富山地方鉄道富山港線 萩浦小学校前駅
萩浦小学校前駅(はぎうらしょうがっこうまえ)
蓮町(馬場記念公園前)萩浦小学校前駅東岩瀬
所在地 富山県富山市西宮町
駅番号  C36 
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 富山港線
キロ程 6.2km(富山駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員  159人/日(2019年) 
開業年月日 2006年(平成18年)4月29日
萩浦小学校前駅でポートラムが待ち合わせ
萩浦小学校前駅でポートラムが待ち合わせ
萩浦小学校前駅ホーム 萩浦小学校前駅を発車するポートラム
萩浦小学校前駅ホーム 萩浦小学校前駅を発車するポートラム
動画 萩浦小学校前駅を発車するポートラム 動画 萩浦小学校前駅に停車するポートラム
 萩浦小学校前駅を発車するポートラム  萩浦小学校前駅に停車するポートラム
萩浦小学校前駅を発車するポートラム 萩浦小学校前駅上りホーム
萩浦小学校前駅を発車するポートラム 萩浦小学校前駅上りホーム
萩浦小学校前駅(はぎうらしょうがっこうまええき)は、富山県富山市西宮町にある、富山地方鉄道富山港線の駅です。
駅番号はC36。
2006年(平成18年) 3月1日には、JR西日本の駅としては廃止となっています。
同年4月29日には富山ライトレールの駅として再開業しています。
2020年(令和2年)2月22日に富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併され、当駅も富山地方鉄道の駅となっています。同年3月21日には、萩浦小学校前駅に改称しています。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。上下線の分岐にはスプリングポイントが用いられている。
富山港線のLRT化によりホームは低床ホームとなっており、上下ホーム上には旅客上屋が設備されている。
富山ライトレール富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を「個性化壁」と称して駅周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当駅においては森田雅人がデザインを手がけ、静嘉亭と琴平神社がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されています。当駅における個性化壁の協賛企業は、富山銀行である。
ホームの北側に構内踏切があります。

のりば

のりば 路線 方向  備考 
1 富山港線 下り 岩瀬浜方面
2 上り 富山駅方面

普通鉄道当時

単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。1972年(昭和47年)10月1日より無人駅となっていました。
1989年(平成元年)3月8日に完成した駅舎の面積は37.8平米であり、初代駅舎よりも小型であった。1989年(平成元年)1月から改築工事が進められ、約700万円の建設費用はすべて西日本旅客鉄道が負担しています。
当駅と東岩瀬駅との駅間距離は450mであり、これは日本国有鉄道や各旅客鉄道線において最も短い駅間でした。
JR時代の当駅は敷地に余裕がなく、交換設備などの設置が難しかったため、旧駅より南側に移転しています。
そのため、旧駅舎付近からホームに向かう歩道が線路の両側に整備されています。

貨物取扱

当駅においては1945年(昭和20年)1月11日より専用線発着車扱貨物の取扱が開始されたが、1947年(昭和22年)6月1日に一旦廃止された。その後、1950年(昭和25年)2月10日より専用線発着車扱貨物の取扱が再開された。当駅に接続していた小野田セメントの専用線からは、有峰ダム建設に要するセメントが富山地方鉄道立山線経由で小見駅に輸送されていたが、当駅における貨物取扱は1958年(昭和33年)4月10日に蓮町駅より富山操車場へ至る北陸本線の貨物支線が開業するに伴い廃止され、接続していた専用線は蓮町駅に移管された。
1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった。
  • 倉敷レイヨン線(第三者使用:日本通運、動力:私有機関車、作業粁程:0.6粁)
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった。
  • 倉敷レイヨン線(第三者使用:日本通運、動力:私有機関車、作業粁程:0.6粁)
1957年(昭和32年)3月27日付『鉄道公報』第2258号の専用線一覧によると、当駅接続の専用線は次の通りであった。
  • 倉敷レイヨン線(第三者使用:日本通運、作業粁程:0.6粁)
  • 小野田セメント線(第三者使用:日本通運、作業粁程:0.3粁)

歴史

  • 1936年(昭和11年)12月27日:富岩鉄道線高等学校前駅 - 東岩瀬駅間に西ノ宮信号所として開業する。同時に同線西ノ宮信号所 - 岩瀬埠頭駅(後の富山港駅)間が開業する。
  • 1939年(昭和14年)2月8日:西ノ宮信号所を廃止して、日満工場前駅として開業し、旅客の取扱を開始する。
  • 1941年(昭和16年)12月1日:富岩鉄道の富山電気鉄道への路線譲渡により同社富岩線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)
    • 1月1日:富山電気鉄道の富山地方鉄道への改称により、同社富岩線の駅となる。
    • 6月1日:富山地方鉄道富岩線の国有化により、鉄道省(国鉄)富山港線の駅となり、同時に大広田駅(おおひろたえき)に改称する。当駅においては旅客及び手荷物に限り取扱を行い、配達を行わない。
  • 1945年(昭和20年)1月11日:専用線発着車扱貨物の取扱を開始する。
  • 1947年(昭和22年)6月1日:専用線発着貨物の取扱を廃止する。
  • 1950年(昭和25年)2月10日:専用線発着車扱貨物の取扱を開始する。
  • 1958年(昭和33年)
    • 4月10日:専用線発着車扱貨物の取扱を廃止し、当駅接続の専用線を蓮町駅に集約する。
    • 8月1日:手荷物の取扱を廃止する。
  • 1962年(昭和37年)3月1日:駅務を日本交通観光に委託する。
  • 1972年(昭和47年)10月1日:無人駅となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:当駅 - 富山港駅間における貨物運輸営業を廃止する。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1989年(平成元年)
    • 1月:新駅舎の工事に着手。
    • 3月8日:駅舎改築工事が竣成し、その記念式典を挙行する。なお、新駅舎は旧駅舎より少し小型の37.8m2となっている。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日:西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅としては廃止となる。
    • 4月29日:富山ライトレールの駅として再開業する。
  • 2020年(令和2年)
    • 2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、再び富山地方鉄道の駅となる。
    • 3月21日:萩浦小学校前駅に改称。