デジカメ入門  機種選択
デジタルカメラが欲しいと思っているあなた、すぐに店に走って衝動買いをしていませんか。
衝動買いをして後で後悔することがありませんか。
もちろんどんなカメラでも使えないということはないでしょうが、自分にあったカメラを選んでいるとは限りません。
ここは一度深呼吸してどんなカメラを選べばよいかを考えてみましょう。
デジタルカメラと言っても、いろいろな機種がありますが、ここではそれらを3つのグループに分けて考えてみましょう。
機種選択デジカメには大きく3種類に分けられます
1.コンパクトデジタルカメラ

FUJIFILM FinePix AV_150 低価格なのに1400万画素CCD搭載
FUJIFILM FinePix AV150
低価格なのに1400万画素CCD搭載
コンパクトデジタルカメラは、サイズが小さく、軽くコンパクトにまとめられたデジタルカメラです。筆者が使用しているカメラでは、FUJIFILMのFinePix AV150がこのタイプに分類されます。
これは、価格的には比較的安価ですし、性能的にもそれなりのものですが、初心者が最初に使うカメラとしてはむしろ適切なものです。
もし初めてデジタルカメラを使うのであればこのタイプから選ぶのが良いでしょう。
最近では技術の進歩により、かなりの高性能カメラも登場しているので、性能的な不安はないと思っても良いでしょう。
このFinePix AV_150は、画素数が1400万画素と大きく、ハイビジョン動画の撮影も可能であり、廉価なコンパクトデジカメとしては考えられないほどの性能を持ちます。
撮影モードも、いろいろなシチュエーションにより自動的に最適値を取るような仕組みになっていて初心者でも高品質の撮影ができるようになっています。
しかしいくつかの点でデジタル一眼レフカメラの後塵を拝する点もあります。
  1. CCDが小さいことから取り込める光も小さく、同じ画素数でもデジタル一眼レフカメラに比べて画質的には不利である。
  2. 自分で設定できる部分が少ないことが多く、自動で撮影する場合が多いので、最適な設定値を選べない。特にマニュアルフォーカスの機能がないか、あっても弱いものが多いようで、自動でピントが合わせにくい被写体を撮影するときに困る場合がある。
  3. レンズを交換できないので3倍ズーム程度の機種では広い範囲の画角を得ることができない。
    また高倍率ズームの機種ではレンズの性能に問題がある場合が多く、画質的に劣る。
  4. 最近のコンパクトデジカメは液晶パネルが大きいこともあり、消費電力が大きいために電池の消耗が激しい。ズーム動作を頻繁に行ったりフラッシュを焚くと、さらに消耗が著しい。(ウルトラマンですね)
  5. ぼかしを入れた画像を撮ろうとしてもその構造上、CCDが小さい、F値が小さくならない、焦点距離が長く取れないなどの理由から難しい。
  6. 光学ファインダーを使うとパララックスと呼ばれる誤差が生じます。しかし液晶ファインダーを見ながらの撮影は手ブレが起こりやすく、前述するように電池の消耗も激しい。(ただし最近の機種では高級コンパクトデジカメ以外は光学ファインダーを持っていない機種が多くなっている。デジタル一眼レフカメラは一眼しかないのでパララックスが生じない。)
など、やはりいくつか弱点があります。
しかしそういう弱点があっても、安価であること、比較的簡単に扱え、人を選ばないメリットは大きいので、特に初心者には絶対的にお勧めですし、中級者以上でも用途によっては1台はこの手のカメラを持っていた方が良いと思われます。
ただし、本格的な作品作りという点ではやはりデジタル一眼レフカメラの後塵を拝するのもやむを得ないでしょう。


2.高倍率デジタルカメラ

Panasonic DMC-FZ30
Panasonic DMC-FZ30
光学12倍ズームレンズ搭載
高倍率デジタルカメラは、コンパクトデジタルカメラよりもサイズが大きく、中にはデジタル一眼レフ並みのサイズを持ち、光学ズームの倍率が高いタイプのデジタルカメラです。
筆者が使用しているカメラではPanasonicのDMC-FZ30がこのタイプに分類されます。
コンパクトデジタルカメラが初級機とするとこのタイプは中級機に属すると考えればいいでしょう。
いろいろな設定もデジタル一眼レフカメラに準ずる機能がある場合も多く、サイズも大きいので使いこなしが難しい意味があります。
しかしレンズを交換することなく、高倍率の望遠レンズが手に入ることから、低コストで高倍率をと考えている人には向いています。
しかしいくつかの点でデジタル一眼レフカメラに劣る点もあります。
  1. 広角側がどうしてもデジタル一眼レフカメラに比べて弱い。ワイドコンバージョンレンズを使う手もあるが、けっこう高いレンズである。
  2. CCDの大きさは、コンパクトデジカメよりやや大きい程度でデジタル一眼レフカメラに比べると本質的な画質の点では劣る。
などデジタル一眼レフカメラにはかなわない点があります。
しかし簡単に高倍率を持てるなどコストパフォーマンスを考えるとこちらの方が有利な点もあり、選択肢として検討するには十分な性能を持っています。最近ではデジタル一眼レフカメラも低価格帯の機種もあるのでそれらと比べて価格の差がないとすると性能的には不利になるかもしれません。

