通五丁目駅ホーム
桟橋通五丁目駅ホーム
200形電車 200形電車
200形電車 200形電車
桟橋通五丁目停留場は、高知県高知市桟橋通五丁目にある、とさでん交通桟橋線(駅前線)の駅です。桟橋線の終点である。
桟橋通五丁目停留場は、1905年(明治38年)、桟橋線(当時の路線名は潮江線)の延伸により桟橋停留場(さんばしていりゅうじょう)の名で開業しました。この停留場名については、それまで路線の終点であった隣の停留場(現在の桟橋車庫前停留場)が名乗っていたものです。桟橋通五丁目に改称したのは1938年(昭和13年)のことです。
かつては伊野線の伊野停留場から当停留場まで貨物列車が運行され、伊野町(現在のいの町)で生産された土佐和紙などの製品が運ばれていましたが、昭和20年ころ廃止されています。
停留場の東側には高知港の堤防が設置されていて、その向こうはもう海で桟橋には多数の船舶が係留されていますが、堤防の高さが電車の車体ほどあるため停留場から海を望むことはできないのであしからず。
周囲には高知港の港湾関係の建物が立地します。
高知駅前停留場から南下を続けてきた複線の軌道が当駅の手前で合流し、単線となった先にホームが設けられています。
ホームは軌道の終端部をコの字型に囲むように配された頭端式ホームで、軌道の東側に降車ホーム、西に乗車ホームがあります。降車ホームは短く、車両の中扉・後扉はホームにかからない。終端部に乗務員用のトイレがあります。
かつては機材用と思しき小屋とトイレしか目立った構造物はなく、駅名標も脇にある電柱に取り付けてあるだけの簡素な停留場でした。降車ホームは高知駅寄り、軌道が単線になる手前にありました。
停留場の整備改良工事が実施されたのは2009年のことです。2月に着手し、点字ブロックの埋設を含むホーム面のかさ上げ、ホーム屋根と仕切り柵の取り付け、終端部への本格的な車止めの設置が行われ、同年3月23日に完成しました。工事期間中は仮設の乗車ホームが複線部分に設けられ、元のホームで乗客を降ろしてから乗車ホーム位置まで移動していました。
また、1947年まではループ線が敷かれていて、当停留場から桟橋を通り岸壁通停留場に接続していた。ループ線は貨物列車の折り返しに利用されていました。

1905年(明治38年)4月7日 - (旧)桟橋停留場から路線が延伸し、土佐電気鉄道の桟橋停留場として開業。
1908年(明治41年)12月8日 - 折り返し用のループ線を設置。
1938年(昭和13年)2月1日 - 桟橋通五丁目停留場に改称。
1947年(昭和22年) - ループ線の撤去が認可される(日付は2月13日あるいは3月19日)。
2009年(平成21年)3月23日 - 2月より着手していた停留場の改良工事が完成。
2014年(平成26年)10月1日 - 土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと経営統合し、とさでん交通が発足。とさでん交通の停留場となる。