JR奥羽本線 大館駅
大館(おおだて)
奥羽本線 下川沿 → 大館 → 白沢
花輪線   東大館 →
所在地 秋田県大館市御成町1丁目3-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員  690人/日(2024年)
開業年月日 1899年(明治32年)11月15日
 乗入路線2 路線
所属路線 ■奥羽本線
キロ程 402.9km(福島起点)
所属路線 ■花輪線
キロ程 106.9km(好摩起点)
駅種別 業務委託駅 話せる指定席券売機設置駅
大館駅
大館駅
キハ110形気動車、701系0番台電車 改札口
キハ110形気動車、701系0番台電車 改札口
待合所 701系0番台電車、751系「つがる」
待合所  701系0番台電車、751系「つがる」
仮駅舎 駅名標
仮駅舎 駅名標
大館駅(おおだてえき)は、秋田県大館市御成町(おなりちょう)1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
奥羽本線を所属線として、当駅を終点とする花輪線を加えた2路線が乗り入れている。
かつては小坂製錬の小坂線、同和鉱業の花岡線も乗り入れていた。
特急「つがる(スーパーつがる)」(秋田駅 - 青森駅)が停車する。
また、当駅は、「秋田県北部の中心都市である大館市の玄関口として102年の歴史を誇る駅」として東北の駅百選に選定されている。

歴史

  • 1899年(明治32年)11月15日:官設鉄道の一般駅として北秋田郡大館町に開業。
  • 1909年(明治42年)
    • 5月7日:1908年(明治41年)に開業した専用鉄道を改修し、小坂線が小坂駅まで開業。
    • 10月12日:線路名称を制定し、奥羽本線の駅となる。
  • 1914年(大正3年)7月1日:秋田鉄道線が扇田駅まで開業。
  • 1916年(大正5年)1月26日:花岡線が開業。
  • 1929年(昭和4年)11月6日:駅舎改築、祝賀会挙行。
  • 1934年(昭和9年)6月1日:秋田鉄道線が国有化、国鉄花輪線となる。
  • 1947年(昭和22年)8月12日:昭和天皇の戦後巡幸のお召し列車が停車。天皇が下車して市民の奉迎に応えた。
  • 1951年(昭和26年)10月:跨線橋取替。
  • 1955年(昭和30年)
    • 5月3日:大館駅まで発生した大火により、駅舎(国鉄、小坂鉄道)を消失。
    • 5月7日:国鉄の駅舎をバラック建てで応急復旧。
    • 12月23日:国鉄の大館駅に鉄筋コンクリート2階建ての駅舎が竣工。
  • 1956年(昭和31年)1月19日:小坂鉄道の駅舎落成式挙行。
  • 1964年(昭和39年)3月20日:国鉄大館駅の奥羽本線ホームに、電光字幕式の発車時刻表を上下各ホームに1基取り付ける。
  • 1970年(昭和45年)12月1日:みどりの窓口の営業を開始。
  • 1985年(昭和60年)4月1日:花岡線廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物の駅となる。
  • 1990年(平成2年)3月10日:コンテナ貨物の取り扱いを開始。
  • 1994年(平成6年)10月1日:小坂線の旅客営業が廃止。
  • 1998年(平成10年):忠犬ハチ公の縁で渋谷駅と姉妹提携。
  • 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
  • 2007年(平成19年)12月18日:発車メロディが県内初のご当地メロディに変更。
  • 2008年(平成20年)3月12日:小坂線が運転終了。
  • 2009年(平成21年)4月1日:小坂線の廃線に伴い、小坂製錬大館駅廃止。
  • 2011年(平成23年):県外から搬入された放射性物質が検出された焼却灰入りのコンテナが駅構内に一時保管。
  • 2014年(平成26年)4月1日:旧小坂製錬小坂線の駅構内の敷地およびレール跡の敷地などが大館市に無償譲渡。
  • 2017年(平成29年)3月31日:びゅうプラザ大館駅が閉店。
  • 2018年(平成30年)
    • 4月1日:自動改札機の使用を開始。
    • 12月1日:業務委託化。大館駅長を廃止し、東能代駅長管理下となる。
  • 2022年(令和4年)1月14日:仮駅舎の使用を開始。
  • 2023年(令和5年)
    • 10月28日:みどりの窓口の営業を終了。
    • 10月29日:新駅舎の使用を開始。話せる指定席券売機を導入。
    • 11月14日:大館警察署や駅関係者16人が参加し、当駅にてテロを想定した訓練を実施。
  • 2024年(令和6年)
    • 4月下旬:南口広場の供用を開始。
    • 8月8日:駅前広場の供用を開始し、完成記念式典を挙行。
    • 10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。構内南側で単式ホームの1番線が奥羽線上り本線、島式ホーム内側の2番線が奥羽線下り本線、島式ホーム外側の3番線が花輪線本線となっている。また、1番線と2番線の間にもホームのない中線があり貨物列車などが使用している。3番線の北側にはホームのない副本線と側線があり、夜間滞泊が設定されている。単式ホームに隣接して駅舎が設置されており、島式ホームとは跨線橋で連絡している。
東能代統括センター(東能代駅)管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)。以前は、直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として奥羽本線の前山駅 - 陣場駅間の各駅を管理していた。
2代目の駅舎は1955年(昭和30年)12月に再建された鉄筋コンクリート造2階建てで、完成当時は伯養軒の支店と食堂が設置されていた。3代目の駅舎は2023年(令和5年)10月29日に使用が開始されている。駅舎内には、自動券売機、話せる指定席券売機、自動改札機(Suica非対応、えきねっとQチケ対応)、待合室、NewDaysが設置されている。構内入換の際の信号・操車業務は弘前統括センター(運輸)大館駐在の社員が行う。なお、かつては待合室内に食堂とジェイアールアトリス売店(旧キヨスク)もあったが、食堂は2007年(平成19年)ごろ、売店は2010年(平成22年)3月に閉店した。駅構内には「JR花輪線 終点駅 106KM918M」と書かれた花輪線の終点を示すモニュメントが、1番線にも銅像を御神体とする「ハチ公神社」が設置されている。
2007年(平成19年)12月より、発車メロディがそれまで使用していた日本電音製の「春」から地元出身デュオ・ダックスムーンの曲をアレンジしたメロディに変更されている。なお、ご当地メロディ導入は県内初で、使用曲は1番線が「ハチ公物語」、2・3番線が「きりたんぽ物語」である。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 ■奥羽本線   上り 東能代・秋田方面
2 下り 弘前・青森方面 
3 ■花輪線 下り 鹿角花輪・盛岡方面