3.デジタル一眼レフカメラ

EOS Kiss DigitalX
CANON EOS Kiss Digital
1000万画素CMOS搭載
デジタル一眼レフカメラは、デジタルカメラの中ではもっとも高価で高性能なカメラです。デジタル一眼レフカメラは、通常はレンズから入った光が鏡(レフ)で反射させて光学ファインダーから、被写体を見て構図を決め、シャッターを切るとレフが開いて、撮像素子に光が入り、撮影するタイプのカメラです。
筆者が使用しているカメラではCANONのEOS kiss DigitalXがこのタイプです。
デジタル一眼レフカメラは、上級者が使うのであれば問題はありませんが、初心者が使うのにはサイズが大きすぎる点、高価である点、さらにはいろいろな設定が多く、使いこなすのが困難である点から、初めて購入するデジタルカメラとしてはあまりお勧めできない意味があります。
また、デジタル一眼レフカメラを使いこなすには、少なくとも交換レンズを3つ程度は持っていないといけないので、コストも高くつきます。
またデジタル一眼レフカメラはレンズを交換する際に内部にホコリが入ることがあるので、それを除去するためのクリーニング機構が搭載されている機種もあります。これはレンズ一体型デジカメにはない問題です。
もっともいくつかの点を押さえるだけで初心者でも使えないことはないし、ある程度良いものを最初から使いたいという向きには、比較的安価なデジタル一眼レフカメラも登場しているのでチャレンジしてみるのもいいでしょう。
また最近では、光学ファインダーを持たないミラーレス一眼が登場しています。これはレフがないので、仕組みが単純で、より軽くコンパクトに作ることができるのですが、同時に液晶ファインダーしかないので、動きのある被写体にピントを合わせるのが難しいという弱点を持っています。
しかし前述するように軽くコンパクトであることと、画質はコンパクトデジカメよりも優れていることから最近では女性を中心に人気商品となっています。これを選択肢に入れることも十分考えられます。
デジタル一眼レフカメラは、画質の点ではもっとも優れていますし、撮影時には通常は光学ファインダーを利用するので液晶を多用しないし、撮像素子に採用されているCMOSセンサーはCCDに比べて消費電力が少ない事やズーム動作もモーターを使わないことから電池の消耗も少ないなど、実用的にも優れているので、ある程度デジカメを使いこなせるようになれば、どうしても使ってみたくなるはずです。

4.デジタル一眼レフカメラ VS コンパクトデジカメ

今からデジカメを買おうと考えているあなた、デジタル一眼レフカメラの方が性能では上と聞いているけど、やはり値段は高いし、サイズも大きいから使いこなせるかどうか心配だ・・・でもコンパクトデジカメは値段は安いし、サイズも小さくて軽いけどちゃんときれいな画像が撮影できるのか心配だ・・・と悩んでいるのではないですか。
では、デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジカメのどちらが優れているのか。その違いを対比してみましょう

1.レンズ交換ができるデジタル一眼レフカメラに対して機動性が高いコンパクトデジカメ
EF70-300mm F4-5.6 IS USM
EF70-300mm F4-5.6 IS USM
両者の違いとしてまず挙げられるのは、デジタル一眼レフカメラはレンズ交換ができるが、コンパクトデジカメはレンズ交換ができないという点と、大きさ及び重さの違いでしょうか。
レンズ交換ができるデジタル一眼レフカメラは、それだけ多くの画角を得られますが、サイズ、重量が大きいため機動性には劣ります。特にプロ仕様の高級機になるとさらに大型化して扱いにくくなります。しかしレンズを交換できるという利点は何者にも代え難いものがあるのも事実でしょう。
逆にコンパクトデジカメは、レンズ交換ができないため画角は限られますが、サイズ、重量は小さく、機動性は高いと言えましょう。最近では特にコンパクトで軽い機種も登場していますが、そのため光学ファインダーを持たず、液晶ファインダーしかない機種も多くなっています。
レンズが交換できるのか否かという点に関しては両者の根本的な違いですので優劣を論じるのは余り意味がないと考えます。つまり後は用途によりどちらが有利になるのかを論じるべき問題でしょう。
2.画質は根本的にはデジタル一眼レフカメラが上だが・・・
EOS Kiss DigitalN
EOS Kiss DigitalN
800万画素CMOS搭載
解像度の点では、同じ画素数であっても撮像素子の面積が大きいデジタル一眼レフカメラのほうが勝ります。
しかし実際に得られる画質という点では、撮像素子の画素数や面積だけでなく、レンズや画像処理エンジンの良し悪しが、大きく関わっているので、一概には言えない点があります。
ですからコンパクトデジカメの解像度がデジタル一眼レフカメラに比べて絶望的に劣るわけではなく、撮影条件が良くISO感度も100くらいなら同じ画素数のデジタル一眼レフと比べても大幅に劣ることはありません。
また最新のコンパクトデジカメは、ISO感度を400程度に上げても以前のようにノイズが盛大に出ることはなく、かなりノイズが抑えられるようになっています。
もっともこの点に関してもデジタル一眼レフカメラの方が上で、かなりISO感度を上げても(800以上)ノイズが出ません。筆者が愛用しているEOS Kiss X2であればISO感度を1600に上げてもほとんどノイズは目立ちませんのでシャッタースピードが上げられることになり、結果的に手ブレが発生しにくくクリアが画像が得られることになります。
やはり基本的な画質という点ではデジタル一眼レフカメラに軍配が上がるでしょう。
下記の2つの写真は、コンパクトデジカメに分類されるFinePix AV150とデジタル一眼レフカメラに分類されるEOS Kiss X2で撮影した写真を見比べてみたものです。同じ被写体を同じ地点から同じ時刻に撮影していますので条件は同じです。
拡大してみるとわかるのですが、AV150の画像は、どうしても粒子が粗く見えてしまいます。これはISO感度が高いともっと顕著になります。その点、デジタル一眼レフカメラはISO感度が高くてもノイズがでないという特性があり、条件が悪い撮影でもきれいに撮影できます。

