Canon EOS Kiss Digital X レポート
EOS Kiss Digital X 前面
EOS Kiss Digital X 前面
デジタル一眼レフの中でも小型軽量で有名なキヤノン「EOS Kiss Digital」シリーズの中でも「EOS Kiss Digital X」は初めて画素数が1000万画素を超えたモデルです。「EOS Kiss Digital」シリーズでは10代目となる「EOS Kiss Digital X」は、小型軽量なボディにゴミ取り機能までも搭載していてエントリーモデルと言うには高機能モデルと言えます。前作の「EOS Kiss Digital N」と比べてどうなのか気になる向きもあるでしょうから、この2モデルをことさら比較しながら「EOS Kiss Digital X」のレポートを報告しましょう。
まず本体サイズということになりますが、「EOS Kiss Digital N」のサイズが126.5×64×94.2mm(幅×奥行き×高さ)、485gであるのに対して、「EOS Kiss Digital X」は126.5×65×94.2mm(幅×奥行き×高さ)、約510グラムです。奥行きが1mm長くなり、重量が25g重くなったが、サイズ的にはほとんど同等と考えていいでしょう。
この2モデルで大きく異なる点はまず背面にある液晶モニターです。KissNでは1.8型の液晶モニター+表示パネルという組み合わせだったのですが、KissXは2.5型の大型液晶モニターを採用しています。つまり表示パネルがなくなって大きな液晶モニターに常時撮影情報が表示される方式が採用されています(もちろん消すことも可能)。
液晶モニターの撮影情報表示
液晶モニターの撮影情報表示
もうひとつの大きな相違点としては前述したようにゴミ取り機構を搭載したことでしょう。CCD前面のローパスフィルターに付着したゴミを超音波でふるい落とす「セルフクリーニングセンサーユニット」を装備しています。メーカーとしては「総合的なダスト対策」ということで、ゴミの付着しづらいローパスフィルター、写りこんでしまったゴミをソフト的に消す「ダストデリート機能」なども搭載していますが、やはり超音波振動ユニットの搭載は決め手と言えます。これが電源をON/OFFしたときに自動的に駆動しますが、手動でも動作可能となっています。実際に撮影してもゴミの写り込みなどは全く確認できませんでした。
もうひとつの相違点は前述したように画素数の増加です。このKissXは、1010万画素の解像度を持っていて、これまでのKissNが820万画素だったのに比べると、いよいよ1000万画素オーバーを実現したというのは大きいでしょう。もっとも画素数が大きくなったとしても逆に弊害もありえます。撮像素子の大きさは22.2×14.8mmと変わっていないので、ノイズが増加したり、ダイナミックレンジが減少したりと副作用もあるわけです。画像処理エンジンは、DiGIC2とここは変更がありません。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM  EF55-200mm F4.5-5.6 II USM 
 EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM  EF55-200mm F4.5-5.6 II USM
さて、このモデルには、ダブルレンズキットとして2つのレンズが付属しています。
標準ズームレンズとしてEF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMと望遠ズームレンズとしてEF55-200mm F4.5-5.6 II USMが用意されています。いずれも手ブレ補正機能などは搭載されていませんが、USMを搭載していて極めてスムーズなフォーカス動作を実現しています。しかし実際に使ってみたらすぐにわかるでしょうが、EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMのフォーカスリングが軽すぎてマニュアルフォーカスには向いていません。それとEF55-200mm F4.5-5.6 II USMがレンズとしてはF4.5-5.6とちょっと暗いのです。この望遠レンズは、200mmとしては極めて軽いのが特徴ですが、それゆえ口径も小さくレンズとしてはやや力不足と言えましょう。
明るい中での撮影なら良いのですが、条件が悪い中での遠距離撮影などには向いていないでしょう。
まあ、これで不満な向きには別のレンズを用意すればいいわけで、文句は言ってはいけません。
実際の画像に関して言えば、EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMに関しては特に問題があるとは思えません。EF55-200mm F4.5-5.6 II USMについて言えばむしろ手ブレの方を気にする必要があるでしょう。手ブレ補正がないのでこれくらいの焦点距離ですと暗いレンズですので手ブレが問題になります。
次に使い勝手の面を検証してみましょう。
このKissXは非常にコンパクトなボディで、女性でも扱いやすいように作られています。グリップの小ささはこれまでも共通している点ですが、手の小さな女性が使うことを考えているのでしょう。KissXでは右手の親指のつけ根が当る部分、CFスロットカバーの後ろのあたりを膨らませ、親指の収まりをよくしているのが改良点です。さらに十字キーの上には滑り止めのゴムが取り付けられているのも改良点です。これらの改良によりホールド性がずいぶん向上したと言えます。まあ、万人向けと言えるでしょう。
