岐阜(ぎふ) |
東海道本線 |
|
木曽川 |
→ |
岐阜 |
→ |
西岐阜 |
高山本線 |
|
|
|
→ |
長森 |
|
所在地 |
岐阜県岐阜市橋本町一丁目10 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) |
駅構造 |
高架駅 |
ホーム |
3面6線 |
乗車人員 |
32,121人/日(2019年) |
開業年月日 |
1887年(明治20年)1月21日 |
所属路線 |
CA 東海道本線 |
駅番号 |
CA74 |
キロ程 |
396.3km(東京起点) |
所属路線 |
CG 高山本線 |
駅番号 |
CG00 |
キロ程 |
0.0km(岐阜起点) |
乗換 |
名鉄岐阜駅
(名鉄名古屋本線・各務原線) |
駅種別 |
駅長配置駅(管理駅)
JR全線きっぷうりば |
|
|
岐阜駅 |
|
岐阜駅 |
|
|
|
|
キハ75形気動車 |
キハ25形気動車 |
|
|
改札口 |
島式ホーム3面6線 |
|
岐阜駅(ぎふえき)は、岐阜県岐阜市橋本町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)の駅である。
当駅の所属線である東海道本線[2]と、当駅を起点とする高山本線が乗り入れ、分岐駅となっている。
駅番号は東海道本線がCA74、高山本線がCG00。事務管コードは▲520107。
岐阜県の県庁所在地である岐阜市の中心駅である[1]。運輸省(当時)中部運輸局が認定する「中部の駅百選」第二回選定駅。
駅構造
- 島式ホーム3面6線を有する高架駅[1]。駅舎外壁には透明の板が張られている。「杜の中の駅」をコンセプトに設計され、構内の照明や天井は岐阜和傘をモチーフとしてデザインされている。
- 駅舎全体は1・6番線が東海道本線の本線、2・5番線が東海道本線の副本線、3番線が高山本線の副本線、4番線が高山本線の本線である。ホームの高さは高山本線の3・4番線はデッキのステップが低い気動車を運用することから920mm、そのほかは東海道本線の1・2・5・6番線が1100mmである。
- 構内の大垣駅寄りには、折り返し用の留置線が設けられている。1999年12月のダイヤ改正で日中の対名古屋方面の普通列車が大垣駅始発・終着から当駅始発・終着となったが、留置線の長さが短いことや配線構造などの関係ですべての折り返し列車を引き上げることが困難となった。このため、4・5番線での直接折り返しが多くなった(一部は大垣駅・岐阜貨物ターミナル駅への回送)。その結果、快速系統の列車と普通列車の同一ホームでの乗り換えが不可能になっているケースも多い。
- 1992年に東海道本線下り線が高架化され、高架ホームのうち4 - 6番線の使用を開始したが、地上ホームの4番線は上り線高架化まで継続使用されることになり、暫定的に10番線と改称された。この間高山本線は高架ホーム・地上ホームのどちらにも入線可能な構造になっていたが、高架ホームの使用は東海道本線下り線と直通する特急・急行列車に限られた。
- 高架化で名鉄名古屋本線のガードを越えるため3階建て高架に匹敵する位置に駅が造られている。1978年(昭和53年)の岐阜県都市計画審議会では「国鉄3階・名鉄現線2階」案が答申されていたが、名古屋鉄道側は高架事業に参入せず、旧国鉄側との事業化に向けた都市計画及び工事締結を行い答申案の計画のまま現在の高架化となった。
- 駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、東海道本線の西岐阜駅・穂積駅および高山本線の長森駅 - 鵜沼駅間の各駅を管理している。高架下の駅舎内部にはJR全線きっぷうりばや自動改札機・自動券売機などが置かれている。改札口は2か所ある。JR東海のTOICAおよび相互利用可能な各ICカードが利用可能となっている。東側コンコースの北口は長良口(ながらぐち)、南口は加納口(かのうぐち)と呼ばれている。
- なお、ホームとコンコースを結ぶエレベーターは駅係員の操作を必要とする(エレベーターのコンコース出入り口が改札外にあるため、駅係員が切符の確認・精算を行う)。