FinePix AV150で撮影したクロスランドおやべ EOS Kiss X2で撮影したクロスランドおやべ
FinePix AV150で撮影したクロスランドおやべ EOS Kiss X2で撮影したクロスランドおやべ
画像入力機器のメーカー FUJIFILM
画像入力機器の機種 FinePix AV150
露出時間 1/350秒
F値 5.2
ISOスピードレート 100
露出補正量 0
レンズの焦点距離 17.1mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss X2
露出時間 1/200秒
F値 10
ISOスピードレート 100
露出補正量 0
レンズの焦点距離 55mm
3.付属機能はコンパクトデジカメが上
LUMIX FX60 1280×720動画撮影が可能
LUMIX FX60
1280×720動画撮影が可能
デジタル一眼レフカメラは、カメラとしては優れていますが、あくまで純粋なカメラとして見るべきで撮影以外の機能は搭載されていないのがほとんどですが、コンパクトデジカメはデジタル一眼レフカメラにはない機能がかなり搭載されています。
例えば、録画機能、録音機能があるのは一般的です。また多彩な撮影モードを持っている、人物の顔を認識する機能などデジタル一眼レフカメラではあまり見られない機能が普通に搭載されています。
動画機能自体は、以前からデジカメに搭載されていますが、特に最近のカメラではハイビジョン 1280×720:30fpsの撮影ができる機種もあり、記録メディアの大容量化と相まってビデオカメラのような使い方ができるようになっています。
ということで付属機能ではコンパクトデジカメの方に軍配を上げます。
4.実際に撮影する際の機能はデジタル一眼レフカメラが上
デジタル一眼レフカメラは、撮影する際のカメラとしての基本的な機能はすべて持っています。
例えば露出にしても絞り、シャッタースピードを自由に設定できます。
つまり撮影者が露出を自由に制御できるわけです。もちろん通常はプログラムAEに設定しておいて、絞りとシャッタースピードを自動設定にしておくこともできます。全自動で撮ることももちろん可能ですが、あんまりやりませんね。
この点ではコンパクトデジカメは、たいていの場合は全自動かプログラムAEしか持っていないので、露出を自由に設定はできないわけです。ただし、シーンモード(撮影モード)でシチュエーションにより露出を変更できますが、必ずしも自分の思ったようには撮影できません。
LUMIX FX60背面
LUMIX FX60背面
光学ファインダーがない
またデジタル一眼レフカメラではマニュアルフォーカスも自由に設定できるので、作品造りにはこちらの方が良いわけです。
ただし、最近のコンパクトデジカメはオートフォーカスの精度も高くなっていて、全自動で撮影していてもそう外す事はないので、特に作品造りを意識しなければさほどの問題はおきないでしょう。スナップ写真として撮影するのであればコンパクトデジカメの方が向いています。
ただ、コンパクトデジカメの弱点は例えば動物園で檻の向こうにいる動物を撮影するときなど、檻の方にピントが合ってしまうことがあるのが困りものです。
このような場合、デジタル一眼レフカメラのマニュアルフォーカスがあれば簡単に対処できます。
それに最近のコンパクトデジカメは光学ファインダーがない機種が多いので、そもそもピント合わせ自体が難しいと言えます。液晶ファインダーを見ながらの撮影は手ブレが起こりやすいのも問題点と言えましょう。
もっともコンパクトデジカメの場合、光学ファインダーでの撮影はパララックスという誤差が生じるので、液晶ファインダーの方が正確な構図が撮れます。こういう事もあってコンパクト化、コスト削減、軽量化などから光学ファインダーがなくなってきたと言えるでしょう。
最近のデジタル一眼レフカメラでは、光学ファインダーを覗きながらの撮影が基本とはいえ、液晶ファインダーを見ながらのライブビュー撮影も可能な機種も一般的となっています。
いろいろ考えてみるとやはりこの点ではデジタル一眼レフカメラの方に軍配が上がるでしょう。
5.ぼかしを作品造りに生かしたい場合はデジタル一眼レフカメラに限ります
対象物のみにピントを合わせてその背後をぼかしたい場合もデジタル一眼レフカメラでは簡単に実現できますが、コンパクトデジカメでは極めて困難です。これはデジタル一眼レフカメラとコンパクトデジカメの撮像素子の大きさの違いが原因となります。
コンパクトデジカメでは、撮像素子が小さいことが原因で全体にピントが合ってしまいがちなので、ぼかしを入れにくいのです。もちろんF値や焦点距離の問題もあり、いずれもコンパクトデジカメが不利な点が多いのです。
やはりボケ味を出したいときはデジタル一眼レフカメラに限ります。
といってもコンパクトデジカメでもぼかしが出せないわけではありませんので、工夫してみてください。
ポイントは、絞りを開けることと焦点距離を大きくすることです。なるべく光学ズーム倍率が大きいカメラの方が良いでしょう。
下の画像は庭に咲く花をFinePix AV150とEOS Kiss X2で撮影したものですが、av150で撮影した画像は背景をぼかし切れていないのに対して、EOS Kiss X2で撮影した画像は背景がさらにぼけていることがわかると思います。
ここでは焦点距離が長く、F値が小さいほどぼかしやすいと考えてください。