今回の見かけ上の最大の相違点である背面の大型液晶モニターですが、表示パネルを廃止して2.5型の液晶モニターを搭載しています。そのためモニター左側のボタンが小さくなっています。
EOS Kiss Digital X 背面
EOS Kiss Digital X 背面
液晶モニターの視野角は160度と、最近増えている170度広視野角タイプに比べると少々視野が狭いのはやはりエントリーモデルということか。もっともKissNに比べると数段見やすいのですが。
モニターに表示される撮影情報は必要なものは表示されていますが、なぜかピクチャースタイルの状態が表示されていません。これを確認するにはSETボタンを押すか、MENUボタンを押さないと確認できません。これはとにかく標準で表示するようにして欲しいところです。それと写真で見てもわかるように白地に黒文字の構成がどんなものか。表示形式はメニューで黒地に白文字の方式と切り替えられるようにして欲しいところ。
次にボタン操作ですが、背面のボタンや十字キーを押すと、画面はそれぞれの選択画面に切り替わるようになっています。「MENU」ボタンで開く従来からのメニューとは異なるデザインの画面となっています。ここから操作できる機能は従来メニューに割り当てられていない機能が分担されています。
例えばISO感度を変更する場合はISOボタンから操作しますが、従来メニューではISO感度は操作できません。ピクチャースタイルはSETボタンでもMENUボタンでも設定できますが、SETボタンからの選択画面では各スタイルの変更のみで、詳細設定はMENUボタンからの従来メニューでさらにJUMPボタンを押さないといけません。また、ホワイトバランスの切り替えはWBボタンからの選択画面で操作できるが、ホワイトバランスの補正はMEMUボタンからの従来メニューから操作するなど、ちっょとちぐはぐではないかと思います。このあたりは統一した方がいいのではないかと。
どうもこのKissXの操作性は簡単な切り替え操作は簡単にできるようになっていますが、プロ向きの詳細設定となると操作がスムースにいかない感じです。しかし元々がエントリーモデルであることから、あまり気にしていないのかもしれません。つまりいつでも誰でも行うような操作は簡単にできるようになっているという設計思想なのでしょう。
背面の液晶パネルとボタン類
背面の液晶パネルとボタン類
もうひとつのKissXの特徴として、オートフォーカスが速いことでしょう。さらにKissXでは、KissNの十字型配置7点測距から、菱形配置の9点測距に変更になっています。自由にフォーカスを合わせられるのに速いのだからこれは有利です。
ただ、KissXのオートフォーカスはピント合わせに失敗することがたまにあり、背景にピントが合ってしまうことも何度かあったりします。早撃ちで的を外しているとも言えますが。
測光方式は35分割TTL測光ですが、「評価測光」(フレーム全体を測光)、「部分測光」(中央部・ファインダー画面の約9%を測光)、「中央部重点平均測光」の3種類の設定が出来ます。なぜかスポット測光は搭載していないのです。とはいうもののよほど極端な逆光でない限り、普通は評価測光にしておけば良いでしょう。
ただ、晴れた空が大きくフレームに入る場合は、大幅にアンダーになる傾向が見られた。このような場合は露出補正であまり暗くならないようにしよう。とにかく条件によっては必要以上にアンダーになることがままあるようなので、露出補正についてはいつも注意が必要です。
画質の点ではどうか。KissXの絵づくりはよくチューニングされていて落ち着いた絵作りといえ、あまり極端な失敗は起こりにくくなっています。KissNでは暗いところでの色合いが現物に比べて変なことがあり、必要以上に赤くなったり青が浮いて見えることもありますが、これにはそれがありません。問題なのはシーンによっては色の乗りがあまりよくないことでしょう。一番気になったのが青いはずの空があまり青く写らず、白っぽく写ることがありました。また黒つぶれが起りやすいのも問題でしょう。このようなケースではコントラストを下げる必要があるでしょう。しかしやはり1000万画素オーバーの威力は高く、解像力の点では高いものを持っています。
シャープネスは高めになっているので必要に応じてこれを下げることも試してください。
ISO感度は通常は100となっていますが、KissXでは800まで上げてもノイズがあまり出ないので、高感度で撮影しても実用に耐えられます。高感度撮影が出来るのであればシャッタースピードも速くできるので手ぶれも起こりにくくなります。

もう一つ絵作りの点で特筆すべき点といえば「ピクチャースタイル」が搭載されていることが挙げられます。「ポートレート」「風景」「ニュートラル」など、被写体に合わせて大幅に絵作りを変更できるようになっています。
通常は、「スタンダード」にしておけばいいのですが、必要に応じて設定を変えると思わぬ効果があるので試してみてください。
菅沼合掌集落 菅沼合掌集落の夜道
菅沼合掌集落 菅沼合掌集落の夜道
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 UUSM
露出時間 4秒
F値 7.1
ISOスピードレート 100
露出プログラム シャッタースピード優先E
露出補正 
フォーカスモード  AIフォーカス
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 UUSM
露出時間 4秒
F値 5.0
ISOスピードレート 100
露出プログラム シャッタースピード優先E
露出補正  0