  • 2017年(平成29年)3月改正時点では方面別にホームが完全に分かれているが、3番線からは奥羽本線方面への発車も可能である。

小坂製錬(小坂鉄道)

大館(おおだて)
小坂製錬小坂線 大館  → 茂内
同和鉱業花岡線   → 松峯
所在地  秋田県大館市御成町一丁目1 
所属事業者 小坂製錬(小坂線廃止時)
同和鉱業(花岡線廃止時)
駅構造 地上駅
開業年月日 1908年(明治41年)9月15日
廃止年月日  1985年(昭和60年)4月1日(花岡線)
2009年(平成21年)4月1日(小坂線)
 乗入路線2路線
所属路線 小坂製錬小坂線
キロ程 0.0 km(大館起点)
所属路線 同和鉱業花岡線
キロ程 0.0 km(大館起点)
備考 小坂線の旅客営業は1994年10月1日廃止
旅客営業時の隣駅は岱野
小坂製錬小坂線の大館駅は、前身の同和鉱業小坂線の駅として1908年(明治41年)に開業、1916年(大正5年)には花岡線の旅客営業を開始した。
1985年(昭和60年)に花岡線が廃止、1994年10月には小坂線も旅客営業を廃止し、貨物駅に変更される。
その後2009年(平成21年)に貨物駅も廃止し営業を終了した。
廃止された当時の小坂線大館駅は下川沿駅方へ伸びる引き上げ線に繋がるJR貨物との貨車授受線2本と、留置線1本があり、構内南側に事務所のような建物の駅舎が置かれていた。
駅舎前に通票受器があり、貨物列車運行時は機関士が茂内方からの通票を通票受器に投げ入れていた。
また、旅客営業をしていた当時の構内は多数の側線を有し、その北側(JR大館駅側)に旅客ホーム(単式ホーム)1面1線や駅舎が置かれていた。
JR大館駅の駅舎とはまったく別の棟だったので、乗り換えにはいったん改札の外へ出る必要があった。
旅客ホームと駅舎は1998年前半までにすべて撤去され、2014年4月に小坂線の駅構内敷地をDOWAホールディングスから、レール用敷地をDOWAメタルマインから大館市に無償譲渡し、駅前は片側2車線の市道が整備されて大館駅から東大館駅まで最短距離でつながる道路の一部として利用されている。
2020年7月には、秋田職業能力開発短期大学校の学生が作成した手こぎトロッコを活用して線路上を走らせる鉄道パークが駅前にオープンしている。
なお、線路は観光交流施設「秋田犬の里」の駐車場に沿って併設している小坂線の廃線が活用されている。

路線データ

小坂製錬小坂線本線
  • 路線距離(営業キロ):大館-小坂間 22.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:3駅(起終点駅含む。旅客営業廃止直前は10駅)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:なし(全線非電化)
  • 閉塞方式:タブレット閉塞式
支線 廃止時点のもの。
  • 路線距離(営業キロ):茂内- 長木沢間 3.8km
  • 軌間:762mm(当時は本線も762mm軌間)
  • 駅数:1駅(茂内駅除く)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:なし(全線非電化)
同和鉱業花岡線
  • 路線距離:大館 - 花岡間4.8km
  • 駅数:3
  • 軌間:1067mm
  • 電化区間:なし(全線非電化)
  • 複線区間:なし(全線単線)