坂上(さかかみ) |
角川→坂上→打保 |
所在地 |
岐阜県飛騨市宮川町林 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 |
CG 高山本線 |
キロ程 |
166.6km(岐阜起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面3線 |
乗車人員 |
9人/日(2019年) |
開業年月日 |
1933年(昭和8年)11月12日 |
駅種別 |
無人駅 |
|
|
坂上駅 |
|
|
|
|
坂上駅に停車する普通列車 |
ホームは2面3線です |
|
|
待合室 |
側線にはラッセル車も留置されています |
|
坂上駅(さかかみえき)は、岐阜県飛騨市宮川町林にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
岐阜県北部の山間部にあり、2004年に成立した飛騨市の宮川地区に位置する。この宮川地区は飛騨市成立前は吉城郡宮川村で、当時役場などがあり村の中心部であった場所に当駅がある。駅名は旧宮川村の前身の一つ坂上村に由来する説もあるが、明確ではない。
駅の開業は1933年(昭和8年)である。当時は国有鉄道の飛越線という路線の終着駅であったが、その翌年に高山本線の中間駅に変更された。国鉄分割民営化ではJR東海に継承され、現在に至っている。
2004年(平成16年)10月に当駅を含む区間が不通となる前は、行事の際に一部の特急「ひだ」が臨時停車していた。2007年(平成19年)9月の復旧以降は停車していない。
駅構造
ホーム・駅構内
ホームが地面に接する地上駅として建設されている。ホームは合計2面あり、片側(南側)のみに線路が接する単式ホームが北側に、南北両側に線路が接する島式ホームが南側に配置されている。乗り場は合計3線で、北側から順に1番線・2番線・3番線とされている。1番線は下り列車、2・3番線は上り列車が使用する(ただし3番線は1日1本のみ発着)。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
CG 高山本線 |
下り |
富山方面 |
2・3 |
上り |
高山・下呂方面 |
- ホームに接する線路のほかにも、ホームに接しない線路(側線)が東側(猪谷駅方)の上下線それぞれに付属しており、保線車両用の車庫が設置されている。
- ホーム間の移動用に、跨線橋が設置されている。
- 停車する列車は、高山方面と猪谷駅を結ぶ普通列車のみで、高山本線で運行される特急「ひだ」は通過している。
- 普通列車は、上下ともに1時間から3時間に1本程度の本数で発着する。また、夜に運行される高山発下り最終列車は、当駅止まりである。
駅舎
駅舎は構内北側の単式ホーム(1番線)側にあり、山小屋風の鉄骨造2階建て。漫画による村おこしを狙って旧宮川村が設置した「遊ingギャラリー」(ベルギーの絵本の図書館)が併設されている。ただし駅員無配置駅(無人駅)であり、乗車券の販売などは行われていない。なお、駅の管理は高山駅が行っている。
歴史
- 1933年(昭和8年)11月12日:国有鉄道の駅として開業。旅客・貨物営業を開始。
- 1969年(昭和44年)8月1日:貨物の取扱を廃止。
- 1972年(昭和47年)11月1日:業務委託駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日:無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1996年(平成8年)11月:駅舎を改築。
- 2002年(平成14年):第4回「中部の駅百選」に選定される。
- 2004年(平成16年)10月22日:台風23号の災害により、当駅を含む飛騨古川駅 - 猪谷駅間が不通となる。
- 2007年(平成19年)9月8日:角川駅 - 当駅 - 猪谷駅間の復旧により全区間復旧、当駅の営業が再開。
- 2018年(平成30年)
- 7月:平成30年7月豪雨(西日本豪雨)での災害に伴い、当駅を含む飛騨古川駅 - 猪谷駅間が不通。
- 7月14日:飛騨古川駅 - 当駅間での運行を再開。当駅 - 猪谷駅間でのバス代行輸送を開始。
- 11月21日:当駅 - 猪谷駅間での運行を再開。
|