フォーカスモード  AIフォーカス
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
菅沼合掌集落ライトアップ 菅沼合掌集落
菅沼合掌集落ライトアップ 菅沼合掌集落
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 UUSM
露出時間 4秒
F値 5
ISOスピードレート 100
露出プログラム シャッタースピード優先E
露出補正 
フォーカスモード  AIフォーカス
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 38mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 UUSM
露出時間 4秒
F値 5
ISOスピードレート 100
露出プログラム シャッタースピード優先E
露出補正 
フォーカスモード  AIフォーカス
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
高島城天守 高島城天守と石垣と水堀
高島城天守 高島城天守と石垣と水堀
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/80秒
F値 7.1
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0.67 
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 27mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/100秒
F値 6.3
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0.67 
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 21mm
伏木港万葉埠頭に停泊する日本丸 伏木港万葉埠頭に停泊する日本丸
伏木港万葉埠頭に停泊する日本丸 伏木港万葉埠頭に停泊する日本丸
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/400秒
F値 11
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  1.0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 21mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/400秒
F値 11
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  1.0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
日宮城全景 阿尾城からの景色
日宮城全景 阿尾城からの景色
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/125秒
F値 7.1
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0.67
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/125秒
F値 8
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  1.0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 55mm
金沢城石川門 三方五湖の景色
金沢城石川門 三方五湖の景色
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/160秒
F値 8
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0.33
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/200秒
F値 6
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
富山市内軌道線 セントラム 万葉線 アイトラム
富山市内軌道線 セントラム 万葉線 アイトラム
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/160秒
F値 6.3
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 18mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/200秒
F値 10
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 37mm
富山城天守 帆船海王丸
富山城天守 帆船海王丸
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/125秒
F値 9
ISOスピードレート 100
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 51mm
画像入力機器のメーカー Canon
画像入力機器の機種 Canon EOS Kiss Digital X
