JR西日本・湖西線 近江今津駅
近江今津(おうみいまづ)
新旭近江今津近江中庄
所在地 滋賀県高島市今津町名小路一丁目9-1
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 B 湖西線
駅番号  JR-B14
キロ程 53.2km(山科起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員 1,989人/日(2019年)
開業年月日 1974年(昭和49年)7月20日
駅種別 直営駅 みどりの窓口
近江今津駅
近江今津駅
225系電車 改札口
225系電車 改札口
駅名標 223系電車
駅名標 223系電車
近江今津駅(おうみいまづえき)は、滋賀県高島市今津町名小路一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である。駅番号はJR-B14。
当駅は湖西地域の高島市の中心駅・主要駅で、かつて所在地付近を走っていた江若鉄道が当駅近くを終点としており、駅周辺は開業前から湖西地域の鉄道の拠点であった。
現在の湖西線においても拠点駅として機能しており、多くの列車が当駅で折り返すほか、優等列車である特急も一部が停車する。
当駅は高島市内では乗降客が最も多い駅であり、駅前からは上中・小浜方面(若狭)への西日本JRバス(若江線)が発着し、駅付近にある今津港には竹生島方面(竹生島経由で長浜港へ運航する便もある)へ向かう(琵琶湖の)遊覧船も発着する。
湖西線開通前の1969年まで付近を走っていた江若鉄道にも、同名の駅が存在していて同鉄道の終点でもあった。

駅構造

島式ホーム2面4線を持つ、待避設備を備えた高架駅であり、改札口は1か所のみ。
湖西線内で2駅のみの直営駅の一つ(堅田駅の傘下の地区駅)である。
駅構内にはみどりの窓口・有人改札口・交通系ICカード専用簡易型自動改札機・自動券売機・屋内待合室・化粧室・発車標などが設置されている。
構内の南側には留置線4線が設けられ、線内運用の電車の夜間留置に使用される。
多雪地帯のため留置線に短い屋根があり、積雪からパンタグラフを保護する。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・3 B 湖西線 下り 永原・敦賀方面
2・4 上り 堅田・京都方面
  • 備考
    • 外側2線(1・4番のりば)が本線、内側2線(2・3番のりば)が待避線であり、外側2線(1・4番のりば)の外側にはホームのない待避線が1線ずつ敷かれている。
    • 当駅から京都方面へ折り返す列車は2番のりばを、当駅から近江塩津方面へ折り返す列車は3番のりばを使用する。
    • 一部列車は当駅で緩急接続を行うが、当駅始発の京都方面行き・近江塩津方面行きとの対面乗り換えはできない(※特急は同一ホームで対面乗り換えをすることができる)。
    • 内側2線(2・3番のりば)は両方向に出発信号機を設けているため、方向を問わずに発車することができる。
    • ホームの長さは320 mとなっており、15両分のホーム有効長をもつが、12両分しか使用していない。なお、使用していない部分にはフェンスが設置されたため、立ち入ることはできない。
    • ホームのない待避線には、貨物列車や試運転列車などが後続列車の発車・通過待ちを行うために停車することがある。
    • 当駅は湖西線において近江塩津方へ折り返せる構造になっている唯一の駅である。
    • 一部の列車は西日本ジェイアールバス若江線と連絡するため、このバスと連絡する列車は駅到着時にバス発車時刻のアナウンスが行われる。
  • 併結・切り離し
    • 2006年10月21日の改正で新快速が敦賀駅に乗り入れるようになり、当駅で車両の連結・切り離し作業が行われることになった。車両の連結・切り離しを行う列車は上下とも3番線(2番のりば)に停車する。
    • 下り列車は近江塩津・敦賀方面行きの新快速と快速のほぼすべての列車で切り離し作業が、上り列車は京都方面行きの新快速と快速のほぼすべての列車で連結作業が行われる(※上下線とも、当駅発着と永原発着および一部の列車を除く)。
    • 連結・切り離しが行われる列車を中心に乗務員の交代があり、連結・切り離しを行う列車は列車番号の設定変更(※別列車扱い。種別表示は変えない)も行われる。
  • 線路の構成
    • 1番線(ホームなし、下り待避線)
    • 2番線(1番のりば、下り本線)
    • 3番線(2番のりば、下り待避線)
    • 4番線(3番のりば、上り待避線)
    • 5番線(4番のりば、上り本線)
    • 6番線(ホームなし、上り待避線)

歴史

  • 1974年(昭和49年)7月20日:日本国有鉄道湖西線の山科駅 - 近江塩津駅間の全線開通に伴い、駅開業。
  • 1975年(昭和50年)5月26日:第26回全国植樹祭開催に合わせて来県した、昭和天皇のお召し列車が近江今津駅 - 堅田駅間で運行。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2006年(平成18年)10月21日:交通系ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。
  • 2009年(平成21年)7月1日:アーバンネットワーク各駅共通の施策として、終日全面禁煙となる。
  • 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。