AV150にて撮影 AV150にて撮影
AV150にて撮影 AV150にて撮影
画像入力機器のメーカー FUJIFILM
画像入力機器の機種 FinePix AV150
露出時間 1/180秒
F値 8.8
ISOスピードレート 100
露出補正量 0
レンズの焦点距離 5.7mm
画像入力機器のメーカー FUJIFILM
画像入力機器の機種 FinePix AV150
露出時間 1/180秒
F値 8.8
ISOスピードレート 100
露出補正量 0
レンズの焦点距離 5.7mm
EOS Kiss X2にて撮影 EOS Kiss X2にて撮影
EOS Kiss X2にて撮影 EOS Kiss X2にて撮影
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss X2
露出時間 1/100秒
F値 5.6
ISOスピードレート 500
露出補正量 0
レンズの焦点距離 80mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss X2
露出時間 1/60秒
F値 5.6
ISOスピードレート 400
露出補正量 0
レンズの焦点距離 80mm
6.電池の持ちはデジタル一眼レフカメラの方が良い
IXY DIGITAL用バッテリー
IXY DIGITAL用バッテリー
電池の消耗が激しいのがデジタルカメラの最大の問題点と言えますが、デジタル一眼レフカメラは電池の持ちが良くて、電池交換なしで1000枚以上の撮影にも耐えることができるのに対して、たいていのコンパクトデジカメは電池の持ちが悪く、実用上は200枚〜300枚も撮影すると電池交換が必要となります。
どうしてこうなるのかですが、まずコンパクトデジカメは電池も小さく軽くしないといけないことから、そもそも電池の容量自体が小さい場合が多いことが挙げられます。それとコンパクトデジカメの撮像素子として使用されているCCDはデジタル一眼レフカメラに使用されているCMOSに比べて消費電力が大きいという問題があります。
バッテリーグリップ BGE6 
 バッテリーグリップ BGE6
また、コンパクトデジカメは光学ファインダーがない場合が多く、必ず液晶ファインダーを使用するため電池の消耗が早いことと、液晶パネルも大型化していてさらに消費電力が大きくなっている事が理由となるでしょう。さらにズーム動作を頻繁にやるとこれも電池の消耗につながりますが、デジタル一眼レフカメラの場合は、ズーム動作は手動なので電池を消耗しません。
ですからコンパクトデジカメを使用するときはあまり頻繁にズーム動作をしないことと、フラッシュも焚かないで良いときは発光禁止にしておくこと、光学ファインダーがある機種はそちらを主に使うことなどが電池の消耗を押さえる手立てと言えましょう。もっとも予備の電池を用意しておくのが一番間違いがありません。
またデジタル一眼レフカメラの場合は、バッテリーグリップを装備することにより予備電池を搭載できるのですが、これについてはサイズも大きく重くなるので、バッテリーパックを適宜交換することで対応する方が初心者向きと言えるでしょう。
7.価格はコンパクトデジカメが安い
OLYMPUS VG-140 実売価格が9000円程度
OLYMPUS VG-140
実売価格が9000円程度
さて、価格という点になるとコンパクトデジカメが安いのは明白で、デジタル一眼レフカメラはまだまだ高価なカメラであると言えます。コンパクトデジカメは、安いものでは1万円程度からあるのに対して、デジタル一眼レフカメラは、8万円程度はすると見るべきでしょう。最近購入したFinePix av150は、なんと6980円という価格です。ここまでくると価格破壊としか言いようがない価格設定でしょう。これで1400万画素、3倍光学ズーム、電子式手ブレ補正機能、顔認識機能、ハイビジョン録画が可能なのですから、お買い得と考えるしかないでしょう。
またデジタル一眼レフカメラを使いこなす際には、交換レンズが必要なので、さらに追加投資が必要となります。この交換レンズにしても本体よりも高価なレンズもザラにあるので、こうなってくると価格は度外視ということになってきます。ただし、デジタル一眼レフカメラも交換用レンズも中古品を探すのならもっと安く買えます。(私だ・・・)
例えば私の持つEOS kiss DigitalXは、39800円でダブルレンズキットでしたので標準レンズに加えて、55-200mm望遠レンズまで付いてきました。しかもこれは極めて良好なカメラです。
というように、うまく中古品を探せばOKです。
とは言うもののやはり価格の点ではコンパクトデジカメに軍配が上がることになります。
やはり初心者はとりあえずはコンパクトデジカメを購入して、それを完全に使いこなせるようになってからデジタル一眼レフカメラに移行しても遅くないのではないかと考えます。