- 駅構内には岐阜市の施設の岐阜市ステーションプラザがある。高架下にはレストランや岐阜の特産品を扱う施設である「アクティブG」、商業施設である「アスティ岐阜」、岐阜市立図書館分館や運動施設などを含んだ生涯学習拠点「ハートフルスクエアーG」がある。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
1・2 |
CA 東海道本線 |
上り |
名古屋方面 |
特急「しらさぎ」は1番線
一部列車は3・4・5番線から発車 |
3・4 |
CG 高山本線 |
- |
美濃太田方面 |
特急「ひだ」は4番線 |
5・6 |
CA 東海道本線 |
下り |
大垣方面 |
一部列車は4番線から発車 |
- 名古屋方面と高山本線を行き来する「ひだ」は方向転換をする。
- 大阪発の特急「ひだ」25号は3番線に到着し乗客降車後に、一旦大垣方の留置線に入った後、4番線で名古屋発の「ひだ」5号と連結する。
- 大阪行きの特急「ひだ」36号と名古屋行きの特急「ひだ」16号の解放は4番線で行う。これ以外の名古屋行きの「ひだ」は2番線から発車となる。
- 前述のように、当駅のホームで折り返す東海道本線上り列車は5番線(一部は4番線)から発車する。
- 高山本線の列車との接続時分の都合上、3番線に入る東海道本線上り列車、4番線に入る東海道本線上り・下り列車も一部存在する。
- 高山本線の列車は特急「ひだ」はすべて4番線、普通列車は一部を除きすべて3番線から発車する。
歴史
- 1887年(明治20年)
- 1月21日:官設鉄道(のちの国鉄・JR)大垣駅 - 当駅間延伸に伴い、加納駅(かのうえき、現在名鉄名古屋本線にある同名の駅とは別)として開業。一般駅。当時は現駅の北東側、名鉄各務原線旧安良田駅付近にあった。
- 4月25日:木曽川橋梁の完成により木曽川駅・武豊駅間の既存線と直結し途中駅となった。
- 1888年(明治21年)12月15日:岐阜駅に改称。
- 1889年(明治22年)6月:西に移転(現・名鉄岐阜駅付近)。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線へ改称)の所属となる。
- 1913年(大正2年)7月22日:現在地に移転。旧愛知駅(1909年廃止)の駅舎を移築し、1945年に空襲で焼失するまで使用。
- 1920年(大正9年)11月1日:高山線(1934年に高山本線へ改称)が各務ケ原駅まで開通。
- 1948年(昭和24年)12月11日:駅舎再建。
- 1959年(昭和34年)4月1日:民衆駅として鉄筋コンクリート2階建ての駅舎完成。
- 1970年(昭和45年)4月1日:旅行センター開業。
- 1986年(昭和61年)11月1日:高架化工事に伴い貨物の取り扱いを廃止、岐阜貨物ターミナル駅へ移管。
- 1987年(昭和62年)
- 3月19日:高架化工事の起工式を開催。
- 4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海の駅になる。
- 11月27日:高山本線を仮線に切り替え。
- 1988年(昭和63年)9月25日:東海道本線の上り線を仮線に切り替え。
- 1989年(平成元年)2月26日:東海道本線の下り線を仮線に切り替え。
- 1992年(平成4年)11月29日:東海道本線の下り線と高山本線の一部が高架化。
- 1996年(平成8年)2月26日:東海道本線の上り線・高山本線が全面高架化。
- 1997年(平成9年)3月2日:高架駅が完成。自動改札機の使用を開始。商業施設「アスティ岐阜」がオープン。
- 1998年(平成10年)10月:旧北口駅舎の解体工事開始。
- 1999年(平成11年)10月18日:南口駅前広場が完成。
- 2004年(平成16年)7月:旧南口駅舎の解体工事が終了。これにより高架化事業が全て完了する。
- 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2007年(平成19年)2月5日:北口側1階の窓にステンドグラスを設置。
- 2011年(平成23年)4月1日:プラットホームにある全ての売店が閉店。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、しなのの乗り入れが廃止される。
- 2024年(令和6年)3月下旬(予定):改札内エレベーター(三基)整備予定
|