JR西日本・新尾道駅
新尾道(しんおのみち)
山陽新幹線 福山 新尾道   三原
所在地 広島県尾道市栗原町9381-4
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
駅構造  高架駅
ホーム  2面2線
乗車人員  736人/日(2021年)
開業年月日  1988年(昭和63年)3月13日
駅種別  直営駅 みどりの券売機プラス
所属路線 山陽新幹線
キロ程 258.7km(新大阪起点)
新尾道駅
新尾道駅
新尾道駅(しんおのみちえき)は、広島県尾道市栗原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。
尾道市や近隣自治体(既に新幹線の駅がある福山市・三原市を除く)・地元尾道市民有志、さらに山陰から四国まで尾道市を中心として縦に連なる自治体の寄付金などで、工事費62億円を全額負担する形で設置された請願駅である。
山陽新幹線の建設時にも、福山 - 広島間の中間駅として当駅の設置計画は存在していた。特に三原駅への新幹線駅併設案と比べ用地買収が容易であるとされたことから、当初は新尾道駅の設置が有力とされていた。しかし三原市長の長尾正三の働きかけにより、三原駅周辺の用地買収で同意が取り付けられたことで状況が一転したために、新幹線駅は三原駅に併設されることとなり、当駅の設置が見送られたという経緯がある。
また三原、尾道、福山の3市は短距離で隣接しているため、三原駅と福山駅の中間にできた当駅は両隣との駅間が非常に短い。三原駅まではわずか11km(営業キロで11km)、福山駅までは17km(同20km)であり、山陽新幹線内の駅間距離の短さで上位となっている(同線内で両隣の駅同士の駅間距離合計が40kmに満たないのは同駅のみ)。福山方に尾道トンネル、三原方に備後トンネルがあり、当駅ホームから両トンネルの坑口が間近に見える。
事務管コードは▲650650を使用している。

ハローキティ500系新幹線 改札口
ハローキティ500系新幹線 改札口


駅構造

  • 相対式ホーム2面2線を持つ高架駅で、中央に2線の上下通過線を挟む。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。利用客用のエレベーターは設置されていないが、業務用エレベーターが上下線に各1基あり、係員に申告すれば利用可能。
  • 尾道駅管理の直営駅で、地区駅として駅長が配置される。自動券売機、みどりの券売機プラスが設置されている。

新幹線

  • 新幹線は、16両対応(ホーム長410メートル)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線2線を挟む)を有する高架ホーム。
  • 構内は博多方向に向かって右方向に半径3,500メートルの曲線を描いている。
  • 夜間滞泊が設定されている。

新幹線のりば

のりば 路線 方向 行先
1 山陽新幹線 下り 広島・博多方面
2 上り 岡山・新大阪・東京方面

歴史

  • 1988年(昭和63年)3月13日:山陽新幹線の福山駅 - 三原駅間に新設開業。
  • 1997年(平成9年)11月29日:「ひかり」の停車が廃止され、「こだま」のみの停車となる。
  • 2005年(平成17年)2月25日:自動改札導入。
  • 2008年(平成20年)3月15日:「ひかり」の停車が復活(1日上り2本のみ)。
  • 2009年(平成21年)3月14日:「ひかり」下りも1本停車が復活。
  • 2012年(平成24年)3月17日:当駅停車の「ひかり」が朝方上り2本のみとなる。
  • 2023年(令和5年)
    • 2月16日:みどりの窓口の営業を終了。
    • 2月17日:みどりの券売機プラスを導入。