5.デジタル一眼レフカメラ VS ミラーレス一眼カメラ
今からデジカメを買おうと考えているあなた、最近流行のミラーレス一眼って、ご存じですか。
OLYMPUS PEN E-P3 世界最高速のAFを搭載
OLYMPUS PEN E-P3
世界最高速のAFを搭載
従来のデジタル一眼レフカメラは、確かに性能は良いものの、大きくて重いので女性にはやや扱いが難しい点が否めません。しかしコンパクトデジカメは、性能面ではデジタル一眼レフカメラに劣るのも確か。画質の高さを求めるのであれば、やはり満足できない結果となります。
しかしミラーレス一眼は、性能面ではコンパクトデジカメに勝り、大きさはデジタル一眼レフよりも小さく軽く製造されていて、機動性では上回っています。
またデジタル一眼レフカメラと同様、レンズを交換できるし多くの画角が得られるのもコンパクトデジカメにはない特徴です。
しかしミラーレス一眼はレフがないということから光学ファインダーを持っていないので、それにともなう問題点があるはずです。
ここでは、デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラのどちらが優れているのか。その違いを対比してみましょう

1.レフがないことでコンパクトに作れるミラーレス一眼カメラ
 デジタル一眼レフカメラの仕組み
シャッターを切るとレフが上に上がって撮影される
両者の違いとしてまず挙げられるのは、デジタル一眼レフカメラは内部にレフ(鏡)を持っていて、ミラーレス一眼カメラは、レフを持っていない事でしょう。
右の図でもわかるように、デジタル一眼レフカメラは、本体内部にレフを持っていて、レンズから届く光を上方に反射させてペンタフリズムで光学ファインダーに送っています。そしてシャッターを切ったときにレフが上にあがり、光が撮像素子に直通することで撮影できるようになっています。これにより撮影時に光学ファインダーが利用できるようになり、正確な構図が得られるようになります。
反面、どうしても構造が複雑になり、ボディも大きく、重くなりがちです。
また、撮影時にはレフが動くことでブレの原因にもなります。
一方ミラーレス一眼カメラは、その名の通り、レフ(ミラー)を持っていないので、光学ファインダーも持っていません。
そのためコンパクトデジカメと同様にレンズからの光が撮像素子にたえず直通していて、その画像を液晶ファインダーで見ながら撮影することになります。光学ファインダーを持っていない事で、撮影する際には液晶ファインダーを頼ることになりますが、描画速度の点では光学ファインダーに比べるとどうしても遅いので、その点では不利です。
ミラーレス一眼カメラの仕組み
たえずセンサーが光を捉えることができる 
電子ビューファインダーで確認する方式のミラーレス一眼カメラもありますが、やはり同様の問題点を持つことになります。
しかし、レフを持たないことで、構造が単純になることと動く部分がないことでミラーショックによるブレが生じません。
またボディもレフやペンタプリズムなどの光学系が必要ないのでコンパクトに作れることになり、小さく軽く作れることで、女性にも扱いやすいという結果が得られます。
またコンパクトに作れることとデザイン的にも自由度が高いのでスタイリッシュなモデルが多く投入されていて、特に女性に人気があるようです。
つまりミラーレス一眼カメラは、コンパクトデジカメとデジタル一眼レフカメラの両方の特徴を兼ね備えたデジタルカメラということができ、今後はこの機種が一般的となる可能性が高いと考えられ、ミラーレス一眼カメラの市場が大きくなることが予想されます。
現時点ではミラーレス一眼カメラはまだプロユースとはなっていませんが
いずれプロユースにも耐える機種が登場するようになればミラーレス一眼カメラが主流となる時代が到来すると言えましょう。
2.ミラーレス一眼カメラの画質はどの程度なのか
 PENTAX Q 世界最小、最軽量180g
PENTAX Q
世界最小、最軽量180g
ミラーレス一眼カメラも大きく分けて、2種類に分けられます。
いわゆるマイクロフォーサーズマウントのカメラと、撮像素子にCMOSを搭載しているカメラに分けられると考えて良いでしょう。
マイクロフォーサーズマウント(17.3mm×13mm)を採用しているのは、オリンパスとパナソニックの2社です。イメージセンサーはLive MOS センサーと呼ばれる新型センサーを搭載しています。
ソニー・α NEXシリーズ、ペンタックス・K-01シリーズでは、APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)のCMOSセンサーを搭載していて、これは一般的なデジタル一眼レフカメラと同等となります。
また、ニコン1シリーズは、13.2×8.8mmサイズのCMOSセンサーを搭載していて、他のイメージセンサーよりも小さいサイズとなっています。
この中で、マイクロフォーサーズマウントのグループと、ニコン1シリーズが搭載するイメージセンサーは、一般的なデジタル一眼レフカメラが搭載するAPS-CサイズのCMOSセンサーよりも小さいので画質的には不利となることが想定されます。
なお、マイクロフォーサーズシステムを搭載しているオリンパスとパナソニックのミラーレス一眼は、マウントも同規格なので交換用レンズも互換性があります。この点は他のマウントを搭載しているデジタル一眼カメラより有利な点と言えます。
しかしいずれにしてもAPS-Cサイズを搭載しているミラーレス一眼カメラ以外は、基本的な画質において、デジタル一眼レフカメラに比べて不利と考えられます。
しかし、コンパクトデジカメに比べるとイメージセンサーの大きさは圧倒的で、その画質は決して低いものではないといえます。

