東広島駅(ひがしひろしまえき)は、広島県東広島市三永一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。
東広島市の中部、三永地区にある。同地域は同駅が開業した1988年(昭和63年)以前から東広島市に含まれていた。同市の中心市街地は山陽本線西条駅周辺にあるが、同駅は1974年(昭和49年)に旧西条町が周辺町村と合併して東広島市となった後も名称を変更せず、「東広島」の名は新幹線の新駅に用いられた。新尾道駅と同様、建設費用約47億円を全額地元負担で建設し開業した請願駅である。事務管コードは▲800666を使用している。
東広島市内の各地へはバス連絡となるが便数が少なく、特に日・祝は発着が無い時間帯があるため、利用者のほとんどはマイカーで駐車場を利用する。市内に工業団地があるため、新幹線の利用客数に対して駐車場の利用は多い。休日でもパークアンドライドのような形で混み合う。
広島大学(一部学部除く)の東広島市(当時は西条町)への移転が決定した時は、西条駅から広島大学東広島キャンパスを経由して東広島駅へ至る新交通システムの建設構想があったが、白紙になっている。なお西条駅や広島大学へは当駅よりバスが運行されているが、いずれも便は少ない。
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ハローキティ500系新幹線 |
改札口 |
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。上下線ホーム間には4線あり、内側2線は上下通過線である。地上をレールが通過しているためか、入口が南側のみである。下りホームと駅舎は直接つながっているが、上りホームへは地下通路を通って行く必要がある。エレベーター・エスカレーターは上下ホームに1基ずつあるが、エスカレーターは上り運用のみ。
直営駅(海田市駅傘下の地区駅・駅長配置)である。なお、営業キロは西条駅のものを使用している。
駅舎概要
- 地平高架方式(駅舎のデザインは酒蔵である)
- 1988年(昭和63年)落成
駅舎コンコース内
- 改札口は1箇所のみ。
- 自動券売機、みどりの券売機、みどりの券売機プラスが設置されている。
- コンビニ(デイリーイン)、ICOCA等の交通系電子マネーでの支払い可(ICOCAカード読取器設置済)。
- 待合所あり。
- トイレ1箇所 - 以前は和式でトイレットペーパーも有料であったが、2018年の西日本豪雨をきっかけに洋式トイレが整備され、トイレットペーパーも備え付けられた。
- 東広島駅鉄道警察。
新幹線のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■山陽新幹線 |
下り |
広島・博多方面 |
2 |
上り |
岡山・新大阪方面 |
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レールスター新幹線 |
500系新幹線 |
歴史
- 1986年(昭和61年)2月8日:東広島駅の建設に着手。
- 1988年(昭和63年)3月13日:西日本旅客鉄道により、山陽新幹線の三原駅 - 広島駅間に新設開業。
- 1997年(平成9年)11月29日:ダイヤ改正により「こだま」のみの停車駅となる。
- 2005年(平成17年)2月26日:自動改札機導入。
- 2008年(平成20年)3月15日:当駅停車の「ひかり」が復活する。
- 2023年(令和5年)
- 6月1日:みどりの券売機プラスを導入。
- 6月30日:みどりの窓口の営業を終了。
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