大津京(おおつきょう) |
山科→大津京→唐崎 |
所在地 |
滋賀県大津市皇子が丘二丁目8-1 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
B 湖西線 |
駅番号 |
JR-B29 |
キロ程 |
5.4km(山科起点) |
駅構造 |
高架駅 |
ホーム |
2面4線 |
乗車人員 |
9,672人/日(2019年) |
開業年月日 |
1974年(昭和49年)7月20日 |
乗換 |
京阪大津京駅(京阪石山坂本線) |
駅種別 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス |
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大津京駅 |
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大津京駅(おおつきょうえき)は、滋賀県大津市皇子が丘二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である。駅番号はJR-B29。
湖西線の建設当初は仮称が「北大津駅」であった。しかし、大津市からは玄関口として「大津」の名称を採用する要望があったほか、「北大津」が地理的に旧堅田町付近にあたることや「湖西線大津」が略称となることを鑑みて「西大津」を駅名に採用するよう国鉄に要望し、西大津駅として開業することとなった。
「西大津駅」から「大津京駅」への改称
1999年(平成11年)11月2日に「大津京駅」への改称を目指す運動が始まり、2000年(平成12年)2月7日にJR西日本に改称の要望書を提出し、同月に署名運動が開始され、同年4月14日には集まった約3万人の署名を提出した。
しかし駅名変更のためには多額の経費を地元が負担しなければならないことが課題となったため、同年中の駅名変更は実現しなかった。
そこで、2003年(平成15年)8月21日に大津市長に駅名変更の要望書を提出するなど、地元自治体への請願が行われた。
こうした働き掛けを受けて2004年(平成16年)3月2日に大津市長が駅名変更に取り組むことを会見で表明し、JR西日本も前向きに検討することを表明して実現へ向けた動きが本格化することになった。
そして、2005年(平成17年)9月15日に大津市長が市議会で2006年(平成18年)秋に「琵琶湖環状線」が開業するのに合わせて、雄琴駅のおごと温泉駅への改称とともに実施する方針を示した。さらに同年11月には経費を大津市が負担する方針も示された。
ところが、「大津京」という語が歴史学的に不適切であるとの指摘が研究者などからなされるなど反対論もあり、2006年(平成18年)1月24日には駅名変更を先送りすることになった。
しかし、2007年(平成19年)2月19日には大津市が駅名変更費用を新年度予算に計上した。
同年3月6日の市議会で「歴史書などで大津宮とされている」などとして疑問を投げかける質疑が行われ、同年12月1日に開催された集会で「学術的に疑問」だとの意見が出て同月に大津市長あてに公開質問状を提出した。これに対して大津市長は2008年(平成20年)1月11日に見直しをしないとの回答を行った。そのため、同月30日に市民団体が改めて駅名変更の撤回を求める要望書を大津市に提出したが、同年2月8日に大津市長が改めて撤回を拒否した。しかし、同月10日に行われた講演会でも歴史研究者らが「大津京」の存在を否定するなど反対論は根強く残り、大津市の監査委員への監査請求も行われたが却下された。
以上のような経緯を経て、2008年3月15日に駅名が改称された。
駅構造
島式ホーム2面4線の停車場で、待避設備を備えた高架駅になっている。
改札口は2階で、ホームは3階にある。改札口から各ホームへは、ホームエレベーターが1本、階段が2本ずつ通じている。
また、地上(1階)から改札口へは、上りエスカレーター・エレベーター・階段が通じている。2020年7月31日にみどりの窓口は閉鎖され、みどりの券売機プラスが設置されている。
ICOCA利用可能駅。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
1・2 |
B 湖西線 |
下り |
堅田・近江今津方面 |
3・4 |
上り |
山科・京都・大阪方面 |
- 内側2線(2・3番のりば)が本線、外側2線(1・4番のりば)が待避線(副本線)である。
- 外側2線(1・4番のりば)は貨物列車などが後続列車の発車・通過待ちを行うために停車することがある。
- 下り列車(近江舞子・敦賀方面)の一部は当駅で緩急接続を行うため、同一ホームで対面乗り換えをすることができる。
- ホームの長さは320 mとなっており、15両分のホーム有効長をもつが、12両分しか使用していない。なお、使用していない部分にはフェンスが設置されたため、立ち入ることはできない。
歴史
- 1974年(昭和49年)7月20日:日本国有鉄道湖西線の山科駅 - 近江塩津駅間の全線開通と同時に、西大津駅(にしおおつえき)として開業。旅客扱いのみ。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2008年(平成20年)3月15日:駅名を大津京駅に改称。
- 2011年(平成23年)3月12日:ダイヤ改正に伴い、特急「サンダーバード」の停車を取りやめる。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、京阪神緩行線列車の乗り入れが廃止される。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始する。
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