ミラーレス一眼カメラ一覧表
レンズマウント  メーカー・機種 撮像素子サイズ
マイクロフォーサーズ オリンパス・ペンシリーズ 約17.3mm×13mm(4/3型)Live MOSセンサー
オリンパス・OM-D E-M5
パナソニック・ルミックスGシリーズ
Eマウント ソニー・α NEXシリーズ APS-Cサイズ CMOSセンサー
NXマウント サムスン・NXシリーズ
Xマウント FUJIFILM X-Pro1
Kマウント ペンタックス K-01
Qマウント ペンタックスQ 約6.2×4.6mm(1/2.3型)CMOSセンサー
ニコン1マウント Nikon 1シリーズ 13.2×8.8mm(1インチ型)CMOSセンサー
3.ミラーレス一眼カメラの交換用レンズとは
 ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 電動ズーム機構を搭載しています
 ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
電動ズーム機構を搭載しています
デジタル一眼レフカメラは、現在ではキャノンとニコンの2社が圧倒的なシェアを持っていますが、この2社のカメラマウントはそれぞれキャノンEFマウント、ニコンFマウントとなっていて互換性がありません。そのため交換用レンズも互換性がなく、乗換えも容易ではありません。
しかし前述するようにマイクロフォーサーズマウントを採用している機種であれば、交換用レンズも互換性があり、乗換えも容易です。またフォーサーズマウント用の交換用レンズもアダプタを装着することで使用が可能です。しかしラインナップとしては、キャノンのEFレンズ、ニコンのAFレンズの方が豊富と言えます。しかしこれはデジタル一眼レフカメラの歴史が長いからという見方もできるので、時間を追うごとに差が縮まっていくことが予想されるので、さほど気にする問題ではないかも知れません。
注意点としては、マイクロフォーサーズシステムは、イメージセンサーのサイズが小さいため、交換用レンズの焦点距離は、35mm換算にすると実値の2倍となるのに対して、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載した機種であれば、1.5倍〜1.6倍となる点です。
そのためマイクロフォーサーズマウント対応の交換用レンズにヤケに焦点距離の短いレンズが見受けられるのも、35mm換算したときに焦点距離が2倍となるので、広角側をカバーするためと考えられます。
もう一つは、手ブレ補正の問題でしょう。マイクロフォーサーズシステムでは、カメラ本体側に撮像センサーシフト式手ぶれ補正機能を搭載しているので、レンズ側には手ブレ補正機能を持っていませんが、キャノン、ニコンともデジタル一眼レフカメラでは、本体には手ブレ補正機能を持たず、レンズ側に光学式手ブレ補正機能を搭載しています。
 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM レンズシフト式手ブレ補正機能を搭載しています
 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM
レンズシフト式手ブレ補正機能を搭載しています
この2つの方式のどちらが優れているのかは難しい問題ですが、マイクロフォーサーズのようにカメラ本体側に手ブレ補正機能を搭載していれば、レンズにはそれが必要ないことからレンズの設計の自由度が高いとは言えるでしょう。
一方、ソニーのαNEXシリーズはEマウント対応の交換用レンズを用意していますが、これは光学式手ブレ補正機能を搭載していてキャノンEFマウント、ニコンFマウントと同様の対応と言えます。
キャノン、ニコンのデジタル一眼レフカメラの両雄がいずれもレンズ側に光学式手ブレ補正機能を搭載している理由は、一つにはイメージセンサーを動かすことにより、その寿命が短くなる懸念があることと、もう一つはイメージセンサーが動くとライブビュー動作時の画像の安定性に問題が出るということが懸念されるからと思われます。またレンズ側に手ブレ補正機能を持たせることでレンズごとに最適な手ブレ補正動作が可能となる点も見逃せないところでしょう。確かにいろいろ考えてみると、レンズ側に手ブレ補正機能を持たせることのメリットは多いと言えますが、コスト的にはどうしても高いものについてしまうので、本体側に手ブレ補正機能を持たせるのも一理はあります。
またデジタル一眼レフカメラの一方の雄であるニコンもニコン1マウント対応のミラーレス一眼カメラ、Nikon1シリーズを投入してきています。これはレンズ交換式アドバンスドカメラと呼ばれていますが、イメージセンサーは13.2×8.8mmとマイクロフォーサーズよりも小さく、画質の点では不利と見られます。画素数も現時点では1000万画素クラスと、最近のカメラとしては少ないのです。
また交換用レンズもNikon1マウント対応の交換用レンズしか使えませんし、まだラインナップも少ないのが現状です。しかも現状のレンズはフォーカスリングを持っていないのでマニュアルフォーカスができないという問題点を持っています。
ただし、交換用レンズとしては、初めて電動ズーム機能を持ったレンズが登場していて、今後が楽しみと言えます。また手ブレ補正機能はレンズシフト方式になっているので、やはりレンズ側にあることになります。なおNikon1シリーズにニコンFマウント対応のレンズを装着する場合、アダプタを装着することで可能になりますが、オートフォーカスが使用できるのは、ボディ内AFモーターを搭載したAF-Sタイプのレンズのみとなる制約があります。
総合的に考えると、ミラーレス一眼カメラに対応する交換用レンズは、キャノン、ニコンの両陣営のデジタル一眼レフカメラ用の交換用レンズに比べるとラインナップの充実度では劣ると考えざるを得ませんが、これに関しては歴史がまだ浅いというのが理由と見られるので時間の経過とともに充実度が増してくると思われます。
4.実際に撮影する際にどうなるのか、その問題点は
 SONY NEX-7K 2430万画素CMOS搭載
SONY  NEX-7K
2430万画素CMOS搭載
ミラーレス一眼カメラは、前述するようにレフを持たず、そのためボディもコンパクトに作ることができて、小型軽量化が容易であることから、コンパクトデジカメに飽き足らないユーザー層の人気を集めています。
しかし実際に撮影する際にどのような問題点があるのかを検証してみましょう。
まず、レフを持っていないことから、光学ファインダーを持たず、撮影時には液晶ファインダーか電子ファインダーで画像を確認することになります。いわゆるライブビューということになりますが、これによりイメージセンサーが常に動作しているため、画像認識を利用したさまざまな機能(顔認識、被写体追尾など)が実現できるという利点があります。また同時に動画撮影も容易となり、デジタル一眼レフカメラよりも機能的にはむしろ多彩な機能を搭載できるようになったと言えます。
しかしその反面、光学ファインダーを持っていないことから特に動きのある被写体を追尾する場合、どうしても電子ファインダーにタイムラグが生じてしまうため、リアルタイムに画像を表示できないことから撮影の際にタイミングを逸してしまうことがあります。
またオートフォーカスの速度も劣る場合が多く、現在のところミラーレス一眼カメラの最大の弱点と言えます。
ミラーレス一眼カメラのオートフォーカスの速度が劣る原因は、イメージセンサーで捉えた映像のボケ具合を見ながらピントを合わせてゆく「コントラスト検出方式」を採用している機種が多く、この場合は一般的にピントが合うまでに時間がかかることが多いからです。もっともこの点は最近ではかなり改善されてきているようです。
 Nikon 1 J1 撮像面位相差AFを搭載
 Nikon 1 J1
撮像面位相差AFを搭載
一方、デジタル一眼レフカメラで採用されているAFは「位相差検出方式」であり、ピントがどちらにどれだけずれているのかをAFセンサーで検出できるため、瞬時に目的のピント位置までレンズを動かすことができる事から高速でAFが動作することになります。
ただし、Nikon1シリーズは、高速のスーパーハイスピードAF CMOSセンサーを搭載していて極めて高速のAFが実現できています。
もう一つの問題点として、ミラーレス一眼カメラが液晶ファインダーを常時使用していることから電池の消耗が早いという弱点も持っています。小型軽量を目的として製造されているミラーレス一眼にあまり大きな重いバッテリーを搭載できないことを考えると、この弱点はけっこう深刻です。
さらに電動ズーム機能を持つレンズを使用すればなおさら電池の消耗が激しいことが容易に想像できるでしょう。
検証してみると、ミラーレス一眼カメラも決して万能ではなく、光学ファインダーを持っていないことから派生するいくつかの問題点を抱えていて、撮影時に制約があることが伺えます。
液晶ファインダーの性能がもう少し高くなればこの弱点もかなり緩和されると思われるので、今後の楽しみと言えましょう。

