PentiumUマシンは、PC−9821シリーズではハイエンドモデルであるがモデル数は少ないのだが、DualCPU可能なタイプが3種類ある。
基本的には、同じPentiumUでより高クロックのものに交換するのが一般的である。
DualCPUタイプのモデルは、CPUを2個搭載することでパワーアップを図れるが、RaU23,RsU26,RvU26は、KlamathコアのPentiumUしか搭載できないので、最大でもPentiumU300MHzしか搭載できません。
これをDualで搭載できれば、かなりのパワーアップが図れますが、WindowsNT4.0上でないと効果がありません。
またDual構成にする場合、VRMが必要になりますが、NEC純正のパーツを入手するとたいへん高価なので現実的ではありません。
Ra266では、PentiumU333MHzまで搭載できますが、KatmaiコアのPentiumVを搭載することも可能です。
ただし、最高で550MHzのPentiumVまでが搭載可能ですが、ベースクロックが66MHzなので、366MHzでしか動作しません。
かなりのパフォーマンスアップにはなるでしょうが、PentiumV550MHzが入手できるかが問題です。
もう一つは、533MHzまでのCeleronを搭載する手もあります。
この場合、2次キャッシュが動作しないので、MATE−RマニアックスのCache−Enableをconfig.sysへ組み込むか、まりもさんのp698acc.lzhを組み込むかすると、2次キャッシュが動作するようになります。
また、この場合Slot1−Socket370変換アダプタが必要になります。
いずれにしてもMendocinoコアのCeleronやKatmaiコアのPentiumVが入手できれば、それでパワーアップしたほうが効果は高いでしょう。 |
主なPentiumUマシンのラインナップ |
モデル |
CPU |
換装可能CPU |
Ra266 |
266MHz |
PentiumU333MHz,Celeron、PentiumV |
RaU23/N30,/W30 |
233MHz(DUAL) |
PentiumU300MHz |
RsU26/B40 |
266MHz(DUAL) |
PentiumU300MHz |
RvU26/N20 |
266MHz(DUAL) |
PentiumU300MHz |
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