都電荒川線 三ノ輪橋停留場
三ノ輪橋(みのわばし)
三ノ輪橋→荒川一中前
所在地 東京都荒川区南千住一丁目
駅番号  SA01
所属事業者 東京都交通局
所属路線 都電荒川線(東京さくらトラム)
キロ程 0.0km(三ノ輪橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(うち1面降車ホーム)
乗降人員   3,266人/日(2019年)
開業年月日 1913年(大正4年)4月1日
乗換 三ノ輪駅(東京メトロ日比谷線)
三ノ輪橋停留場ホーム
三ノ輪橋停留場ホーム
8800形電車 7000形電車
8800形電車 7000形電車
三ノ輪橋停留場は、東京都荒川区南千住一丁目にある都電荒川線の停留場です。
ホームは、2面2線、駅番号はSA01。関東の駅百選認定駅の一つとなります。
停留場位置は、日光街道(国道4号)の西側やや奥にあります。

三ノ輪橋電停のりば
乗車ホーム 路線 方向 行先
南側 都電荒川線(東京さくらトラム) 上り 町屋駅前・荒川遊園地前・早稲田方面
北側  - 降車専用

当停留場では、降車ホームと乗車ホームが別々になっています。
降車ホームで乗客を降ろした後、乗車ホームに電車が移動して乗客を乗せて発車します。
現在の停留場に先立って1911年(明治44年)に当時の東京鉄道によって日光街道上に三輪橋(三ノ輪橋)停留場が設けられています。これらは後に都電21系統(千住四丁目、三輪橋、上野、水天宮前)および31系統(三輪橋、浅草橋、東京駅、都庁前)となり、王子電気軌道が東京市(都)電に統合され27系統となった後は、場所が離れた2つの都電乗降場が存在する形態となっています(両者の線路は接続されていなかった)。その後、日光街道の路線(21・31系統)が1969年(昭和44年)に廃止され、現在の停留場のみとなっています。
なお、かつては近隣に21系統・31系統の運行を担当する三ノ輪電車営業所および車庫が存在したが、こちらも両系統の廃止とともに役目を終え、跡地は都営住宅となっています。
三ノ輪橋の名前は、かつて付近を流れていた石神井用水(音無川)と日光街道の交点に架かっていた橋に由来します。過去には路線図や方向幕で「三輪橋」と表記された例もあったが、現行の案内では「三ノ輪橋」で統一されています。
1913年(大正2年)4月1日、王子電気軌道の停留場として開業。
1942年(昭和17年)2月1日、王子電気軌道が東京市に買収され、既存の東京市電三ノ輪橋停留場の一部になっています。
1943年(昭和18年)10月1日、東京都制の施行に伴い、都電の停留場となっています。
1978年(昭和53年)、ワンマン運転に伴う改修工事を実施。これにより、従来対向式ホーム2本だった構造が、1本の線路の両側に乗降を分離したホームを備える形となっています。同時にホームのかさ上げを実施。
1997年(平成9年)、関東の駅百選に認定。認定理由は「春には見事なバラが咲き揃う都内唯一の都電が走る停留場」でした。
2007年(平成19年)5月26日、9000形の営業運転開始に合わせて全面リニューアルを行い、レトロ風の外観になっています。
2018年(平成30年)10月21日、停留場近くに都交通局が案内所「三ノ輪橋おもいで館」を開設しています。