5.価格的にはどうなのか デジタル一眼レフ VS ミラーレス一眼
 OLYMPUS OM-D E-M5 5軸対応手ぶれ補正機構搭載
OLYMPUS OM-D E-M5
5軸対応手ぶれ補正機構搭載
実際に買って使ってみようと思ったときに、やはり気になるのがお値段ということになります。
デジタル一眼レフカメラといっても、極めて高価格の高性能機種もあれば、比較的低価格で小型軽量化されているキャノンのEOS Kissシリーズもあり、ミラーレス一眼カメラと競合するのはやはり後者の小型軽量化・低価格帯の機種と考えるのが妥当でしょう。
そこで、ここではデジタル一眼レフカメラ側にはキャノンのEOS KissX4、及びEOS KissX5とニコンのD5100及びD3100を採用します。この4機種はいずれも同メーカーの中では低価格帯に属していて、しかも小型軽量化された機種で初心者にも安心して使える機種と考えて良いでしょう。そこでこの4機種を代表とするデジタル一眼レフカメラ陣営と比べて、ミラーレス一眼カメラの価格及びコストパフォーマンスはどうなのかを比較してみます。
いずれも実売価格は、価格どっとこむで調査したものの中で最安値を採用することとします。なお、レンズキットに関して2モデル以上ある場合は標準的なズームレンズを搭載したモデルを採用することとします。また、色違いのモデルがある場合は、その中で最も低価格のモデルを採用することとします。