使用レンズの機種  EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM
露出時間 1/500秒
F値 16
ISOスピードレート 400
露出プログラム プログラムAE
露出補正  0
フォーカスモード  ワンショット
ホワイトバランス  自動 
レンズの焦点距離 55mm
Canon EOS Kiss Digital X スペック詳細
 型式
形式 ストロボ内蔵、デジタル一眼レフレックスクスAF・AEカメラ
撮像画面サイズ 22.2×14.8mm
使用レンズ キヤノンEFレンズ群(EF-Sレンズを含む)(有効撮影画角は、表記焦点距離の約1.6倍に相当)
レンズマウント キヤノンEFマウント
 撮像素子
形式 高感度・高解像度 単板 CMOSセンサー
画素数 総画素:約1050万画素
カメラ部有効画素:約1010万画素
アスペクト比 横3:縦2
カラーフィルター方式 RGB原色フィルター
ローパスフィルター 固定式、 撮像素子前面に配置
ダスト除去機能 (1) センサークリーニング:自動 (2) ダストデリートデータ付加 (3) センサークリーニング:手動
 液晶モニター
形式 TFT式カラー液晶モニター
画面サイズ 2.5型
画素数 約23万画素
視野率 約100%(対有効画素・視野率)
視野角 上下/左右とも約160°
輝度調整 7段階に調整可能 (画像とグレーチャートを同時表示)
角度調整 不可
保護カバー 別途設定なし
表示言語 15言語(以下から選択)
英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、デンマーク語、フィンランド語、イタリア語、ノルウェー語
スウェーデン語、スペイン語、簡体字中国語、日本語、繁体字中国語、韓国語、ロシア語
 記録形式
記録媒体 CFカード(Type I、II準拠) ※マイクロドライブ、2GB以上のCFカード使用可
記録フォーマット DCF 2.0、Exif2.21に準拠
色空間 sRGB、Adobe RGB
画像番号 通し番号、オートリセット、強制リセット
記録画像形式 JPEG、RAW(12bit、キヤノン独自)
RAW+JPEG同時記録 可能
ファイルサイズ/撮影コマ数
 Large/Fine  約3.8MB (3888×2592 約1010万画素)
 Large/Normal  約2.0MB (3888×2592 約1010万画素)
 Middle/Fine  約2.3 MB (2816×1880 約530万画素)
 Middle/Normal  約 1.2 MB (2816×1880 約530万画素)
 Small/Fine  約1.3 MB (1936×1288 約250万画素)
 Small/Normal  約 0.7 MB (1936×1288 約250万画素)
 RAW+Large/Fine -
 RAW  約 9.8 MB (3888×2592 約1010万画素)
ファイルサイズは、被写体条件、撮影モード、ISO感度 、ピクチャースタイルなどにより異なる
モノクロ撮影時の画像サイズは、カラー撮影時よりも小さいため、撮影可能枚数は多くなる
ピクチャースタイル スタンダード/ポートレート/風景/ニュートラル/忠実設定/モノクロ/ユーザー設定(1〜3まで登録が可能)
(1) 簡単撮影ゾーン:自動設定
  ポートレートモード時:[ポートレート]に自動設定
  風景モード時:[風景]に自動設定
  上記以外の撮影モードでは[スタンダード]に自動設定
(2) 応用撮影ゾーン:任意選択・設定が可能
インターフェース USB端子(Hi-Speed USB):パソコン通信/ダイレクトプリント用、
ビデオ出力端子(NTSC/PAL選択可能)
 オートフォーカス
方式 TTL二次結像位相差検出方式
測距点 9点測距(中央部:縦横線検出の十字測距 1縦線検出 F2.8 対応センサー
      2横線検出F5.6対応2ラインセンサー 3縦線検出F5.6対応センサー)
残り8点は、縦、または横線検出F5.6対応センサー
測距輝度範囲 EV-0.5〜18(常温 ISO 100相当 当社試験基準による)
AFフレーム選択 自動選択、任意選択
AFフレーム選択表示 ファインダー内スーパーインポーズと液晶モニターによる
フォーカスモード ワンショットAF、AIサーボAF、AIフォーカスAF、手動(MF)
AF補助光 内蔵ストロボ間欠発光方式  有効距離:中央部 約4m、周辺部 約3.5m
 ホワイトバランス
オートホワイトバランス 撮像素子 を用いたオートホワイトバランス
種類 オート、太陽光、 日陰、くもり、 白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル
色温度補正 ホワイトバランス補正:1段ステップ土9段 
※ブルー/アンバー方向、マゼンダ/グリーン方向に補正可能
ホワイトバランスブラケティング:1段ステップ土3段 
※ブルー/アンバー方向、マゼンダ/グリーン方向に補正可能
色温度情報通信 対応
 ファインダー
形式 ペンタダハミラー使用、アイレベル式 一眼レフレックスタイプ
標準視度 −1dpt(アイポイント21mm)
視度調整範囲 −3.0〜+1.0dpt
視野率 上下/左右とも95%
フォーカシングスクリーン 固定式、プレシジョンマット
アイポイント 21mm
倍率 0.8倍(−1dpt、50mmレンズ・無限遠)
ファインダー情報 AF情報(AFフレーム、合焦マーク)
露出情報(シャッター速度、絞り数値、マニュアル露出、AEロック、露出レベル 表示、AEB撮影中、露出警告)