さて調査の結果は、下表のようになりました。
デジタル一眼レフカメラ
マウント メーカー 機種 画素数
(万画素)
本体重量
(レンズなし)
価格
ボディ レンズキット Wレンズキット
EFマウント CANON EOS kiss X5 1,800 570 47,872 49,900 60,869
EOS kiss X4 1,800 530 44,800 43,240 51,950
Fマウント ニコン D5100 1,620 560 47,939 52,797 71,492
D3100 1,620 505 40,395 41,778 69,499
 平均 1,710 541 45,252 46,929 63,453

これを見てまず気づくことはボディのみとレンズキットの値段差が小さく、ボディのみを購入するのは損であると言えることでしょう。
ダブルレンズキットに関しては、レンズキットとの差がそれなりなので、必ずしもダブルレンズキットを購入しなくてはならないという必然性はないように思います。しかし長焦点のズームレンズを別途購入するよりは得になるので、ダブルレンズキットを購入する理由は充分にあると言えます。
いずれにしてもニコンD5100のダブルレンズキットでも71,000円程度と低価格なので初心者がまず購入するカメラとしても充分であるように思います。しかもいずれの機種も画素数が1600万画素以上と高画質ですので、コンパクトデジカメとは一線を画していると言えます。
このクラスでのお勧めとしてはキャノンのEOS Kiss X5 ダブルズームレンズキットとしておきましょう。この中では最も高画質であり、その割りには低価格とお買い得品です。

ミラーレス一眼カメラ
マウント メーカー 機種 画素数
(万画素)
本体重量
(レンズなし)
価格
ボディ レンズキット Wレンズ
マイクロ
フォーサーズ
パナソニック DMC-GX1 1,600 318 34,382 51,980 47,460
DMC-GF3 1,210 264 17,800 41,090 34,800
OLYMPUS OM-D E-M5 1,605 425 94,268 116,767 -
PEN E-P3 1,230 369 66,045 69,799 82,800
PEN Lite E-PL3 1,230 313 37,800 48,791 60,496
Eマウント SONY α NEX-7 2,430 350 92,787 104,998 -
α NEX-5N 1,610 269 52,173 56,800 61,846
Kマウント ペンタックス K-5 1,628 740 69,454 77,388 -
K-r 1,240 544 43,800 49,800 50,198
Qマウント 1,240 180 39,000 55,077
ニコン1マウント ニコン Nikon 1 J1 1,010 234 27,612 45,781
Nikon 1 V1 1,010 294 40,659 68,480
平均 1,420 358 56,501 60,390 56,326

 パナソニック DMC-GX1 電動標準ズームレンズ搭載
パナソニック DMC-GX1
電動標準ズームレンズ搭載
さて、問題のミラーレス一眼ですが、なかなかおもしろい価格設定がなされていることにお気づきの方もいるでしょう。
パナソニックの2機種はなぜかレンズキットの方がダブルレンズキットよりも高いのですが、これはレンズキットのモデルに搭載するレンズが電動ズームレンズだからです。
またレンズキットのみの3モデルはいずれも高価格となっていて、これでダブルレンズキットにするともっと高額になるので価格設定上、無理があると見てそのようなモデルは投入されていないと思われます。そのため平均価格ではレンズキットの方が高価格となっているわけです。しかしいずれにしてもデジタル一眼レフカメラと比べて、割高感が拭えないのは見て取れるでしょう。
また画素数もデジタル一眼レフカメラに比べると一部の機種を除いて低いのも見て取れます。ただし、やはり重量はデジタル一眼レフカメラに比べて軽いのは明白ですが、ペンタックスのK-5は、逆にかなり重いのです。
性能面と価格の関係はなかなか比較が難しいのですが、単純に価格だけを比較すると必ずしもミラーレス一眼カメラが安いとは言えず、むしろ割高感があると言えるのではないでしょうか。特に主力のレンズキットでの平均価格がデジタル一眼レフカメラを大幅に上回っているというのが痛いところでしょう。
 PENTAX K-5 Kシリーズ最上位モデル
PENTAX K-5
Kシリーズ最上位モデル
ミラーレス一眼を購入するのであれば、比較的安価なモデルのダブルレンズキットを購入する方がお得と言えるでしょう。ミラーレス一眼の場合、交換用レンズのラインナップがまだ貧弱なのでダブルレンズキットを購入しておく方が何かと便利と思います。
やはり現状では、性能面と価格面のバランスから言うと、低価格帯のデジタル一眼レフカメラが最も優れていると言えるのではないかと考えます。キャノンもニコンもここに上げた機種よりも上位機種が存在しますが、ここに上げた4機種はそれらの上位機種と比較しても画質面では充分対抗できる性能を持っていますし、価格的には半分以下の価格帯となっています。
ミラーレス一眼カメラはまだ歴史が浅く、価格的にはまだこなれていないと言えるので、今しばらく経てば価格面でもう少しこなれてきて、性能向上と相まって主力商品となれるでしょうが、現時点ではまだ主力商品となるにはやや時期尚早と言えるのかも知れませんね・・・。
さて、このクラスでのお勧め品は、パナソニックのLUMIX DMC-GX1W-S ダブルレンズキットとしておきましょう。
ミラーレス一眼カメラの中でもマイクロフォーサーズシステム搭載機種であり、交換用レンズが比較的豊富な上に同規格であれば互換性があり、 画素数も1600万画素と高く、価格もお手頃ですので、最新モデルの中では一番人気と言えるでしょう。