ストロボ情報(充電完了、赤目緩和設定、赤目緩和ランプ点灯、ハイスピードシンクロ、FEロック、調光補正)
連続撮影可能枚数情報、CFカード情報
ミラー クイックリターン式全面ハーフミラー(透過:反射=40:60、ミラー切れ:EF600mm F4までなし)
ファインダー像消失時間 約170ms(Tv=1/60秒以上)
被写界深度確認 絞り込みボタンにより可能 (応用撮影ゾーンのみ)
 露出制御
測光方式 35分割TTL開放測光
(1)評価測光(すべてのAFフレームに対応)
(2)部分測光(中央部:ファインダー画面中央の約9%)
(3)中央部重点平均測光
露出制御方式 (1) プログラムAE
(全自動・ポートレート・風景・クローズアップ・スポーツ・夜景ポートレート・ストロボ発光禁止・プログラム)
(2) シャッター優先AE
(3) 絞り優先AE
(4) 自動深度優先AE
(5) マニュアル露出
(6) E-TTLII 自動調光
測光範囲 EV1〜20(常湿、EF50mm F1.4 USM使用・ISO100相当)
ISO感度 簡単撮影ゾーン:自動設定(ISO100-400相当)※任意設定不可
応用撮影ゾーン:100、200、400、800、1600相当
露出補正 手動:1/3、1/2段ステップ土2段(AEB併用可能)
AEB: 1/3、1/2段ステップ土2段
AEロック 自動:ワンショットAF・評価測光時、合焦と同時にAEロック
手動:AEロックボタン押しによる(すべての測光方式で可能)
多重露出 不可
 シャッター
形式 電子制御式、フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度 1/4000〜30秒 (1/3、1/2段ステップ)、バルブ、X=1/200秒
レリーズ方式 ソフトタッチ電磁レリーズ
セルフタイマー 10秒後撮影 (C.Fn-7-1設定時は2秒タイマーに変更可能)
リモコン リモートスイッチRS-60E3
リモートコントローラーRC-5/RC-1対応
 ドライブ関係
ドライブモード (1)1コマ撮影、(2)連続撮影、(3)セルフタイマー/リモコン
連続撮影速度 最高約3コマ/秒
連続撮影可能枚数 JPEG(Large/Fine) : 約27枚
RAW : 約10枚
RAW+JPEG(Large/Fine) : 約8枚
※キヤノン試験基準512MB CFカード使用時
※被写体条件、ISO感度、ピクチャースタイルなどにより異なる
 内蔵ストロボ
形式 リトラクタブル式、オートポップアップストロボ
調光方式 E-TTLII自動調光
ガイドナンバー 13(ISO100・m)
充電時間 約3秒
充電完了表示 ファインダー内ストロボ充電完了マーク点灯
照射角 レンズ表記焦点距離17mm相当に対応(135サイズ換算:約27mm)
FEロック 可能
ストロボ調光補正 1/3、1/2段ステップ土2段
 外部ストロボ
EOS専用ストロボ スピードライトEXシリーズ対応(E-TTLII自動調光)
画面サイズ対応ズーム 対応
 撮影画像再生・消去機能
再生画像表示形式 (1)1コマ表示
(2)1コマ表示(info)
(3)9コマインデックス表示
(4)拡大(約1.5倍〜約10倍)
(5)オートプレイ
(6)画像回転(カメラ・PC)
(7)ジャンプ(10枚/100枚/日付)
表示条件 DCF形式で保存された記録画像
情報表示機能 (1)撮影設定情報表示(カメラInfo)
(2)画像情報表示(再生Info)
ハイライト表示 撮影情報表示のとき、ハイライト部分を点滅表示
ヒストグラム表示 (1)輝度 (2)RGB
プロテクト 1枚単位でプロテクト、解除
消去 (1)1コマ消去、(2)全画像消去(プロテクトをかけた画像を除く)
 ダイレクトプリント機能
対応プリンター PictBridge、CPダイレクト、Bubble Jetダイレクト対応プリンター
プリント対応画像 JPEG画像(DPOF指定画像のプリントも可能)
簡単プリント機能 あり(イージーダイレクトボタン)
 印刷指定機能
DPOF バージョン1.1準拠
 ダイレクト画像転送機能
転送対応画像 JPEG、RAW画像 *パソコン画面の背景として転送する場合はJPEG画像のみ
 カスタマイズ機能
カスタム機能 11種29項目
 電源関係
使用電池 バッテリーパック NB-2LH、1個使用
 ※ACアダプターキットACK-DC20使用により、AC駆動可能
 ※バッテリーグリップBG-E3装着時、バッテリーパック NB-2LH 2個、単3形電池6本でも使用可能
撮影可能枚数
バッテリー数 バッテリーパックNB-2LHを
1個使用時
バッテリーグリップBG-E3に
NB-2LHを2個使用時
気温 常温(23℃) 低温(0℃) 常温(23℃) 低温(0℃)
ストロボ撮影なし 約500枚 約370枚 約1000枚 約740枚
ストロボ50%使用 約360枚 約280枚 約720枚 約560枚
※フル充電のバッテリーパック使用時 
※CIPA(カメラ映像機器工業会)の試験基準による
起動時間 約0.2秒
バッテリーチェック 電源スイッチONで自動チェック、液晶モニターのバッテリーチェックマーク4段階表示
節電機能 あり、設定時間(30秒/1/2/4/8/15分 切 から選択)経過で電源OFF
バックアップ電池 ボタン型リチウム電池CR2016タイプ1個使用 (メニュー機能の内容を保持/電池寿命約5年)
 大きさ・質量
大きさ 126.5(幅)×94.2(高さ)×65(奥行)mm
質量 約510g(本体のみ)
 動作環境
使用可能温度 0℃〜+40℃
使用可能湿度 85%以下